番外編-19、英国プレミア・リーグ・サッカー、アースナルの1ファンが怒る。チャンピオンズ・リーグで、クォーター・ファイナルへ進めるか、ガナーズ、の巻。
チャンピオンズ・リーグで、クォーター・ファイナルへ進めるか、ガナーズ。
【3月9日】ブレントフォードに2:1で勝利。
1位に浮上。
ラムズデールの大エラーをハーヴァートが救ってくれた。
長く試合に出ていないと、瞬時に適確な判断を下すのは難しい。
特にスピードのあるプレミア・リーグでは尚更だ。
もし、アースナルがブレントフォードと引分ていたら、心無い少数のグーナーに彼は叩かれて、既に失いつつある自信をすっかり無くすことになっていただろう、と1ファンは思う。
ミステイクの後に、彼が2つのビッグ・セーブで、スコアラインを1:1のままにしていたことなど、すぐに忘れられるのだ。
あんな大きなミステイクから、落ち込まないで、気を引き締めて頑張ったラムズデールを褒めてあげたい。
思い起こせば、ハーヴァートも今シーズン始めには、相当叩かれていたが、挫けることなく今日のヒーローになったのである。
彼は、ラムズデールと違い、多数の試合に出場して良い結果を出していけた。
しかし、ラムズデールには、その機会が与えられなかった。
ブレントフォード戦で、彼のアースナルでの素晴らしい、これまでのキャリアをチャラにする傷がつかなくて良かった、と心底1ファンは安堵した。
明日のリバプール vs Man C戦の結果次第で、順位は変わるかもしれないが、そんな自分達でどうしようもないことは、放っておいて来週のチャンピオンズ・リーグのポルト戦に向けて、しっかりチームを整えていこう、ガナーズ。
少なくとも、1点はファースト・ハーフの前半で入れてほしいと願っている。
【3月10日】リバプール vs Man C戦は、引き分けに終わり、アースナルにとっては最高の結果になった。
次のMan C戦までは、首位を維持出来る。
得失点差では上回っているので、ガナーズとしては、引き分けでも悪くない結果だが、後々の試合でポイントを落とす可能性もあるので、取れるポイントは確実に獲得したい。
全力で、アグレッシブにプレーをすることを1ファンは望んでいる。
Man C は、この日のリバプール戦でも分かったが、素早く、攻撃力のあるチームが苦手なのである。
守りばかりしていると、将棋の藤井翔太のような、このMan Cチームには、崩されていつの間にか<王手、詰み>にされてしまうのだ。
しかし、その前にチャンピオンズ・リーグで1点のビハインドを背負っている、ポルト戦がある。
とりあえず、先にクォーター・ファイナルの座を獲得して、勢いをつけてMan C 戦に臨めるように全力を尽くそう、ガナーズ。
【3月11日】ポルト戦
最初の1分から、ポルトの時間潰しとファールが始まる。
アースナルが1点を先取するまで続くだろう。フラストレーションを溜めず、焦らずにプレーしてくれることを1ファンは願っている。
【〜15分】ポルトにもプレッシャーが掛かってきて、ミステイクを犯し始めたが、ガナーズは決められない。
【〜25分】ポルトが盛り返してきた。相手SB はサカに何もさせないように、うまく守っている。
相手に自信をつけさせてはいけない。
【40分】ゴル、ゴル、ゴ〜〜〜ル。アースナル。1:0。トロサード。
ここまで、ガナーズの動きが硬く、オフ・ザ・ボールで動いているのはウーデゴールだけ、と書こうとしていたら、その彼が動き回り、トロサードへ絶妙なスルーパスを出した。そのボールを受けたトロサードが、天敵ぺぺの足の間を抜き、素晴らしいゴールを決めてくれた。
これは、ウーデゴールのゴールと言ってもいい。必要な時にキャプテンが仕事をした。
もう、ポルトも時間潰しはできないだろう。
【45+分】お互いにチームが感情を高ぶらせ、試合が荒くなってきた。温厚なライスも激怒するのだ。
ハーフタイム。
1点を入れたことで、試合は均等になったので、あとは何とか、サカが相手のSBに勝ってゴールしてくれると嬉しい。
ラヤは、落ち着いて幾つかのセーブをしている。
セカンド・ハーフ。
【〜60分】サカは、マン・マーキングされて、動きを封じられているので、他のフォワード、ハーヴァートがもっといい位置取りをして助けなくては、と1ファンは思う。
【65分】サカにフラストレーションが溜まってきた。
【67分】ウーデゴールのゴールが取り消される…。
アーテッタがイエロー・カードを貰う。
グーナーの偏見で言わせてもらうと、ぺぺと相手のゴールキーパー、ハーヴァートのもつれが、どうしてファールなのか。
【70分】こういう展開では、カウンター・アタックがヤバイ。オフサイドでなかったら、危ないところだった。
【80分】サカが、まったく活きていない。彼は今日、サイドバックをやっている。ジェズスかネルソンと交替するべきではないか??
【82分】ジョージーニョがジェズスに替わった。すぐにシュートするが、相手キーパーがスーパー・セーフ。
【84分】その後のアースナルの猛攻は、ポルトの堅守に阻まれる。
ジェズスが出てきて、試合のスピードが変わった。サカへの守りも薄くなった気がする。
COYG!!
【88分】ポルトの選手はファールを得るのがうまい。ガナーズのリズムを崩すのもうまい。
エキストラ・タイム。
両チームとも選手達の足が疲れていて、何も起こらず。そして....。
ペナルティ・シュートアウト。
ラヤ、ラヤ、ラヤ、ありがとう。
だんだん、ガナーズとして馴染んできた。
先のフレントフォード戦でのラムズデールのように、もし今日負けていたら、ラヤへの非難が大きくなっていただろう、と思う。
アースナル側のネットで、ペナルティ・シュートアウトが行われたのもラッキーだった。ネットの後ろでグーナー達がマフラーを振りながら、ポルトの選手にプレッシャーをかけることが出来た。やはり、ホームでは12番目の選手は要る。
それにしても、キャプテン、ウーデゴールは言葉にできないほどの良い働きをしてくれた。
この勝ち方は、ガナーズがプレミア・リーグ優勝へ勢いをつけるための貴重な勝利になった。
ではまた。
アースナルK(クリエーター名)
マガジンと、他にもマガジンがあります。一気読みできます。
追伸: サッカーとは全然関係のない、個人的な<徒然草々、ただの英国生活道中記>も書いています。