47、英国プレミア・リーグ・サッカー、アースナルの1ファンが怒る。リバプールの無敵FWを抑えて、如何にアースナルが勝利することが出来るか、の巻。
47、リバプールの無敵FWを抑えて、如何にアースナルが勝利することが出来るか、の巻。
リバプールはタフな相手だが、良い結果が出れば、若いチームに自信がつくので、80%の確率でトップ4が決まった、と言うことができる。
今シーズン最初に3連敗した後、アーテッタが成し遂げている事は、殆どミラクルだ。
頑固なグーナーですら、今年3月に、チャンピオン・リーグを狙える位置に、アースナルがいるとは思っても見なかった。
最近では、ヴェンガー監督時代のInvincible(インヴィンシブル、無敵の)の試合を見ているような気がする。
ヴェンガー監督末期には、<守れないチーム>とレッテルを貼られていたが、それも過去の話になった。
そして何より、ウーデゴールが成熟してきた。
これもガナーズの快進撃の要因である。
ノルウェーのハリー・ポッターとも言われ、15歳でプロ・デビューした神童が、エミレイツ球場で開花した。
スペインで揉まれ、批判され、打ち消されて、辛酸を舐めた後、立ち上がり、戦い、アースナルで、素晴らしい選手となった。
来シーズンのチャンピオン・リーグで、レアル・マドリッドの本拠地、<ベルナベウ>に凱旋し、アースナルの勝利に貢献するところが、今から目に見える1ファンである。
隙のない強豪リバプール戦でも、針の穴をも通すキラー・パスをFWに送り続けて、貢献してくれると確信している。
それを可能にする為には、無敵のFW軍、マネ、サラ、それに加えて、南野を蹴散らしたディアズ(ジョタが出てくるかも)の3人を、いかに押え込むかに掛かってくる。
こちらの絶好調のDF軍が、どのように対応出来るだろうか。
RSBが富安でなく、セドリックなのが弱点だが、マネやディアズを自由に動かせないような作戦を、アーテッタは授けているだろうと思う...。
富安については、先のリーグ・カップ準決勝のリバプール戦で、怪我上がりでフル出場し、違う方のふくらはぎを傷めさせたので、しっかりと治療させて欲しい。筋肉の怪我は癖になる。
リバプールは、首位のMan Cに消化試合が1試合少ない段階で、4ポイント差まで迫っている。両チームが激突する時まで、このままの状況を保っておきたいところだ。
だが、追う立場の勢いはあるが、負けられないという、大きなプレッシャーもある。先日、Man Cは、本来の力を出せず、下位チームと引き分けてしまった。
なので、リバプールにも、同じことが言える。現在は、前回、アウェイのリーグ戦で、4:0と惨敗したアースナルではないのだ。甘く見てもらっては困る。
さて、今日の試合はどうなることやら。
試合開始。
4-2-3-1 フォーメーション。
レスター戦と同じイレブンが先発。富安は休養。
サラは怪我の為、南野と共にベンチに座っている。それでも、全く質の落ちないFW軍を持つリバプールである。
この2チームの対戦で面白くないことはないだろうと、ダブル否定型で書いておく。
両チーム共に、今日の結果は、シーズン終了後の順位決定に関わる超重要な試合だ。
いつもの赤い色のカードだけは貰わないで、ガナーズ。
前半戦。
ガナーズは緊張している。早々に、何回もコーナー・キックを与える。ラムズデールが2回目のヴァン・ダイクのヘッダーを防ぐ。彼が忙しくならない試合を見たい。
ウーデゴールのスルーボールはサカに届かない。惜しい。選手の緊張感が取れてきたようだ。先取点が欲しい。
サカとマーティネリのコンビでチャンスはあるが決められない。勢いはどちらにあるか分からない。50 - 50。
マーティネリのペースは、相手フルバックに優っている。このサイドはリバプールの今日の弱点と思われるので、攻めていきたい。
マネ、大袈裟に転ぶのは見苦しいでしょう、大の男が。私が背中を撫でても転ぶでしょうね??と言いたい。
【30分頃】勢いはガナーズにある。
<攻撃は最大の防御>で、このまま突き進んで先制点を期待する。
ジャカのロング・シュートは惜しいところだったが、外れる。
今日も、ラコゼは素晴らしい。
ラムズデールのロングパスは大好きだが、相手ゴールキーパーも分かっているので、出て来て防ぐ。
危ないところだった。マネのシュートが外れる。
0:0。ハーフタイム。
サカとマーティネリのコンビで最初のゴールが来ることを願っている。
ここは、アンフィールドかと間違える程、エミレイツ球場で見ているグーナーの声援が激しい。
後半戦。
さて、どのようにして、リバプールの堅牢な守備を壊していくか。
ウーデゴールのキラー・パスから、ゴールするヒーローに誰がなれるだろうか。
マネ。オフサイド。No Goal。気が抜けて、開始早々で危ないところだった。
マーティネリのロングラン。惜しい。
相手のミステイクからラコゼが得たボールを、キーパーと一対一になりながらも、ウーデゴールのシュートが、アリソンにグレイト・セーブされる。彼がブラジルの正キーパーなのがよく分かる。
こういうセーブの後には、ゴールがやってくる。
【54分】1:0。リバプール。ジョタ。
リーグ・カップ戦同様に、天敵ジョタがゴール。嗚呼!❢ アースナル戦2試合で3点って、ダメでしょう。
守護神ラムズデールの手からボールが漏れてしまった。ミステイク。
【62分】2:0。ファミーノ。嗚呼!❢
プレミア・リーグでの順位の差が、セカンド・ハーフになって現れてしまった。リバプールは<後の先>の横綱相撲を取っている。
前半のチャンスをものに出来なかったガナーズは、相撲で言えば、これから大関を狙う若手の関脇くらいの位置づけで、まだまだ選手達が青い。
スミス・ロウが、ぺぺを投入も、リバプール相手に、2点ビハインドは厳しい。
クロップ監督は、システムを変えたような気がする。
戦術面でも、横綱クロップに関脇アーテッタが、翻弄されて寄り切られたというところだ。
監督も選手も、まだまだ若い。横綱に今は負け続けても、将来は若い関脇のものなのだ。その時が来れば、横綱が入れ替わるだろう。
来シーズンのガナーズは、絶対にリバプールに勝つ(つもり)。
この試合は、もう忘れて、次戦アストン・ヴィラに期待する1ファンである。
ではまた。
追伸: サッカーとは全然関係のない、個人的な<徒然草々、ただの英国生活道中記>も書いています。#1〜アルバムに追加中。
追伸②: <英国.... 1ファンが怒る。>は、無料アルバムで1〜をお読みいただけます。