43、英国プレミア・リーグ・サッカー、アースナルの1ファンが怒る。10人で貴重な勝利をもぎ取ったアースナル、ホームでブレントフォードを返り討ち出来るか、の巻。
43、10人で貴重な勝利をもぎ取ったアースナル、ホームでブレントフォードを返り討ち出来るか、の巻。
【先ずは、42の巻で書いたことの訂正から。終了間際82分頃のゴールライン前のクリアランスはホワイトではなく、ホールディングがしたものでした。私の見間違い、お許しください。ホールディングの利き足は右足】
さて、今日の試合について、マーティネリが出場禁止なので、その位置に誰が入ってくるだろうか??
ぺぺかスミス・ロウかの、どちらかだと思うが、利き足のことを考えると、彼の体調が戻っていればスミス・ロウが妥当なところか??
富安が回復して先発出来るかどうかも、重要な問題である。
彼がRSBに入っていないと、サカを活かせない。富安が居ると、サカはクロスを上げるだけでなく、安心して、中へカット・インからのシュートも狙える選択肢が出来る。富安の守備が安定しているので、サカが開けたスペースを守っていられるからだ。足の速さでも、並みのFWには負けてない。
右サイドの、この2人はアースナルにとって欠かせない存在になってきた。
サカがサイドに留まれば、富安が中へ入って行き、攻撃に加わることも出来る。そろそろ、彼も初ゴールを決めても良い時期であろう。
【13日】ウルブズがトッテナムに圧勝。Man Uも昨日、サザンプトンに引き分けと、アースナルの試合が無い間に、トップ4へのライバル・チームが自ら、星を落としてくれた。ウェスト・ハムも引き分けてくれた。
この好機を逃してはならない。ブレントフォード相手に2連敗するとは思えないが、今年のプレミア・リーグは、トップ2のチームを除くと、Dog-eat-dog(喰うか喰われるかの容赦無い世界) になっている。
残りの試合はワールドカップのグループ・マッチ後のトーナメントのように、<負ければ終り>と気合を入れて戦ってほしい。
選手も分かっているはずなので、勝ちたい気持ちを抑えて、冷静にプレーしてレッドカードだけは貰わないように願いたい。10人になると、アーテッタも采配の振るい様が無くなる。
【16日】合同屋外練習風景の写真に富安は写っていない。まだ治療中なので、スタッフと一対一の別メニューでトレーニングしている。土曜日に間に合うかどうかは微妙なところだ。治療がうまくいけば、ベンチには入れるのではないかと、私は思う。
【18日】英国に、何十年振りという大嵐がやってきて、一部の地域では、Red Warning(一番の警告、人命にも関わるかもしれない) が出た。明日は、Amber Warning(2番目) の次のYellow Warning(3番目)だが、日本の幾つかある野球場の様に、アースナルの球場はドームではないので、明日の試合開催が危ぶまれる。試合数の遅れを取り戻したいので、何とか試合をしてほしいが、ボールが予期しない動きをし、予測できない試合展開になるかもしれない。
試合開始。
4-3-3 フォーメーション。
レッドカードで出られないマーティネリの代わりに予想通り、スミス・ロウが先発。ウーデゴールは2列目でプレイメイクをする。富安はベンチから。
試合開始早々に、コーナーを得るが、ガブリエルのヘッダーは、キーパーに阻まれる。惜しい。
ブレントフォードも早いカウンター・アタックをしてくるので気をつけなくてはいけない。
ペナルティ・アピール拒否される。個人的には、ペナルティだと思う。その後のラコゼのゴールはオフサイド。
アースナルは、勢いを保っているが、決め手(足?)がない。
こういう時は、気を抜くと一気のカウンター・アタックで呆気なく相手にゴールされることが多いので、集中力を切らさないことを願う。
コーナー・キックは何回もあるが、何も起こらない。ヘディングの出来るフォワードが居ない。ファンにフラストレーションが溜まっていく。相手が素晴らしい守備をしている訳ではない。何とかハーフタイム前に先取点が欲しい。
ラコゼは、シュートの精度以外は全部好きだが、いつになったらゴール出来るのか。待っているが長すぎる。
相手選手のハンドボールが、ペナルティにならない。さっぱり、ルールを理解できない。解説者も各々違うことを言う。
何度も、ペナルティ・アピールするが、今日のガナーズは今のところ、ラッキーではない。
ハーフタイム。
Final Third(ファイナル・サード、攻撃エリア)からゴールまでが、マラソンのように感じる。なんとか、ウセイン・ボルトみたいに速く、とは言わないが、キッチリ早くシンプルにゴールを決めて欲しい。
<嗚呼!❢>という言葉は書きたくない。ポゼッションが80%あっても、ボールがネット内に入らない限りは、意味がないのである。
野球でいえば、毎回、満塁になるのに決定打が出ない状況。ポテン ヒットでも、相手エラーでも良いから先取点が欲しいと言うところだろうか。
マーティネリの不在が大きい。
後半戦。
48分。1:0 アースナル。
スミス・ロウのソロ・ゴール。
後半開始早々に、ファンの不安とフラストレーションを消してくれてありがとう。見事に落ち着いて決めた見事なゴール。ラコゼのパスも良かった。あとは、自分のゴールが欠けているだけである。彼のゴールでガナーズが2点目を入れてくれることを、私は祈っている。
この後、追加点が入らなければ、ガナーズは今から試合終了までは、集中、集中、集中力を切らさないように。
スミス・ロウのゴールを除くと、ファースト・ハーフと同じ展開でフラストレーションが溜まる。放ったショットの1/5でもネット内に入っていれば、大勝の試合である。このあたりが、アースナルがMan C やリバプールに劣っているところだ。
スミス・ロウが、グーナーから盛大な拍手で送られてぺぺと交代。
ぺぺのショットがグレイト・セーブで阻まれる。惜しい。
79分。ゴール。2:0 アールナル。サカ。
見事なカウンター・アタック。ラコゼは、自分がゴールを決められないところを、他のところで頑張ってチームに貢献してくれる。サカも自分から始まったカウンター・アタックをキッチリ決めてくれた。1ファンは誇りに思う。
試合終了まで、あと10分のところでの、いい時間に追加点。ブレントフォードが勢いをつけてきた時だったので、この追加点はPriceless(プライスレス、超価値あり) 安心して試合を見ていられる。
2:1。アースナル。
VAR のせいで、シーズン終了後に問題になるかもしれない得失点差の貴重な一点を失ったが、勝利したので良しとしよう。
若手三羽烏(サカ、スミス・ロウ、マーティネリ)はアースナルの宝なので、早期々々の契約更新を経営陣に望む。
次のウルブズ戦も、この勢いを継続出来るのを期待している。
今日、富安の出る必要が無かったこともプラスである。
ではまた。
追伸: サッカーとは全然関係のない、個人的な<徒然草々、ただの英国生活道中記>も書いています。