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番外編-21、英国プレミア・リーグ・サッカー、アースナルの1ファンが怒る。

訂正:下記の文章内に、今後のアースナルの日程について、誤りがあったので訂正致します。
今週末の試合は、ウルブズ戦で、次週火曜日(4月23日)が、ロンドン・ダービーのチェルシー戦です。申し訳ありませんでした。

【4月14日】また、エミリのアストン・ヴィラにやられてしまった。
エミリは可愛い名前だけど、この監督は勝負強く、アースナルにとっては、何時も都合の悪い時に試合があり、負けてしまうので、全く可愛げが無い。
この日も、先にリバプールが敗戦後、ナーバスになっていたガナーズは、エミリのポケットに入れられた。
現在のMan Cのように、トロフィーを得るのが普通になっているチームは、精神的に強い。
反して、アースナルには、前回優勝した時に居た選手は皆無なので、シーズン終了間際になると、失速してしまう。
今季は今日の敗戦を引きずらないで、なんとか頑張って欲しいものだ、と1ファンは切望しているのだが。
くれぐれも読み違えしないでいただきたいが、<切望>である。<絶望>ではない。

テニスに例えると、グランド・スラムを初めて制覇するのは難しい、というのと同じである。
常勝のビッグ・スリー(ナダル、フェデラー、ジョコヴィッチ)が、彼等自身の調子が悪くても、相手が<自分が勝てると思った瞬間>から自滅してくれるので、最終的には勝ってしまうのだ。
昨季のアースナルは、正にそういう状況だった。
負の連鎖を断ち切り、1度優勝出来ると、テニスの場合、その選手は、あと何回かスンナリ勝てたりする。
今年が、ガナーズにとって、その年になると願っている。
Man C だって、ポイントを落とすかもしれないし、<シーズン終了までは諦めないで、 ガナーズ! ❢>と、ハッパを掛けたい1ファンである。今日の敗戦は忘れて、気分転換でミュンヘン旅行を楽しもう。

【4月17日】バイエルン・ミュンヘン戦。

久し振りに、富安がLSBで先発。
最近の試合で、いつも仲間を危険に晒しているのが明白なジンチェンコを外したのは、良い選択だと1ファンは思う。キヴィオールより先に富安が先発に選ばれたのは、バイエルンの快速選手サネ対策だろう。
そしてグーナー全員の希望だが、<ケインよ、今晩は静かにしていておくれ! ❢> と、付け加えておきたい。
前試合後、期待を込めて予測した3:1でアースナル勝利、というのが1ファン今の希望である。

試合開始。

【〜15分】ここまで、両チームともナーバスになっていて、クリア・チャンスを作れないでいたが、富安がサネに裏を取られて危ないところだった。

【20分】ノイヤーは、歳を重ねてもノイヤーだ。狭いところでのパス回しから、マーティネリがシュートを打つが、いつの間にかそこにノイヤーは居る。軽くボールを収めた。

【22~分】やばかった。ホワイトのつま先とラヤの指先がアースナルを救った。その後のコーナー・キックは難なく防ぐが、バイエルが勢い付いて来た。
今なお、0:0なのが不思議なくらいである。

【30~分】バイエル陣内に攻め込みはするが、最後のパスが通らない。

【31分】マーティネリのシュートは、ノイヤーの正面へ。軽く捌かれた。

【38分】ウーデガールが脛を蹴られた痛みにも耐え、プレーを続ける。その後、倒れるがフリーキックは貰えず。マーティネリがフリー・キックを得るが、彼のシュートはノイヤーが防ぐ。

【~45分】ガナーズの攻めが、左サイドが大きく空いているにも関わらず、右サイドのサカ依存で相手は守り易いようである。

ハーフタイム。
0:0。

バイエルンの方が、プレーにバラエティーがある。ガナーズの攻めにはテンポと意外性が、今のところ無い。後半戦では、ガナーズがプレーに抑揚をつけ、攻めを決め切ることに1ファンは期待していよう。

後半戦。

【47分】再開後、ガナーズは集中力欠如で気が抜け、ロング・クロスからの<<ヘディングされたが、ゴール・ポストに助けられた。

【48分】富安のコンタクトが取れ、一時中断。また怪我かと思い心配した。

【~55分】ジョージーニョはここまで、アースナルのベスト・プレーヤーだと思っていた。
が、ボールを取られてヤバい場面を作り、慌てたガブリエルがミス・キックで、要らないコーナーキックを与えてしまう。何事も起こらず良かった。

【62分】嗚呼! ❢ ゴール。1:0。バイエルン。
サネのクロスをラヤが確信のない防ぎ方をしたので、折り返しで来たクロスに走り込んできた相手選手に見事なドライビング・ヘッダーを決められてしまった。
ラヤのナーバスな気持ちが、ヒシヒシと1ファンに伝わってくる。他のガナーズが狼狽しているのも見える。
試合の流れが完璧に変わった。バイエルンが激流し始めた。

【67分】ジェズス、トロサード投入。

【73分】幾つかのコーナー・キックも実らず。

【77分】良い場所でフリー・キックを得るが、どのガナーズもボールに届かず。

【79分】ジェズスが、裏を取りフリーのシュートを放つが大きくゴール枠を外す。こういう時に、キッチリ決められるケインのような、本当のNo 9がアースナルには必要だと、1ファンと他のグーナーも思うのである。

【85分】エンケティアが富安に替わり登場する。もう後は攻め続けるしかない。

【87分】ウーデガールのシュートを明らかにノイヤーが弾いてピッチ外に出したのに、レフリーがそれを見逃した。百戦錬磨のノイヤーは自己申告などしないのである。
VARがコーナーキックの判断を下すべきではなかったか?? 
せっかく得たガナーズの勢いを削いでしまった。

【~90+分】End to end game (お互い交替にカウンター・アタックで攻め続ける展開)で、両チームにチャンスがある。
最後の最後に、良い所でフリーキックを得たアースナルだが、焦ってプレーし過ぎで、コーナーキックにはなったが、得点は出来なかった。
何故、WhyWhywhy?? 何故、最後に、あんな良い場所からのフリーキックだったのに、サカ/ウーデガールがじっくり時間をかけて、直接的にゴールを狙わなかったのか悔まれる。

試合終了。
1:0。バイエルン・ミュンヘン勝利。

残念だが、ガナーズは力不足であった。
しかしながら、クォーター・ファイナルまで、10何年か振りに勝ち残ったことは、褒めてあげたい。
気持ちを切り替えて、土曜日のロンドン・ダービー、チェルシー戦を勝ちにいこう。
がっかりして落ち込んでいる暇は無いのだ。

付け加えて、書いておきたいことがある。
アースナルが敗退した今は、バイエルンに優勝してほしい、と思っている。
天敵ながら、ハリー・ケインを1ファンは嫌いではないので、彼に念願のトロフィーを取らせてあげたい。

ではまた。
アースナルK(クリエーター名)

他にもマガジンがあります。一気読みできます。
追伸: サッカーとは全然関係のない、個人的な<徒然草々、ただの英国生活道中記>も書いています。

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