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番外編-16、英国プレミア・リーグ・サッカー、アースナルの1ファンが怒る。②何も起こら無かった1月の移籍事情、の巻。

1月の移籍事情②

Financial Fair Play(ファイナンシャル フェア プレー、売買のバランスで<買い>が大きく上回ってはならないルールを守ること)というものが、サーカー界にある。
1ファンは、ルール・ブックを読んだ訳ではないので、正確に金銭面で、幾ら幾らのバランスかは分からない。
当然のことながら、現在Man Cもこのルールに引っかかっているらしく、いつ決定が下されて、ペナルティ・ポイントを取られるかわからない。
小さいチームには、このお金関係のルールが、すぐに適用されて、10ポイントとか天引きされ、下部リーグに落ちていくことも多々ある。
が、Man Cの件は、(裏でアラブ・マネーが暗躍しているのか?)、昨季から延々と続いている。今シーズン中には終わらないだろう、と1ファンは確信している。
だから、アースナルは、実力だけでプレミア・リーグ制覇を成し遂げなくてはいけない、という事である。

アースナルは昨夏、3人の補強に£200m以上使ったので、何人かの選手達を売らないといけない。
この、売らないと買えない、という負のループを断ち切る為、1月中にエンケティア、パーテーとかある程度の額で売れる選手や、ローンに出ている快速タヴァレスとかで<買>の部分を満たそうと試みている(1ファンの想像)、が、上手くいっていないようだ。

【1月29日】<15の巻>で書いたボローニャのオランダ人、FWジョシュア・ザークツィーであるが、£34 と安価ではあるが、1つ問題が出てきた。
バイエルン・ミュンヘンが、ボローニャに彼が売却した時に、<Buy back clause(バイ バック クローズ、バイエルンが彼を買い戻せる項目)が入っているらしい。
もし彼が、アースナルや他チームで育って、活躍した場合に、いくらかの金額を払えば買い戻せるとかいう契約になっているのだろう。買うのにはリスクが大きい。

1ファンお気に入りのオシムヘンは、ナポリと再契約したらしい。そして今、経営陣は、シーズン終了後に彼を放出する、というニュースをメディアに流している。
ビジネスとして、素晴らしい戦略だ。孫子もどっかで拍手しているだろう。
契約中なので、買い手より有利な交渉が出来る。
他チーム同士の競り合いで、高額移籍金の獲得を目指す作戦である。が、引き際(売る時期)を間違えると何処にも売れないということにもなりかねない。怪我を覚悟の<両刃の刃>である。
買い手が、どのくらいオシムヘンを欲しているかによって変わってくる。

【1月29日】ジャビが責任を取り今季で辞める、絶不調のバルセロナがアーテッタを欲しがっている、というニュースが出た。
Hands off! Barcelona. (手を引け!❢)
もし、アーテッタが、今季プレミア・リーグを制覇したら、<考えてやっても良い>と1ファンは思うが、今現在、アーテッタとアースナルを揺することは止めてほしい。
火のない所に、無理やり煙を立てようとしている。
クロップにすれば良いでしょう。
ローマを、いつも通り3年で首になったモーリーニョも居る。(99%なし)

【1月30日】ノッティンガム・フォレスト戦。

【~45分+】ガナーズは、ゴール前で複雑なパスをし過ぎ。
下位チームは、守って守ってカウンター・アタックを狙うので、もっとダイレクトに攻められないものか?
なかなかフォレストの堅守を切り裂けない。
ジンチェンコがプレーを遅らせ、いつものようにウーデガールがゴール前で、ショート・パスし過ぎている。
グーナーのフラストレーションが溜まってくる。

ハーフタイム。

ドレッシング・ルームで、アーテッタの発破は爆発していることだろう。
ここまでのところ、<ヤッパリ、きっちりゴールを決められるストライカーが必要>というグーナー達の考えを覆す試合を、していない。

後半戦。

【65分】ゴール。ジェズス。1:0。アースナル。
ヤット来た。ゴールが。
ジンチェンコのスローインを受けたジェズスが、不可能とも思われる角度から、右足の外側で打ったシュートが、キーパーの股の間を抜けてゴールネットを揺らした。
半分は相手キーパーのミスだが、彼の技術も素晴らしかった。

【72分】ゴール。サカ。2:0。アースナル。
相手のパスミスの後、カウンター・アタックからジェズスのアシストでサカが決めた。
これも半分は、相手キーパー、ターナーのミステイクである。良いキーパーであれば防がれていただろう、と1ファンは思う。
今日は、ラッキー・アースナルの日だ。

【88分】ゴール。ファレスト。2:1。アースナル。
集中力の切れたガナーズが、要らないゴールを与えてしまい、自ら苦境を作ってしまった。

試合終了。2:1。アースナル。

ポゼッション保持のわりには、辛勝になったが、勝ちは勝ち。良しとする。
次はホームでのリバプール戦。今年最初の天王山戦で、Six-pointer(シックス・ポインター、勝つと3ポイントが6ポイントの価値になること)である。
Go Arsenal!❢

追伸:
【2月1日】移籍契約の最終日。
珍しく、何も起こらない日であった。
1ファンは今、ほぼ不可能なことを夢見る。
夢の実現は難しいから夢と言うのだが、
来る夏に移籍金無しで、バッペが欲しい。

ではまた。
アースナルK(クリエーター名)

マガジンと、他にもマガジンがあります。一気読みできます。
追伸: サッカーとは全然関係のない、個人的な<徒然草々、ただの英国生活道中記>も書いています。

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