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番外編-14、英国プレミア・リーグ・サッカー、アースナルの1ファンが怒る。プレッシャー・ポイントになると、いつも山津波のように崩れるガナーズ、の巻。

プレッシャー・ポイントになると、いつも山津波のように崩れるガナーズ、の巻。

年末年始に、よもやの3連敗(FA Cupリバプール戦含み)。
何かが、おかしい。
攻撃の歯車が噛み合わず、ゴール枠にボールを入れられない。
NO. 9ポジションのFWが居ないと言うのは簡単だが、それだけが原因では無いだろう。
アースナルは昨年末まで、ゴールを分散してそれぞれの選手達が決めていたのだから。

先の巻(番外編13)に書いた問題が、今現在も続いていると思うのだが、もう一つ付け加えたい。
それは、<アーテッタの考え過ぎ>だと、最近の酷い試合を見ながら、1ファンは確信した。
彼の頭の中で考えがグルグル回り、彼自身も疑心暗鬼になっているのではないか?、と思う。だから、現在のベスト・イレブンを決められないでいる。
L-FWはマーティネリなのか、トロサードなのか? C-FWは、ジェズスかハーヴァート、エンケティアなのか?  ライスとコンビを組むMFはだれなのか? 疑問符だらけである。
その自分でも確信出来ない指示が、ガナーズに伝わる訳がないだろう。
幸運なことに、今(13日)は国際試合の週であり、アースナルの試合は1月20日(土)まで無い。アーテッタも選手達も、問題を解決すべく頭をクリアーにして練習を重ね、次のクリスタル・パレスには必勝する必要がある。
アーテッタとガナーズには、全てのグーナーに与えた精神的苦痛への解毒剤として、パレス戦には好試合をして快勝する義務があるのだ。

いつも、勝ち進んでいる時でさえ、その内にプレッシャーに負けて落ちていく、と言われるアースナルである。
既に沈んでしまった今は、もう終わったと非難されている。
しかしながら、この状況を乗り切ってこそ、チャンピオンになれるのだ。
今季のガナーズを甘く見てはいけない。
Who knows what happens next. 
(次に起こることは、誰も知らない)のである。
今季のプレミア・リーグが始まる前に、<アストン・ヴィラが今の位置に鎮座している>と予測した人は多くは居ないだろう。
今は、トップ4、トップ6だからと、簡単には言えないと1ファンは思う。
もう、<昔の名前で出ています>では勝てない。下位チームが、昔のように<勝てるかもしれないと思った時から、自ら崩れてしまう>ことは期待できないのだから。
なので、どの試合にも、選手達はピークの状態で臨まないと、どんなチームにも負ける可能性があるということだ。
それは、リバプール然り、Man C 然り、である。
アースナルにあった3連敗が、彼らに起こらないとは誰も断定できない。
上記した両チームに、アースナルと同様のことが今後の試合で起こってくれることが、グーナーである1ファンの最も期待するところである。

COYG(Come On You Gunners) 、
(しっかりやれよ、ガナーズ)。
クリスタル・パレス戦には、必勝を願いたい。

【1月14日】昔からの天敵、Man Uが、トッテナムと引き分けてくれたので、アースナルは得失点差で辛うじて4位を保った。
アストン・ヴィラもエバートンと引き分けて、2ポイント落してくれたので、21日のクリスタル・パレス戦に勝てば、アースナルは3位に浮上する。先にも書いたが、必勝はガナーズの全てのグーナーへの義務である。

【1月20日】クリスタル・パレス戦、試合開始。

【10分】ゴール!❢ 1:0。アースナル。ガブリエル。
トロサードの良い走りから得たコーナーキックを、ガブリエルが誰よりも高く飛び、素晴らしいヘディングで決める。
3連敗後で、ナーバスになっていたガナーズとグーナーの神経を、早めに和らげる最高のゴールであった。
【~30分】試合展開は、アースナルがポゼッションを独占し、ガナーズのヤル気が見える。
しかし、まだ、たったの1点を入れただけなのだ。このまま集中力をキープして、パレスのカウンター・アタックに気をつけよう。

サリバが珍しいミステイクで、バック・パスして引き起こした、ミニ・パニックからの相手のシュートをラヤが防ぐ。

ウーデガールは、ゴール前でボールを持ち過ぎだと思う。一瞬間、パスが遅れる。パスを忘れて自分がシュートする選択も身につけて欲しい。ここがデ・ブロイネの域に達してないところで、改善の余地がある。

【36分】ゴール!❢  2:0。ガブリエル。
又もやセット・ピースからの得点。昨季迄は、あまりアースナルになかった展開である。前は、コーナー・キックを得ても、あまり嬉しくなかった1ファンだが、今季は期待しかない。

ハーフタイム。

今のところ、まったく1ファンには不満がない。ラヤも反射的セーブで、相手の同点弾を防いだ。ラムズデールは、現在の自分の立場について考えどころではあるが、最悪でもシーズン終了までは残って居て貰いたい。

後半戦

【59分】ゴール!❢ 3:0。アースナル。トロサード。
ラヤが苦手だったボール・キャッチから、ジェズスに素早いパスを出し、彼がボールを運び、中央で並走してきたトロサードへクロスを送る。
彼は焦らず、ディフェンダーを交わしゴールした。オフサイドだったかも、なので、アースナルはラッキーだった。
今日の試合でのラヤの出来は、今までで一番良いかもしれない。
ラムズデールの出番が、どんどん遠のいていく。出られないと、自らをアーテッタにアピールできない。
彼にとっては最悪の<メビウスの輪>状況である。

【68分】そろそろ、スミス・ロウを試す時間帯かと期待していたら、マーティネリと共に出てきた。アーテッタと1ファンの考えが一致して嬉しい。
何とか、自信回復のゴールを決めてくれないか、と思う。彼が本調子に戻ることは、今後のアースナルにとって、とても重要な問題なのである。

【72分】ライスが休養を与えられる。ジョージーニョと交替。

【94分】ゴール!❢ 4:0。アースナル。マーティネリ。
相手が攻めてこざる得ないので、勝っているチームには、よくある90分過ぎのカウンター・ゴール。

【96分】ゴール!❢ 5:0。アースナル。マーティネリ。
上記と同様なことが起こった。
左サイドから走り込んだマーティネリが、先のと殆ど同じ、カーボン・コピーのようなゴールを決めた。

試合終了。

納得の勝利だが、ゴール前で、決定的にゴールを決められるストライカーは、やっぱり欲しいと、1ファンは思う。もしオシムヘンとか居たら、この試合結果が、ひょっとしたら7:0で終了していたかもしれない。
ジェズスはセカンド・ストライカーである、という1ファンの確信は変わっていない。

ではまた。
アースナルK(クリエーター名)

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