38、英国プレミア・リーグ・サッカー、アースナルの1ファンが怒る。リバプール戦に勝利して、ウェンブリーへ駒を進めさせることが出来るか、の巻。
38、リバプール戦に勝利して、ウェンブリーへ駒を進めさせることが出来るか、の巻。
前回は、リバプールのアウェイ戦で、<ホット・ヘッド>のジャカの所為で10人に成りながらも、0:0の引き分けに持ち込むという快挙を成し遂げたヒーロー達が、 エミレーツに戻ってくる。
アンフィールドでは、試合後にマーティネリがピッチで倒れ込んだり、選手は体力の限界まで頑張った。この何年かのアースナル・チームには見られなかったことである。
トッテナム戦が延期になり、一週間の休養が出来たので、富安やスミス・ロウ、ウーデゴールは先発できるだろうか。
オバメヤンが、コロナ感染と心臓の異常で、アフリカン・カップで1試合も出ることなく、英国に戻された。彼は、去年マラリアを罹患して以来、ピッチ内、外と、どちらも不運にさらされている。今や、Mentally not fit (精神的に壊れている)の状態なので、試合出場を検討するどころではなく、アーテッタは心理カウンセラーを紹介してあげる方が良いと思う。取り敢えずは、心身の状態を元に戻すのが先決である。
だが、アースナルでの未来が今後、薔薇色になることはないだろう。同情はするが、彼の戻るべき居場所はチーム内にはもう無い。
オジルの様に、試合に出られなくても、高給契約を全うするのではなく、潔くプライドを持って移籍を考えて欲しいと、1ファンは思う。
プロの現役サッカー選手は、試合に出て<なんぼ>なのである。どちらにせよ、私は、彼には1ファンとして感謝しているので、何処か他で明るい未来が待っていることを祈っている。
(今日19日、サウジアラビアのチームから、買い取りオプション付きローンのオファーがあったらしい。考慮中)
アフリカン・カップで、ガーナが敗戦し、パーテーが戻って来る。しかし20日のリバプール戦には、体力的に間に合わないかもしれない。<ホット・ヘッド>のジャカの所為で薄くなったMFエリアは、何とか若手選手がカバーして行くより他はないだろう。
アーテッタの今日のインタビューを、勝手に解釈すると、ウーデゴールやスミス・ロウ、富安はまだ復帰には早過ぎると言っていたが、ブラフをかけているのかもしれない。
リバプールは、サラ、マネのコンビが、まだアフリカから戻れないので、それはガナーズに有利に働く。
先日のブレントフォード戦でゴールした南野は、エミレーツ球場では大人しくしていてもらいたい。
セミファイナルは、同点の場合は30分の延長戦があり、それでも決着が付かない時には、ペナルティ・シュート・アウトで決まる。両チームとも避けたい状況なので、お互い、より攻撃的なプレイをするだろう、と予想している。
勝ちたいがために、守りきるという試合は、リバプールにもアースナルにも向いていないので、攻めていく愉しい試合を見せてくれる事を願っている私である。
試合は、予定通り開催されそうだ。
試合開始。
4-1-4-1 フォーメーション。
思った通り、アーテッタのマインド・ゲームだった。富安とスミス・ロウ、ウーデゴールとサカと共に先発する。パーテーを除いては、ほとんど最強メンバーで構成されている。アースナルが、トロフィー獲得に本気であるのが良く分かる。
リバプールも出来る限りの強力メンバーを出してきたので、面白い試合になるだろう。12人目の選手グーナー達が活発になる為に、ガナーズは先制点を奪うことが重要である。
レノは、スカッドにも入っていない。水面下で何か移籍話があるのか??
開始早々、相手の若手キーパーへ、サカがプレッシャーをかける。
7分。
ラコゼのフリーキックが、キーパーの指先セーブでゴール・バーに嫌われる。惜しい。
相手のボールがゴール内へ。オフサイドで良かった。
ガナーズ、プレイに集中して気を抜かないように。リバプールのリズムにさせるといけない。
1:0 リバプール。19分。
嗚呼!❢ 相手を調子づかせてしまった。富安は、怪我の後、まだ本調子ではないかもしれない。鉄壁ラムズデールも位置取りでミステイクをしてしまった。
何とか、前半戦で同点にしておかないと、後半戦では、グーナー達は、時間が過ぎるのが早く感じるだろう。
ガナーズの勢いがなくなってきた。ラコゼは今日、何処に居る。スミス・ロウは何処に居るのか。前者はフラストレーションで、イエローカードを貰ってしまった。嫌な予感がする。
ハーフタイム。
期待していた試合展開と大幅に異なる。ガナーズに覚醒するよう望む。勝ちたい気持ちが先走っているのではないか? サカ一人では勝てない。
後半戦。
先ずは、早い時間帯で同点にすることだが、ラコゼが今日は休日のようだ。ロコンガの良いパスを大きく外す。
相手の若手選手のキック・ミスで2:0に成るのを免れる。リズムと勢いがリバプールにいっている。富安もイエローカード収集。2枚目は貰わないように。
アーテッタは、そろそろ選手交代をするべき時間であるが、サブのベンチは若手だらけで、エンケティアしか攻撃的シニア選手が居ない。
時間の進むのが早く感じる。前回の試合とは全く違う。
カウンター・アタックするものも、ゴールに繋がらない。やはり、怪我や病気の後は、元に戻るのに暫く時間が掛かる。今日が、あの3人には早く来過ぎた。
74分。無名の人々だったスミス・ロウとラコゼに代わって、エンケティアとパーテーが登場。後者はアフリカから戻って来たばかりでお疲れであろうが、大丈夫なのか??
2:0。リバプール。
嗚呼!❢嗚呼!❢ VAR ゴール。がっかり。
昨日のトッテナムのように、5分の内に2点入れてくれると嬉しいが、期待薄である。
エンケティアとマーティネリのゴールを見たい。
相手は守りに入った。崩すのは困難である。今日のガナーズは、名前だけならベスト・メンバーだが、身体的には、みんな怪我や病気あがりで50%くらいの状態である。
時間は刻々と過ぎて行く。
その上、パーテーがたった15分の間に2枚のイエローカードで、退場。なんという馬鹿なことを、ジャカやパーテーの様なシニア選手がやってくれるのか。嗚呼!❢
アースナルには、プレミア・リーグでトップのレッドカードではなく、もっと誇れる記録を残してもらえないだろうか。
試合終了。
2:0。リバプールの勝利。
ウェンブリーまでの、後一歩が届かなかった。前回の10人で守り切ったあの試合は何の為だったのか。今日の失望感は半端ない。
FA カップも既に敗退している。これからシーズン終了迄は、何とか皆んなが健康でいて、トップ4に入るために全力で頑張るしかない。
期待しているからね、ガナーズ。
しかし、ヴェンガー監督後期から始まった、Merseyside(マージーサイド、英国中部西海岸の辺り)のエバートンを除いた3チームに対しての苦手意識を、いつになったら払拭してくれるのか。相手の調子が悪くても負けてしまう。困ったものだ、と嘆く私である。
ではまた。
追伸: サッカーとは全然関係のない、個人的な<徒然草々、ただの英国生活道中記>も書いています。