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編み物パターン作成🚩第一通過地点
自粛がもたらしてくれたもののもう一つが、寄り道、曲がり道、振り出しに戻りながらもじりじりと進めていたパターンが、競歩並みの進み具合で一気にゴールまで近づけたことです。現在はテスターさんにテストしてもらっていて、2週間後にはリリースできそうです。
tsuzumi(鼓)と名付けたこのパターン、最初の落書きデッサンが去年の8月だということを思い返せば、
ヒーフーミーヨー...おおぉぉ完成までに10か月かかっています。
パターンの着想のきっかけは様々だと思います。例えば、
★欲しいもの、作りたいものなどがある。願望の実現
★構造や編み進め方、模様などアイデアがある。実験の実現
具体化していくなかで両方の実現をうまくブレンドしていく。この工程がパターン作成の第一通過点であり、楽しい作業です。
鼓のスタートは「後身頃下部にスリットが控えめに入った夏物タンクが作りたい」でした。その願望に実験が加わり、試作品、修正、変更、変更後の試作品、修正、変更、その繰り返しを続け、最終形態で残ったのは後ろのスリットだけでした。しかもそのスリットも首下から始まる大胆で大きく重なるものになり、最初の着想の頃とは全く別物になっていました。