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49、英国プレミア・リーグ・サッカー、アースナルの1ファンが怒る。クリスタル・パレス戦に、富安とラムズデールは、先発出来るだろうか、の巻。

49、クリスタル・パレス戦に、富安とラムズデールは、先発出来るだろうか、の巻。

アストン・ヴィラ戦は、1:0の試合結果でも、危なげなく(終了間際には冷やっとしたが)勝利したガナーズ。未だにコーナー・キックからの失点がない。去年までは考えられなかった事である。

£50mで、DFのホワイトを取った時は、Home grown(ホーム・グローン、自国人)というプレミアムが付いて高すぎると、1ファンは思ったが、今では適正価格だったと考え直している。今後も活躍して、私に、<ホワイトは掘り出し物だった>と言わせて欲しいものだ。

富安は既に、蚤の市で買った掘り出し物がダイヤモンドだったような活躍を見せている。ただの石の表面を見て、中のダイヤモンドを見通したスカウトは偉い。

ラムズデールにも同じことが言える。何度も下部リーグに降格したチームのゴールキーパーに£30mもの金額を出してまで取った経営陣とアーテッタのヴィジョンには感動さえ覚える。
もちろん、最初は<ボールを持つと危険な匂いがプンプン>のレノのバック・アップとして、予定していたと思うので、今季の大活躍は、嬉しい誤算である。英国チームの正ゴール・キーパーになる日も近い。
今期プレミア・リーグの、移籍選手の中では、他チームのファンの意見を含めても、彼はNo. 1 の価値があった選手と言われている。当然である。

安価での、ウーデゴール獲得も忘れてはならない。
LSBタヴァレス、CMFロコンガ等も<言わんをがな>だろう。出番は少ないが、若くて伸び代のある選手達である。
今季ほど、8月のトランスファー市場での、アースナル経営陣の仕事に満足したことはない。

それにしても、自分のチームを構成するにあたっての、アーテッタの知識と視野の広さには驚く。Man Cのゴーディオーラ監督のアシスタントをしていたことが、無駄になっていない。今月のベスト・マネージャーに選ばれたのも当然の結果である。
オバメヤンのようなスター選手でも、自分とチームの方針に合わなければ切り捨てることが出来る監督は、あまり多くはいない。(オバメヤンのバルセロナでの大活躍は予想外だった。おめでとう、チャンピオンズ・リーグで会いましょう)

その上、私が密かに、<サッカー界のトランプ>と名付けているモリーニョ監督のように、自分を主役にしない。
公の記者会見で、選手を批判しないところも私は好きだ。

批判はドレッシング・ルームでやればいいのにと、モリーニョの記者会見を見ながら、何時も思っていた。
負けたのは選手のせいで、自分は悪くないと、公に言うところも、米国の誰かに似ている。
だから、いつも一部の選手と折り合いが悪くなり、チームが負けてきて、3年毎にクビになることの繰り返しになる。
自分はチームの主役ではない、という自覚があれば、とても素晴らしい監督なのに惜しい。過去の栄光を自慢し過ぎでしょう、と言いたい。

アーテッタを褒めていたら、モリーニョを貶す文章に変わってしまった。失礼。軌道を戻す。

今日のクリスタル・パレス戦、次のブライトン戦とサザンプトン戦は、何とか勝って9ポイントを獲得しておきたい。
その後には、チェルシー(A)、Man U(H)、ウエスト・ハム(A)と3連戦が控えているので、プレッシャーを少しでも和らげて、これらの試合に望みたいからである。

さて、怪我の富安、ラムズデールと流行り病に罹ったサカが万全の体調で、今日の試合に出られるか、期待しておこう。

元アースナルのヒーローだったヴィエラが監督になってからのクリスタル・パレスは、俄然良くなっているので侮れない。

【3月31日】プレミア・リーグが来季から選手交代を5人に増やす決定をした。選手の怪我を防ぐためにということだが、90分過ぎに勝っているチームが、要らない時間稼ぎの為に何人も交代させるのだけは止めてくれる様にと願っています。

【4月3日】トッテナムが大勝し、プレッシャーをかけてきた。消化試合は少ないが、残り試合には厳しい対戦相手がガナーズの方に続く。下位のチームにはキッチリ勝っておきたい。

試合開始。
4-2-3-1 フォーメーション。


ラムズデールは先発に戻ってきたが、富安はまだベンチ外である。
ティアニーの膝の故障がまた出てきた。代わりの快足タヴァレスは私のお気に入りだが、クロスの精度をもっと上げてくれると1ファンは嬉しい。

前半戦。

パレスが、自軍ファンとトッテナム・ファンの応援を背に、勢い良く試合を進める。ザハとギャラハーには気をつけなくてはいけない。

ラコゼからのクイック・アタックのボールには、スミス・ロウのファースト・タッチがうまくいかなかった。

ギャラハーにタヴァレスが苦戦している。

【16分】1:0 パレス。嗚呼!❢ 

ザハの得たフリーキックをギャラハーが蹴り、ヘディングでやられてしまった。トッテナム・ファンが歓喜で飛び上がり叫んでいるのが見える。素早く同点弾が欲しい。今年のパレスに先制点を与えるとマズイ。先に点を取った試合で、彼らには負けが無い。

【24分】2:0 パレス。嗚呼!❢²

ガナーズは、全然試合に入っていけない。勢いは100%パレスにある。ショック。どのようにしたら、この勢いの転換が出来るのか。
ガナーズが、自業自得でパレスをリバプール・チームのように見せている。
ハーフタイム迄に一点でも返しておかないと、大敗する予感がする。今日は、1ファンの予想が当たらないことを願うが、パレス相手に3点を取るのは途轍もなく厳しい。

ハーフタイム。

今日のガナーズは精神的にも身体的にもコチコチに固まっている。こういう時に、まとめるのがキャプテンの役目なので、ラコゼに若い選手達への叱咤の声を掛けてほしい。
<ホットヘッド>のジャカが、フラストレーションであのカード(赤色)を貰わないかと心配だ。

後半戦。

タヴァレスに替えて、マーティネリ。ジャカがLSBへ移動か。こうなると、ペペが病気で欠場なのが悔やまれる。

少しずつガナーズが落ち着いてきた。攻撃的にもなった。早く得点を入れて、パレス選手達を神経質にし、ミスを誘発させてほしいと願っている。
1ファンは、チームの意気を上げるために、マーティネリの独走ソロ・ゴールが見たい。

サカとスミス・ロウは、今日、<春休み>をピッチ内で取っているのか??英国は日本ではないのだ、今休暇を取ってはいけない。

60分を過ぎて、やっとチャンスがきたが、スミス・ロウのシュートはキーパーにセーブされる。

Go Arsenal!! 誰がヒーローになれるのか??

アーテッタは、攻めてきた。セドリックに替えて、エンケティア出場。2点ビハインドだから当然の采配だろう。この作戦が当たることを祈る。とにかく、早く一点欲しい。

【67分】大きなチャンスをウーデゴールが決められない。敵ながら、ハリー・ケインを擁するトッテナムが羨ましいと思う1ファンがここにいる。

【74分】3:0 ペナルティ。パレス。嗚呼!❢³

ザハがキッチリ決める。

ジャカが、いつものカードを貰う。

スミス・ロウのシュートもグレイト・セーブで防がれる。

エンケティアのロングシュートはゴールポストに嫌われる。

こういう日は、何事も上手く運ばない。

そして、パレスの時間潰しが始まる。

試合終了。3:0。クリスタル・パレスの勝利。

3ポイントを失ったばかりか、トッテナムとの得失点差が大きく開いた。今日はアースナルは自ら、自らにプレッシャーをかけ、酷い試合をしてしまった。

薄いスカッドの為に、ローテーションが出来ないので怪我人が出る。キッチリ治っていないのに試合に出さざるを得ない。で、また怪我が再発するという、<メビウスの輪>から抜けられない。

攻撃的に、アースナルにとって<富安ロス>が、こんなにも大きいとは思わなかった。早く、サカとの右サイドからのアタックを見たい。
タヴァレスは、ポテンシャルはあるが、自分のプレーをもっと向上させなければ、ティアニーの代わりは、まだまだ出来ない。

<人間には忘却の能力がある>と、どなたかが、おっしゃっておられた。その通りだと思う。
今日の敗戦は忘れて、次のブライトン戦に意識を集中させよう。
と、ポジティブに考えたいが、ガナーズは、この試合の反省会だけは忘れないで欲しいと願う1ファンである。
他チームから、また<プレッシャーに弱い、いつもの腑抜けのアースナル>と、言われるのは辛い。

ではまた。

追伸: サッカーとは全然関係のない、個人的な<徒然草々、ただの英国生活道中記>も書いています。#1〜アルバムに追加中。

追伸②: <英国.... 1ファンが怒る。>は、無料アルバムで1〜をお読みいただけます。

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