31、英国プレミア・リーグ・サッカー、アースナルの1ファンが怒る。番外編。主力選手への休暇になったリーグ・カップ、サンダーランド戦、の巻。
31、主力選手への休暇になったリーグ・カップ、サンダーランド戦、の巻。
今日は、リーグ1(上から3番目のリーグ)のサンダーランド戦である。トップ4争いに一息つき、主力選手達(特に富安)を休ませ、若手選手に経験を積ませる、絶好のチャンスだ。
このリーグ・カップ戦では、アースナルの歴代監督が、若手のチーム構成で臨むのは恒例のことなので、アーテッタも、殆ど若手だけのチームを出してくるだろう。
富安は筋肉系の怪我らしいので、癖にならないようにシッカリ治して出てきて欲しい。今日の試合は、サブのベンチにも100%の確率で座っていないだろうと、確信している。
11人を総替えしているかどうかも見どころである。もし、多くのファースト・チームのメンバーが出場していたら、アーテッタが本気で、1つでもいいからと、トロフィーを狙っているという事だろう。ミッキーマウス・カップと呼ばれるほど、ファンからは、あまり大切の大会とは考えられていないが、トロフィー獲得には違いない。
アースナルも3人の選手がコロナに感染してしまった。(ロコンガ、マリ、チェン アース)残念。早期回復を祈る。
リーズ戦の先発から9人が変わる。ホワイト、ウーデゴール、スミス・ロウのセンターの要としてスタートする。
期待の若手FW、バログンのゴールを見てみたい。久しぶりにぺぺも先発する。
GKレノ、DF, SB セドリック、タヴァレス、ホワイト、ホールディング、MFイルネニー、FWウーデゴール、スミス・ロウ、ペペ、ボログン、CFエンケティア。9人替えても、このメンンバーが組めるとは嬉しい驚きだ。サブには、富安を除いたレギュラーの選手達が控えている。
4-1-4-1フォーメーション。
試合開始。
英国北部のサンダーランドからのファンは、バスで5000人くらいやって来ているというが、<🎶行きは良い良い、帰りはコロナ🎶>にならないように祈っている。
タヴァレスのクロスが相手DFに当たり、もう少しで自殺点をもらえるところだったが、惜しくもクロスバーに当たりはね返る。
1:0 アースナル。
コーナーからホールディングをキーパーにセーブされた後のボールを、エンケティアが決める。彼は、Poacher(ポーチャー、ゴールの近場にいて枠内に押しこめる人)としては抜群に良い。
サンダーランドは守るばかりではなく攻撃的にプレーしているので、ガナーズはすぐに、追加点を入れられるだろう。
思っていた通りになった。
2:0
ぺぺとセドリックのワンツーで、ぺぺがリーグの試合に出られない鬱憤を晴らすゴールを決めた。
2:1
綺麗なカウンター・アタックのゴールを決められ、相手を調子付かせてしまった。勢いがすっかり変わってきた。あと5分ほどのハーフ・タイム迄に同点にされるのは避けたい。
セカンド・ハーフ。
ボログンは何処にかくれているの??ここでチャンスをものにしないと、シニア・チーム先発への道は長い。
3:1
私の文句が聞こえたかのように、ボログンはタヴァレスとワンツーをし、後者が出したクロスをエンケティアがキッチリ決める。
ボログンはフラストレーションがたまり、イエローカードを貰う。10人になるリスクを避けるため、ジャカと交代させられる。
4:1
エンケティアがハット・トリック。
ぺぺ得意のクネクネ・ドリブルから出したボールをゴールする。
彼は、契約更改しないと言っているので、来夏には契約金無しで他チームが買える。いつものアースナル経営陣の選手契約更改時の失敗だ。惜しい。彼に、ラコゼのようなリンクアップ・プレイが加われば、とても良い選手になると思うのだが。
試合終了まで後20分ほどのところで、マーティネリとガブリエルがホワイトとウーデゴールの代わりで出てくる。好調な二人の試合感覚を無くさせない為と、後者の二人を休ませる、一石二鳥の作戦だ。
5:1
スミス・ロウに替わって出て来た18才のパティノが、エキストラ・タイムに、プロ入り初のゴールを決める。10分そこそこの与えられたチャンスをものに出来るという、試合度胸も備わっている。この選手もアカデミーから上がって来た。メディアが派手に彼を取り上げて潰さないようにと願う私だ。アースナルの未来は明るい。
試合終了。
相手がリーグ1のサンダーランドとはいえ、素晴らしい勝利でセミファイナルへ進む。
アーテッタも全員を満足させることは難しいだろうが、このまま好調を維持するように、選手たちを束ねなければいけない。
それが、文字通りManager(マネージャー。manageする人、監督)の仕事なのだから。
ではまた。
追伸: サッカーとは全然関係のない、個人的な<徒然草々、ただの英国生活道中記>も書いています。