行動と省察。

行動とは、世界に自分を放ち、世界と自分を融合させることである。

省察とは、世界に溶け込んだ自分を、引き戻すことである。

行動と省察は、吸う息と吐く息であり、

世界を生きる呼吸であり、生きることそのものである。

息を吐くことは、世界に自分を放つことであり、

息を吸うことは、世界から自分を引き戻すことであり、

生活のリズムの中で、自分を力強く世界に放ち、

夕暮れとともに、自分を内面へ引き戻し、夜の中で自分の形を整える。

およそ、この地上に生きるものは皆、地球が誕生して以来、

そうやって時を刻んで来たのだ。

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