知能に対する5つの学問。

知能に対して、

哲学があり、
心理学があり、
精神医学があり、
行動科学があり、
人工知能がある。

それぞれは同じものを違う場所から見ている。

このうち、人工知能のアプローチは構成的であるということである。
つまり、実際にソフトウェア空間を利用して作ってみる、ということである。

数学においても、ある対象を概念によって記述するか、
実際に構成して定義する、という二つの手法がある。

人工知能は構成し、哲学は記述する。

精神医学は実践の学であるから、
医者が患者に対する対話空間が基本となっている。
医学が実践として何を捉え、どう療法できるか、
その関係性において捉えられている。

心理学は科学であり、主に計測を用いて、入力と出力から、
知能の性質を知ろうとする。これは観察の科学である。

最後に行動科学はより大きなスケールで、知能の振る舞いを観察する。
それは主に社会的な関係性の視点に根ざした科学である。

このような錯綜した人文科学は、将来より包括的な視点で整理されるだろう。

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