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番外編-15、英国プレミア・リーグ・サッカー、アースナルの1ファンが怒る。1月の移籍事情の考察、の巻。

2024年1月のアースナル移籍事情の考察。

1ファンは、いつもナポリのオシムヘンを欲しいと願っていたが、最近噂に出たRBライプツッヒのベンジャミン・セスコをYouTubeで見てみた。とても良かった。
ストライカーになってからのCR7とハーランドを足して2で割ったような選手で、オシムヘンのように、まだ値が釣り上がっていないのが良い。
194cm と長身で、まだ20歳のストライカーである。
Buy-out-clause (バイ アウト クローズ、相手が売らざるを得ない移籍額)もまだ£45m 辺りだと思うので、将来を見越して投資するのもいいと1ファンは思う。
そして、彼が移籍後すぐに即戦力となったら、それはそれでアースナルの儲け物として嬉しいサプライズになるだろう。もちろん、チェルシーも狙っている。

現在のアースナルNo. 10、1ファンも期待していたスミス・ロウが岐路に立っている。
子供の時から、Arsenal through through(スルー スルー、アースナル一筋)の彼である。
ガナーズで居たい、が、レギュラーで試合にも先発したいという思いで、今は、<清水寺の舞台から下を見ている>状況であろうと、推測している。ラムズデールと同じである。
彼らに何が起こったのか? 映画の<何がジェーンに起こったか?>のような、理不尽なイジメではないだろうが、<薮の中>の出来事なのでグーナーは理解に苦しむ。

いつもの、(分かる人には分かる)、逸れた話を続ける。
あの映画での、べティ・デイビスの怪演は凄かった。怪女が怪演した、とも言える。
キム・カーンズが唄った<べティ・デイビスの瞳>という歌まである。ロッド・スチュアートもカバーしている。
<薮の中>も、黒澤明が映画<羅生門>の題材にしていて、子供だった1ファンの思考の形成に、一役かった芥川龍之介の小説である。
映画と本のことは、オタクに近い1ファンの戯れ言で、サッカーと関係のないのに、このコラムに度々入ってくるが、ご容赦願いたい。いつも読み飛ばして先へ進んで下さい。

話を戻す。
スミス・ロウについては、前にアーテッタが、<彼は食事療法をしている>と言っていたので、元々、遺伝的な問題を抱えているのかもしれない。1ファンが見ていても、スタミナのある選手とは思えない。
ガナーズを諦めないで、ハーヴァートと競争し、背番号だけでなくプレーも、10番の選手として成長してもらいたい。
ラムズデールに関しては、アースナルが1月には売らない、と1ファンは予想している。

ボローニャのオランダ人、FWジョシュア・ザークツィーという選手の名も上がっている。
まだ22歳である。身長も193cmと高いので、今のアースナルには向いている。
彼はあまりヘディングでのゴールは無さそうだが、上記のベンジャミン・セスコと同様に、彼も高身長ながら、足元の技術に優れているという、今時のモダンFWである。
彼が、ボローニャというチームがセリアAで、上位に居る理由だろう、と思う。
値段は、今のところ安価の£35mということだ。
バイエルン・ミュンヘンに居た時は、当然の事ながら、ルドワンスキーの陰で燻っていた。
ローンで幾つかのチームに出され、2022年にボローニャに移籍後、華麗な花に実が付いた。
膝の靭帯を傷めた過去があるが、完治しているようなので大丈夫だろう。
Man U も狙っているというが、同じようなFWを今季高額で取ったばかりなので、本気だとは思えない。

ブレントフォードは、イヴァン・トーニーに£100mの値を付け、吹っ掛けている。アースナルの事情につけ込み、ぼったくりも甚だしい。勘弁してよって!❢
彼も本当はガナーズに成りたい、というのが本心だと思うのだが、ブレントフォード経営陣は、ビジネスだけを考えているようだ。
選手は、チームの駒なので、契約中は経営陣の差す手に握られて、どこに振られるか分からない。
だから、何処かに移籍したいと考えている選手は、なかなか再契約に応じず、自分を移籍させざるを得ない状況ににしようと試みる。反して、経営陣は、早めに契約延長し、売る時に、より高い値を付けようとする。
個人事業主と大企業との戦いである。
前者がバッペのような選手だと、今ある契約を全うし、<自分は行きたいチームに行く>というスタンスを保てるので、経営陣は大慌てになる。移籍金ゼロで、彼のような天才選手を失いたくないからである。
そして、売り手、買い手と選手の三つ巴のビジネス交渉が起こる。
商売の世界には<世の中は平等>などはないので、将棋やチェスのような緻密な凌ぎ合いがある。
我がアースナル経営陣は、エドーがダイレクターに就任するまでは、交渉が下手で有名だった。 選手に翻弄され、移籍金ゼロでよそのチームに取られることが多かったが、今は強気の交渉が出来るようになった。
選手の立場でかんがえると、1ファンとして、喜んで良いのか、悪いのかはわからない。

もう一つの噂の、ベンゼマ獲得には反対である。
既に、アラブのリーグで、老齢年金を受けている彼は要らない。短絡な近視的なヴィジョンで考えないで、これからが成長期の若手FWに、アースナルがお金をかけてくれることを願っている。
彼は、半年間は活躍して今季のアースナルを助けてくれるかもしれないが、£50mとも言われている移籍金で取るのは止めてほしい。

ではまた。
アースナルK(クリエーター名)

マガジンと、他にもマガジンがあります。一気読みできます。
追伸: サッカーとは全然関係のない、個人的な<徒然草々、ただの英国生活道中記>も書いています。


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