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今、最高にワクワクする場所
先日、友人が読んでいた経営学の専門書をおすすめされ、急いで買いにいった。
私は小さい頃から活字を読むことが苦手だ。
だから、今まで本を買うという行動をしたことがほとんどない。
そんな人間が久しぶりに書店に行った。
大学内にある書店ということもあり、専門分野の書籍が多い。
経営学の本が欲しかったのでそのコーナーに向かった。
目的の本棚を見つけ、正対した。
パッと本棚を見た瞬間にいろいろなタイトルが目に飛び込んでくる。
もっと言うと、隣の本棚まで一目で見えるので両脇にあった経済学や法律学の本のタイトルまで目に飛び込んできた。
コロナ渦でオンラインの作業が多くなり、13インチの画面と四六時中向き合っていたせいか、人間の視野というのは案外広いということを忘れかけていたようだ。
何にも興味がないと思っていた自分だが、1時間ほど書店をうろついていた。
気づけば13冊の本を抱えていた。
大学から家が近いわけではないので、アマゾンで買えばいいのにと思うほどの量だ。
だが、衝動は抑えられなかった。
何にも興味がないと思っていた
こういうことがしたい!と言えるものがない私は、今、自分は何にも興味がないのだと思っていた。というより、自分が何に興味があるのか、「自分」という人間がわからなかった。
ところが、買った本を並べてみると、実に面白い。
ジャンルはバラバラ。
小説はなかったものの、目的だった経営学の本はもちろん、心理学、倫理、コミュニケーション、環境、サスティナブル、とあらゆるジャンルの学者の本だった。
なんだ、自分こんなに興味があるんじゃん!
そう思った。
優秀な検索機能とレコメンド機能をもつAmazonの画面を見ていては、できなかった体験だろう。
高校生まではほとんど行かなかった図書館や書店だったが、最近は近くを通ると必ず立ち寄る。そこにいるとすごくワクワクするのだ。アタマの細胞がすごく刺激されている感覚がする。
8月は未知なる自分に出会えるかもしれない。