22、英国プレミア・リーグ・サッカー、アースナルの1ファンが怒る。スーパー マン、ラムズデール、の巻。
22、スーパーマン、ラムズデール、の巻。
久しぶりに、強豪チームとの対戦。今までの連勝がラッキーであったのか、実力が伴ってきたのかが、このレスターとの一戦で問われる所だ。
システムは、4-4-1-1のようだが、
4-2-3-1か4-3-3しか基本的に無かった、ヴェンガーと違い相手によってシステムを変えられるアーテッタは現代的な監督で好ましい。
ラコゼとオバメヤンを共存させる戦法だと思う。トップ下でラコゼがボールをキープし、オバメヤンが自由に動けるようにする。そして、サカ、スミス・ロウをウイングに含むMFを4人にして、ヴァーディを中心にしたカウンター・アタックを抑え込む布陣か。
前半戦。
ゴール!❢ 1:0アースナル。
サカのコーナーからガブリエルのヘディング。
DF ガブリエルは、英語と英国に慣れてきて、チームメイトやキーパーとのコミュニケーションが出来るようになって本来の姿に戻ってきた。アースナルは空中戦に弱く、コーナーからの得点が少なかった。が、彼とホワイト、富安も飛べるので、今はコーナーを得ると嬉しいし、相手コーナーの際も安心して見ていられる。
ゴール!❢ 2:0
ラコゼのボールホールドから、スミス・ロウの走り込みゴール、元Man Uのエヴァンスのアシストである。
今日のオバメヤンは、自軍のシックスヤードボックスでプレスを掛けてガブリエルを助けてボールを奪ったりしている。
このなん試合かは、とてもシャープなので、このまま怪我なくシーズンを終えて欲しいものだ。
チームのパス回しは早い。前にも攻めていく。トロい横パスが少ない。先週のManU選手達と違い、プレス・チャージする。
レスターが焦り、パスミスも多くなる。
ラムズデールが、今日はロングキックを多用している。自軍内でボールを取られた時のリスクを考え、相手の攻撃陣を下げる試みか。
ラムズデールが、凄いセーブを連発する。マディソンのフリーキックの際は圧巻であった。特に重要なハーフタイム前の失点を防ぐ、大きな大きなセーブでレスターの勢いを削いだ。素晴らしい。
マディソンはゴール・セレブレーションしようとしていたし、相手監督のロジャースは、ゴールを確信して、両手を挙げていたのを無様に下げた。
後半戦
さすが、ロジャース。後半早々から足の速い2人をだして、流れを変えようとしてきた。作戦は正解だと思うが、ガナーズは、守りに入らずこのまま突き進んで欲しい。
よく働いて疲れの見えるラコゼにかえて、ボールキープ率を高めるためにウーデゴールを投入。
ホームの観客は12人目の選手たちと呼ばれているが、後半戦はショックから立ち直り、応援に熱が入ってきて、アースナルを不安にさせる。
ここはチームを落ち着かせるために、キャプテンの資質が問われる所だ。
65分頃から、疲れてプレスが緩くなり、ヴァーディが自由に動き出す。
シュマイケルも良いセーブ連発。やっぱり、キーパーは相手の勢いを止めるために重要だと、私は改めて理解する。
フラストレーションの溜まったヴァーディがファール。もっともっと焦らせろ。
時間潰しに相手ファンが怒るが、ネバーマインド。立場が変われば、どこのファンも同じように考えるのだ。
ラムズデールは、今日はIn the zone.(何か乗り移ったかの様に無敵)だった。シュマイケル・シニアですら絶賛していた。
ディフェンス軍も、90分すぎても気抜けしない働きを見せていた。完璧。
それにしても、スミス・ロウとラムズデールの、どんどん進化していく様子を見ていると、アースナルの未来は明るいと確信出来る。
オバメヤンは最後までプレスを掛け続け、キャプテンとして、やる気を皆に見せていた。
エキストラ・タイム。
改めて書いておくが、ここはレスターでアウェイだ。ガナーズがホームファンを沈黙させる試合をしているので、もうグーナーの応援しか聞こえない。
試合終了。
突然、リーグでユーロ参加の位置まで上がってしまったので、良い意味で驚いている。これで、ライバルのMan U vs トッテナム戦が引き分けで終わっていれば、もっと嬉しかったが、高望みはいけない。
因みに、富安は、サカとオーバラップの連携でいいクロスを出すし、守りにも貢献したので満足である。
ではまた。
追伸: サッカーとは全然関係のない、個人的な<徒然草々、ただの英国生活道中記>も書いています。