48、英国プレミア・リーグ・サッカー、アースナルの1ファンが怒る。絶対に負けられないアストン・ヴィラ戦、気持ちを新たに立ち向かえるか、ガナーズ、の巻。
48、絶対に負けられないアストン・ヴィラ戦、気持ちを新たに立ち向かえるか、ガナーズ、の巻。
横綱リバプールに対し、果敢に攻めつつも、決め手を欠き、寄り切られた若き関脇アースナル。番狂わせはなかった。
今回も力不足だったのは認めよう。天敵ジョタの先制点を、手から洩らしてしまったラムズデールも責めたくない。
来季は大関に昇進し、負け続けている横綱にも、前みつを取っての一気の寄りで勝てるよう頑張って欲しい。
幸い、トップ4の位置を狙っている他チームが、星を落としてくれたので、先のリバプール戦は、1ファンには<勝てればボーナス>という気持ちだった。
しかし、今日のアストン・ヴィラ戦は違う。絶対勝っておきたい試合である。残り試合の選手達の精神状態にも関わってくる。負けると、6ポイント失ったような気になる。
アウェイだし、ジェラードが監督になってからは、見違えるほど良いチームになってきたヴィラ相手なので気をつけたい。
アースナル育ちで、私のお気に入りだった素晴らしいキーパー、マルティネスも居る。DFに、チェンバース(ガナーズだった)も居るが、まだまだリバプールのヴァン・ダイクの域には達していない。
彼らを攻略するのは難しいが、ヴァン・ダイクが、キーパーの前で守っている訳では無い。この試合では、ガナーズのFW陣がゴール前でスペースを確保し、得点出来ると確信している。 特に、マーティネリには期待が大きい。彼が試合毎に、成長しているのが目に見えて分かる。リバプールのSBは彼のペースに付いて行けなかった。
大怪我前の、果敢にドリブルし相手を抜き去る彼に戻った。もう身体的のみならず、精神的にも大丈夫だと思う。<また怪我をしたくない>という気持ちは捨て去ったようだ。
サカと左右のウィングを時折り入れ替わり、ヴィラのDFを翻弄し、何とか、ラコゼのオープン・ゴールに繋げてくれないかと期待が高まる。早く、ペナルティ以外に彼がゴールを決めるところを見たいものだ。本人も早く得点したい為に、焦り過ぎてシュートの精度が落ちている。気持ちは分かる。1ファンは待っているからね❢
彼には1年だけでもいいから、若手選手達の精神力を鍛える軍曹としての契約更新を1ファンは望んでいる。
【18日】富安は練習には参加しているが、ふくらはぎの怪我は2度目なので、再発させない様に保護されている。多分、アストン・ヴィラ戦はベンチ入りなしと思われるが、アーテッタは富安の様子を見て決めると言っている。
記者達から、<富安の回復状態>の質問が出るのは、いかに彼が、アースナルにとって重要な選手に成っているかの証明である。
試合開始。
4-2-3-1 フォーメーション。
バルセロナからのローンで、プレミア・リーグに戻ってから息を吹き返した、コーティーノが左サイドに控えている。またセドリックが忙しくなるだろう。サカとのオーバーラップの攻撃が難しくなる。
守護神ラムズデール(ヒップのプロブレム)と絶好調マーティネリが病気で欠場。
スミス・ロウは、マーティネリの代わりに遜色ないが、超大事なこの試合に、<ボールを持つと危険な匂いプンプン>のレノがキーパーなのが心配である。パスする前の思考時間が、0.1秒でも短くなっていることを、1ファンは願っている。嗚呼!❢という言葉は書きたくない。
ラムズデールの怪我の回復期間が長くならないように祈る。
前半戦。
パス回しで、様子見から始まった。
ラコゼが、相手ハーフでボール奪う。
彼には、シュートの精度以外は、何も文句はない。
【8分】パーテーのシュートはキーパーの正面に飛び簡単にセーブされる。
その後、マルティネスが味方のクリア・ミスを反射的に防ぐ。惜しい。
アースナルが 押し気味だが、リバプール戦でもそうだった。相手のカウンターに気をつけて、ボールをキープして、気を抜かない様に。
スミス・ロウが、彼に抜かれた相手選手から、イエロー・カードのファールをされるが、その後の攻撃は無駄にした。
【18分】ラコゼとスミス・ロウが、ゴール前で邪魔し合い、お互いに決め切れない。惜しいところだった。決まっていたら、綺麗なパス回しからのゴールだった筈なのに。
【30分】ゴール。1:0。アースナル。サカ。
自分が得たフリーキックから、双方入り乱れてゴール前の揉み合いの後、枠外からサカが低いシュートを放つ。強度はなかったが、コースが良かった。
【32分】サカへのファールは酷い。ミンは、限り無く赤に近い黄色だったと思う。
この時、選手が団子になって言い争っていた時、ラコゼを突き飛ばしたのは誰??知りたい。
一点では、レノは危ない。追加点が欲しい。
ハーフタイム前の5分間の勢いはアースナルにあるが、コーナーを与えてしまう。ラコゼが守ってくれた。
その後の、アースナルのコーナー・キックもあったが、何も起こらない。
ホット・ヘッドのジャカが、いつもの不要なイエロー・カードを貰う。お互いに触りあっただけなのに、彼の悪評判で彼の方が黄色になった。赤色にしないでね。
ハーフタイム。
ジャカが2枚目のイエロー・カードで10人になるのは回避のこと。
後半戦。
ガナーズは勢いを継続中。
早々にコーナーを得る。スミス・ロウのシュートはパワーなしで、楽にマルティネスに防がれる。
【50分】ラコゼがボールを奪い、コーナー・キックになるが何も怒らない。
ヴィラが攻めて来た。
危ないところを、ガブリエルがヘッドで防ぐ。試合のスピードが上がり、相手の勢いが出てきたので、ペースを落として、流れを変えても良いのではないか。セドリック頑張れ。
【60分】ふーぅ!❢
相手選手の危ないシュートが外れる。ガナーズの集中力が切れている。
ボールをキープしていても、パスのスピードがない。試合ペースを落とすのと、パスのスピードを下げるのとは違う。
パーテーが、わざとした、相手を止める為のファールでイエロー・カードを貰う。
その後は、相手の流れを断ち、何も影響なし。こういうファールは1試合中には、お互い何度かある。
また書くが、キーパーが<危険な匂いプンプン>のレノなので、追加点が欲しい。
ガブリエルが、またレノを救う。
サカに代わり、ぺぺが出てくる。サカは何度もノックを受けていたので、早目の交代。アーテッタの良い采配だと思う。
【あと20分】
アシュリー・ヤングがMan U時代の悪い癖で、ダイブする。彼は今日、Man Uファンの期待を一身に背負って戦っているのである。彼らは、今は、ヴィラのファンとなって、この試合を見ているだろう。
【75分】
勢いは、ヴィラにある。
ガナーズは、パス回ししながら下がる悪い癖は出さないで。パスのペースが、トロくて一定なので、変えて欲しいところである。トップ2のチーム相手だと、簡単にインターセプトされるだろう。
ラコゼに代わり、エンケティア登場。
自分のゴールが無かったことのフラストレーションが、彼から滲み出ているのを感じる。
ヴィラは、イングを出して来たので、コーナーや、フリーキックからのヘディング狙いの作戦か?
【85分】
ロングパスからの、イングのヘッダー。ネット上に落ちたので良かった。危ない。ジェラードの作戦が大当たりになるところだった。
ガナーズの今日のプレスは素晴らしい。早め、早めに、攻撃の芽を摘んでいる。
【88分】
相手にコーナー・キックを与えるが、イングに届かず。
アーテッタは全身を使って指示をしている。試合中、ジッとしている時がなく、選手よりエネルギーがある。
ペペが、危ない場所でファールし、フリー・キックを与える。当然コーティーノが蹴るだろう。だが、ジャカが...。
イエロー・カードを貰っているのだから、自分に関係ない揉め事には決して関わらない様に。
コーティーノのフリー・キックを、レノの唯一の取り柄である、反射的セーブで、彼がチームを救う。今回は褒めてあげたい。
試合終了。1:0 アースナル。
トップ4へ大きく前進した。それも、去年までは稀だった1:0の勝利である。
至福の時。
今後は、厳しい試合も続くが、1試合ごとカップ・ファイナルの試合と考えて突き進むことを願っている。
私の中では、アーテッタ監督がマン・オブ・ザ・マッチである。
これから、インターナショナル・マッチの週だが、サカとスミス・ロウの使い方には気を付けて欲しい、親善試合なのだから。
ではまた。
追伸: サッカーとは全然関係のない、個人的な<徒然草々、ただの英国生活道中記>も書いています。#1〜アルバムに追加中。
追伸②: <英国.... 1ファンが怒る。>は、無料アルバムで1〜をお読みいただけます。