お母さん、あなたの娘は専業主婦ですよ
先日私の母が、平日の昼間に家に会いに来てくれた。
2歳の子供がイヤイヤ期真っ只中で、今は外で会うにも時間の約束ができないため、
家に来てもらうことにした。
母が買ってきてくれたランチを食べながら、母が話し出したのは
仕事をしながら子育てをする母親の大変さ。
最近のお母さんは大変だよね、と。
働きつつ、育児もしないといけない、と。
でも私は今、専業主婦なんですよ、お母さん。
そしてそんな私でも2歳のイヤイヤの子供と日中2人きりの子育てもまあまあ大変ですよ。
専業主婦も経験していたお母さん、目の前の娘が悩んでいますよ・・・。
何かそれについて、アドバイスなどありませんか???
私はそんな話がしたかった。
今、こんなことが大変で、私たちを育てている時はどうだった?
たとえそれが現在の子育てには役立たなかったとしても、
母親の子育ての話を聞きたかった。
そして仕事と育児の両立の話を続ける母に、私は言った。
つい寄り添ってほしい、なんて思ってしまった。
「それはさ、育児はやっている部分もあるけど、育児をある部分諦めて、捨てていることでもあると思う。だって、日中こんなふうに大変なことをやらないわけだよ。
仕事が大変なのはそれはそうだと思う。でも、子供をじっくり育てるってこともまた、
大変だと感じるよ。」
そんな意見を聞いても尚、母はやはり働く母親の味方のような言い方で
言葉を返してきた。
わかったよ。もう、私はただ母親の話を聞いていた。
それから数日、私の心はもやっとしていて、働いていないことへの罪悪感のような
ものを感じていたけど、毎日のこのイヤイヤ期の大変さにじっくりとことん向き合える今を大切にしていこうと思った。
自信を持って、お母さんをやろう。
たくさんの楽しい時間を共有して、お母さんの笑顔をたくさん見せるんだ!と
思えれば、また明日も可愛い子供との生活に全力で向き合える。
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