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Designship2024に参戦✨ ~Day1後編~

Designship2024に参戦してもう2週間以上経ったのに全然記事がまとまりきっていませんが殴り書き程度なのでお手柔らかに。

ぜひDay1 前編も公開しているので読んでいただいて感想などお待ちしております。
SNSもちょくちょく発信しているのでそちらもフォローしていただけると幸いです。クリエイターの方とまだまだ繋がりを持ちたい次第です。

それにしても寒くなってきましたね…皆さまも体調にはお気をつけてくださいませ。


偶然はデザイン可能か

株式会社CONCENTの西能まりあさんが登壇していただきましたがプレゼンの制限時間が10分しかないのに資料を読むだけでも10分は裕に超えてしまいます笑

偶然は糸(意図)の塊

偶然は思いがけない出来事。デザインは意図して行うこと。相反する意義が両立することができるのか。とてもふわっとした問いですが具体例を述べながら力説されている姿がとても印象的でした。

プレゼンでは全カットされたコンビニの例がとてもわかりやすく、普段起こる”偶然”というのは意識的な行為が遭遇する状況だと感じました。
登壇中に挙がった資料などはご本人様のnoteでも掲載、解説されているのでぜひ読んでみてください!

私は今回のスピーチを聞いてガリガリくんこそ”偶然”をデザインしている例に近いのではないかと思いました。

ガリガリくん、あなたはデザイナーだ

コンビニやスーパーでは必ず陳列されている商品、ガリガリくん。
お客さんの”アイスを食べ終えるまでストーリー”に赤城乳業さんを目をつけたと思います。

皆さんご存知の通り、ガリガリくんにはアタリが印字された棒があります。
お客さんは当たり棒のアイスがあると聞くとアイスを選ぶ行動にも変化が起きます。パッケージに当たりを示す印や商品番号が記載されているのではないか、少し軽い方が当たりなのではとさまざま推測をしながら心躍らせてアイスを買う。
さらにパッケージを開けてアイスを取り出してもアタリかハズレかまだわからず、食べ終えるまで当たりがわからない、どこまでも焦らしてくるアイスずっちぃな〜(山本高広風w)

つまり何が言いたいかというと
お客さんの”アイスを買う”に対して、製造会社が"アイスにアタリを忍び込ませる"という意図した行為そのものをデザインされている。
と言いたかったです。無意識的な行為に動機づけをした赤城乳業さん、実に画期的な商品だと思います✨

私たちが生きている社会は意図(糸)が多すぎる

今回のDesignship2024のテーマでもある「広がりすぎたデザインを接続する」ようにデザインという多くの営みが行われている今こそデザイナーの魅せどころだと思います!AIに負けてたまるかと抗う気持ちで奮闘します笑

日米でのデザイン会社を同時に経営して分かった、日本のデザイナーが世界で活躍する方法

サンフランシスコと日本を拠点に活動されているbtraxのBrandon K. Hillさんに日米のデザイナーの違いと良し悪し、今後日本に必要だと感じるマインドセットについてお話しいただきました。
2日間のDesignshipの中でたくさん笑ったスピーチだったと思います。それぐらい魅力的な内容だったし、何気なくサラッと言ったことが実は核心をついていたりすることもありました。ブランドンさんが作成したプレゼン資料も面白いし、話している内容をメモして顔の表情なども観察してなどしてかなり忙しい公演だったな…

(ブランドンさんの自己紹介スピーチを書き出すとキリがないので割愛させていただきます)

日本の平均年収

はじめに日本のUXデザイナーの平均年収をまとめたグラフが表示されましたが頭の片隅に置いておいてくれと(スライド切り替わるの早すぎて撮影を撮り逃しました…)。

日本人のいいところ

日本人のいいところをいくつか挙げられました。

  • 勤勉

  • 海外の人よりも流行に敏感

  • アウトプットのクオリティが高い

日本で働いていたら上記のことは実感しないのですが、世界的に見るとやはり日本の技術力や姿勢などは高く評価されていると日本人として誇りに感じました。

日本人の弱点

ここでは悪いという捉え方というより世界水準でみると劣っているという点で述べたいと思います。

  • プレゼンテーション能力が乏しい

プレゼン能力が高くないことは百も承知。海外の人たちは協議(ディスカッション)をしながら物事を進めていく文化に対して日本人は譲り合いや思いやりの精神からお互いの意見が対立することを避けたりする傾向があります。そのため主張する機会も減り結果的にプレゼン能力が低くなるということが起きるのだと思います。
ブランドンさんもおっしゃる通り「量が質をいう」、このことに尽きますね…

  • ターゲットユーザが限定的すぎる

アプリの国内シェア率と世界シェア率

コミュニケーションツールとしてお馴染みの「LINE」。国内では80%近く普及しているそうです。他のSNSアプリよりもはるかに多い国内シェア率を占めている一方、世界規模でみるとたったの2%(230M)!100人に2人しか利用されていないアプリなんです。
何が言いたいかというと国内ユーザしか獲得できていないけど海外の人たちを取りこぼしていないか?とブランドンさん。

これからの日本人クリエイターに必要なこと

同じシェア率の5%でも日本のマーケットを対象とした5%と世界のマーケットを対象とした5%には圧倒的な数が違う。

海外へのプロモーション不足もあるかもしれないが、前提としてターゲットとなる利用者が国内か世界によってビジネス戦略はまったく違うとのこと。
せっかくの日本人デザイナーなら日本以外の国もターゲットに入れてみては背中を押してくれるような演説でした。

今自分が見ている世界がいかに狭いとひしひしと伝わってきました。もっと世界にも視野を広げないと…

すごい抽象的な感想で私もまだうまくまとられていませんがまた見返した時に解釈の解像度を上げてから更新したいと思います。

次回のDay2 前編でお会いしましょう。

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