55、英国プレミア・リーグ・サッカー、アースナルの1ファンが怒る。強豪相手に3連勝の後、ホームでのリーズ戦には必勝を望む、の巻。
55、強豪相手に3連勝の後、ホームでのリーズ戦には必勝を望む、の巻。
【6日】先ずは最初に、アーテッタ監督がアースナルと、25年までの再契約を結んだニュースあり。1ファンとしてお祝い致します。
彼が、今年の薄い選手層のチームを、来季には、チャンピオンズ・リーグへの参戦はまだ決定していないが、どちらにしろヨーロッパの大会参加を確実にした手腕は無視は出来ない。
夏の移籍事情で、来季の戦略も違ってくると思うが、彼に過度の期待をかけるのは今のところは止めておこう。
話は変わるが、先日のチャンピオンズ・リーグ、セミファイナルのリアル・マドリッド対Man C戦は、とてもドラマティックな試合で、1ファンが今まで見てきた中で一番のセミファイナル戦だった。サッカーでは、予測できないドラマが起こる。あの試合を見たほとんどの人が、決勝戦は英国チーム同士の戦いになると確信しただろう。誰が、90分頃の2分そこそこで、レアル・マドリードが同点に追いつくなんて思っただろうか。ロドリーゴに神が乗り移ったような素晴らしいゴールだった。
こんなドラマが起こることもあるチャンピオンズ・リーグに、ガナーズがまた来季に参戦出来るかもしれない、と考えるだけでワクワクする。
そのためには、このリーズ戦は必ず勝たないといけない。しかし、彼らもプレミア・リーグから降格すれすれの位置にいるので、ガナーズ以上に必死の戦いを挑んで来るだろう。甘く考えていると、チェルシー戦前の恥ずかしい、あの3連敗みたいになると覚悟の上で、全力を使いきって欲しい。そうすれば、自ずと勝利はやってくる。
リーグ残留と降格とでは、チームにとって何十万ポンド(£)の収入の差が出るらしい。だから、リーズのオーナーは今、選手たちに必死で発破をかけているだろうと想像する。
この試合は、どちらのチームが相手よりもプレッシャーに耐えられるかどうか、という試合になりそうだ。
【7日】アーテッタによると、富安は怪我での退場ではなかったようで、選手選択肢に入っているとのことなので、今日も先発するだろう。良かった。
【7日】チェルシーとトッテナムが、今日引き分け試合をした。トップ3が視野に入り、トップ4も自らが結果次第で決められるという有利な展開になった。
これが、アースナルにとって良いことなのか、悪いことなのかは分からない。
若きガナーズに、よりプレッシャーが掛かってくるような気がするので、1ファンとしては、とても心配している。
本日は、Man Uも大敗したので、来季ヨーロッパ・リーグ以上は確定したが、もっと上を目指そう、ガナーズ。
この試合で、ブライトンのファンが歌ったBanter(バンター、悪意のない才気ある冷やかし冗談)は、秀逸だった。これ以上ないほど、Man U ファンをおちょくっていた。
You are not fit to wear the shirts.(あんたたちは、そのシャツに値しない)である。
笑ってしまった。いつもMan Uファンが、自軍の選手達に怒って本気で言い放っていることだ。
私がいつも書いていることは、1ファンの戯言なので、異論はあろうかと思うが、今日も書く。
一部のMan Uファンは、平和ボケ(勝利に慣れ過ぎ)で、世界情勢(プレミア・リーグ)についていけない日本(Man U) だと定義出来る。
<勝つことが好き>というだけで、Man U ファンになった人々にその傾向が激しく強い。
【8日】さて、バンターは忘れて、今日の試合がどういう展開になるか、楽しみにしていよう。
このリーズ戦で、ポイントを失うことは、致命傷になる可能性もある。
試合開始。
4-3-3 フォーメーション。
LSBに富安が入る。彼の両利き足が助けとなった。タヴァレスは、まだまだアーテッタの信頼を勝ち取っていない(特に守備面)。アーテッタが珍しく守りを最優先した人選である。それだけ今日の試合には負けられないという姿勢が見えてくる。
試合は、様子見から始まった。
【3分】フリーキックからコーナーキック。
【5分】1:0。ゴル、ゴル、ゴ~~ル!❢ アースナル。
なんという最高のスタートだろう。相手のミステイクに乗じて、エンケティアがゴール。緊張してミスするバック・パスの典型的な例。後は、ガナーズも気を抜かないで終了まで緊張感を持ち続ける事。
【10分】2:0。ゴール。
この人しかいない。エンケティア。富安が起点となり、マーティネリのパスからの得点。至福の時²。
相手はリーズである。大敗する癖のあるチームなので、得失点差を縮めるチャンスだと思い5点くらい入れてほしい。10分経過で、こんなにも安心できる試合になるとは思わなかった。
【16分】ガブリエルがイエローカードを貰う。馬鹿な2枚目は止めてほしい。
リーズは、アースナルの両ウィング、サカとマーティネリのプレーについていけない。
【26分】マーティネリへの酷いファール。最初のイエローカード裁定がVAR でレッドに代わり退場。相手が10人になると責めあぐねることもあるので、2点先取していて良かった。
【35分】リーズの選手がフラストレーションがたまり壊れてきた。
今日は、リーズではなくチーズとこれから書こう。ジャカヘファールでイエローカード。ジャカの<ホットヘッド>に火をつける気か!!
【39分】ウーデゴールのフリーキックがどうして枠内に入らなかったのか、風がチーズに味方したようだ。
ガナーズが攻めて行く。ジャカのロング・シュートも惜しかった。
アーテッタは、全身で選手たちの気が抜けるのを防いでいる。若い監督は、こういうところが良い。
ハーフタイム。
最近は神憑りのエンケティアのおかげで、プレッシャーが飛び去った。ありがとう。後半戦もこのまま乗り切ろう、ガナーズ。
後半戦。
ガナーズは攻め上がる。10人のチーズが守る。チーズを切り裂いていこう。
【54分】マーティネリのゴールは時間の問題か? 真近だと1ファンは思う。
次のゴールがアースナルなら、チーズはペチャンコになるだろう。そうなると、ガナーズのゴールが雪崩のようにやって来る予感がする。それが事実となって欲しい。
今は、攻めてはいるが、凪状態である。
マーティネリは今日、ゴールまで何度のチャンスが必要なのか。ゴール前で落ち着いて決められることを期待している。
【66分】2:1。
恐れていた事が起こってしまった。自らで自らにプレッシャーをかけるアースナルになってしまった。気が抜けている。得失点差を縮めるどころではない。1ファンも先に書いたことを撤回しないといけなくなってきた。緊張感を感じる。
【67分】サカに代わり、ぺぺ。
トッテナム・ファンはチーズに、エヴァートン・ファンはアースナルに声援を送っているだろう。
【78分】マーティネリがクランプを起こし、スミス・ロウと交代。
スミス・ロウのソロ・ゴールを見たい。
10人相手には、<攻撃は最大の防御なり>で、攻撃を続けるように。気を抜いて、無駄にセット・ピースをチーズに与えてはいけない。
楽勝状態から、時間稼ぎが必要な試合になるとは思わなかった。10人になると、選手にヤル気が戻ってくるのは、不思議なことだがよくある。気をつけよう。
【89分】チーズにコーナー・キック。キーパーも入ってきた。
クリアしたボールをぺぺが運んで相手ゴールに突進して行くが、タックルされゴールまで行かない。試合感が未だ戻って来ていない様子だ。
【90分】エンケティアに替えてラコゼを出してきた。時間稼ぎである。
試合終了。2 :1。
アースナルが、やっと勝利。
1ファンの気持ちを書くと下記のようになる。
楽勝→攻撃の無駄→相手ゴールで緊張感発生→堪える→ギリギリの勝利を祝う、である。勝ちは勝ちなのだ。
トッテナム戦に向けて、シュートの質を上げ、<負けてもまだポイントで勝っている>というような気持ちは決して持たないで戦い勝利しよう。
ではまた。
アースナルK
追伸: サッカーとは全然関係のない、個人的な<徒然草々、ただの英国生活道中記>も書いています。#1〜アルバムに追加中。
追伸②: <英国.... 1ファンが怒る。>は、無料アルバムで1〜をお読みいただけます。