35、英国プレミア・リーグ・サッカー、アースナルの1ファンが怒る。下部リーグから全チーム参加のFAカップ、アウェイでのノッティンガム・フォレスト戦(3回戦)、の巻。
35、下部リーグから全チーム参加のFAカップ、アウェイでのノッティンガム・フォレスト戦(3回戦)、の巻。
リバプールとのカラバオ・カップ、セミファイナルが延期になり、一週間まるまるの時間を、この試合の為の練習に充てられることとなった。
アーテッタも、自主隔離から戻って来たし、チャンピオンシップ・リーグ(上から2番目のリーグ)のチームに負けるわけにはいかない。
まだまだ、強豪チームとの対戦でないので、この試合も若手中心での選手構成だろうが、試合を組み立てて若い選手を落ち着かせる為の、MFが手薄になっている。パーテーとエルネニーがアフリカン・カップ大会で一ヶ月は起用できない。ロコンガは若いし、一人だけではDFをカバーするのは難しい。ホット・ヘッドだが、ここはベテランのジャカに登場願うしかない。
スミス・ロウは、最近の試合ではスーパー・サブで90分間は出ていないので、プレイ・メーカーとして先発するかもしれない。
先日、シニアの試合で初ゴールを決めた、18歳のパティーノがMFに入るだろう。
ぺぺとメイトランド・ナイルズは、まだガナーズなので、このカップ戦には先発するかもしれない。エンケティアは前回書いたように、出場か否かは微妙なところである。
富安を含めたレギュラーのDF陣は休ませるだろう。
カップ戦は、レギュラー外の選手や若手選手が監督にアピールして、この稀なチャンスを生かして頑張って勝利して貰いたい。
アーテッタが、どの選手を出し、どのような布陣を構成するのか見ていこう。
アーテッタは、3回戦とはいえ、本気で確実に勝つ布陣で選手構成をしてきた。レギュラー総入れ替えでなく、キー・プレーヤーの、サカ、ウーデゴール、マーティネリ、DFホワイトを温存していない。
私の予想は大きく外れた。ぺぺとメイトランド・ナイルズはスカッドにも入っていない。
今日、メイトランド・ナイルズはモウリーニョのローマにレンタルされたので当然だが、ぺぺが出ないのも当然であった。私は忘れていたが、彼はコートジボワール人である。アフリカン・カップに参加している。
Poacher(ポーチャー、ペナルティ・エリアでボールをゴール内へ押し込む人)のエンケティアは、取り巻きのFWが良いので、得点するだろう。
若手のパティーノにも期待しよう。
ジャカ、バログンは流行り病に感染。富安、スミス・ロウはグロインとふくらはぎの軽い症状ありということで、休んでいるらしい。
試合開始。
ガナーズはナイフ・アタック防止キャンペーンの為に、血を連想させる赤色をやめ、白いユニフォームを着ている。
なんか変。
キーパーのレノが、戸惑っている。赤いユニフォームのフォレストの選手に間違ってパスしそう。いくら<危険な匂いプンプン>の彼でも、それだけはやめてね。
レノのミステイクで、相手にコーナー・キックを与える。得点に至らず良かった。
何も起こらない取り留めのない試合経過。今(~20分)のところ、アースナルは押され気味。ちょっと、白いユニフォームのせいで熱血感が無いのではないか。
やっぱり今日も、いつもの様に、パスする際のレノの決断は遅い。
パティーノはCMFの位置でプレイしているが、試合にまだ参加出来ていない。 AMF が彼に向いているのだろうか。
コーナー・キックは、頻繁にあるが身(ゴール)にならない。
タヴァレスがティアニーに変えられる。レノへの変なバック・パスがアーテッタの逆鱗に触れたのか?? 怪我では無さそうなので、この前半戦でのこの交代については、よく理解できない。
前半終了前に、フラストレーションの溜まったエンケティアが相手キーパーを転がす。ゴール内へのシュートがゼロってどういうことなの??集中力欠如じゃないの??
ハーフ・タイム。
ドレッシング・ルームで、アーテッタが顔を真っ赤にして、選手を怒って激励しているのが私に見える。
後半戦。
変わらず、相手のテンポで試合が再開されている。パスがトロい。
これしか取り柄のない、レノのリアクション・セーブに助けられる。どうしたアースナル。
マーティネリもフラストレーションでイエローカードを貰う。
来週のリバプールとトッテナム戦に備えて、延長戦だけは避けてほしい。
それどころではなかった。パスミス(+相手のハンドボール、VAR無し)でボールを取られた後のカウンター・アタックで、フォレストに綺麗な点を入れられる。
1:0 82分。ノッティンガム・フォレスト。
当然、相手の時間稼ぎが始まった。
やはり、パティーノに過度の期待をかけすぎた。彼は、まだ18歳なので荷が重かったか。今日は試合に入って行けない無名の人であった。
アースナル、緩いパス回しで、負けているというのに緊迫感が無い。前に攻撃にもいかない。
敗戦。
このようなガナーズは、負けて当然だ。(怒)
去年までの悪いアースナルが出てしまった。アーテッタもインタビューで、公に謝ったが、こんなに面白くない試合は久し振りだ。どちらが、プレミア・リーグのチームかと思うような負け方だった。
この悪い道行きのコースを、なんとか来週までに修正し、リバプール戦は勝利して、ウェンブリー行きに少しでも近付いて、と願う私である。
白いユニフォームは嫌いだ。
ではまた。
追伸: サッカーとは全然関係のない、個人的な<徒然草々、ただの英国生活道中記>も書いています。