Sense of AI メモ
昨日の討論会のメモ(懇親会含めて)
http://peatix.com/event/96480/view
◆ゲームのリアル
=現実的ではない。
=「写実的な画面=リアル」ではない。
=その世界に人間が参加している感がリアル
=人の目は能動的に何かを探したり、見つめたりすることで、世界のビジョンを獲得する
=リアルな画面は、それを最初から与えてしまうので、積極的な視覚が参加する余地がない
=リアルな画像は結果として得られるはずの画像を最初から与えてしまっている、という矛盾がある。
=もう一つは作用する方。たくさんのものが描かれているのに、触れない。動かせない。インタラクションできない=違和感
◆生きているデータ、デッドデータ
=一つの画面の中でユーザーがインタラクションできるデータと、
インタラクションできないデータの割合
=それが低いなると、動かせないデータばかりでフラストレーション
=ファミコンの頃はこの比率が高い=生きているデータが多い
=アフォーダンスが大きい
=現実感がある。
◆801人目の知能
=日本は八百万の神。
=日本人にとってAIリアルなものでない。
=AIは801人目の知能
◆ビックデータ 無意識
=人間は無意識でこそ膨大な情報を処理している
=それは人間の無意識はビックデータ処理
=ビックデータ処理とは情報社会の無意識
◆開かれた環境でない限り知能ではない
=機能的AIのソフトウェアはなぜ知能そのものではない。
=それは閉じられたプログラムとデータ
=偶然性がない。外と遮断されている
=ジョン・ケージが音楽でやったような、開かれたソフトウェア
=外部からの情報の流れが増すほどに、その匿名性は高まるだろう
◆記号とそうでないものの融合がなされていない
=人工知能の二つの流れ。シンボリズムと、数値的な動力学
=意識モデルの場合は、下から突き上げられる流れを記号で抑圧する
=抑圧出来ない(=不安)
=この二つの流れが融合していない現状
=これからの課題。
=糸口はあるか?
◆リアリティとは何か?
=現実感ではない。
=リアリティとは環世界を閉じられること
=世界から受け取る入力と、そこから活動として出す出力が輪をなすこと
=作用と感覚
=かつてファミコンにリアリティがあったのは、その小さな輪の完成度が高かったから。
=ゲームが大きくなるとその輪が閉じにくくなる。完成度が低くなる
=画面はリアルでも、体験としてのリアリティはそうではない
=リアル、環世界=リアリティ、没入感
=環世界を作る=没入感
=一つのサーキット
=映画はいい。周りから遮断されるから。
=家でTVでリアル=周囲のリアルと区別がつきにくい。
=ビビットな8原色は現実とはまるで違う=区別がつく
◆不気味の谷
=3つの谷。グラフィック、モーション、AI。
=画像に混ぜ合わせる。良く知った画像8に2を加工
=猿の注視時間が長くなる