ダンス、ダンス、ダンス。
周りで犬が飛ぶと、赤ちゃんは飛ぼうとする。
誰かが踊ると、子供は真似ようとする。
脳はきっと、世界とダンスしようとしている。
世界と一緒に踊ろうとしているのだ。
だけど脳は不器用なので、遅れるし、見様見真似だし、
その不器用な踊りが、僕たちが認識と呼ぶものだ。
一緒に手を取り合って踊ろうとすることが行動だ。
ダンスはいつだって、どこ文明にもあった。
ダンスは認識であり、ダンスは行動である。
それは世界の混沌の渦と共にあり、
身を入れて世界と共に踊ろうとする
根源たる欲求があるのだ。