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4 チュッペNo.15より 不通の中朝大橋が来夏開通へ向けて動き出す 中朝それぞれの思惑とは?1

次世代中朝貿易の主役となる新大橋

(写真はイメージです。明石海峡大橋です)
メルマガ8月5日号の特別掲載より冒頭一部をご紹介です。

チュッペNo.15は2020年7月18日付での発行号です。

4 チュッペNo.15より 不通の中朝大橋が来夏開通へ向けて動き出す 中朝それぞれの思惑とは?1

中野鷹

北朝鮮ライター中野鷹氏が機関誌『チュッペ』No.15へ寄稿した原稿を今号から3回に分けて特別寄稿文として掲載します。

次世代の中朝貿易の要として期待されつつも無期限開通延期となっていた新鴨緑江大橋がいよいよ来年夏の開通へ向けて動き出した。北朝鮮側の工事が始まったことが確認できる。今回は新鴨緑江大橋がどのような背景で計画されたか、中国丹東、北朝鮮側での思惑についてお伝えしたい。

次世代中朝貿易の主役となる新大橋

●東京五輪のころに正式開通

丹東でコロナ禍も帰国せずに残っている北朝鮮領事館関係者によると、新鴨緑江大橋が来年夏に正式開通すると丹東旅行会社関係者との会談で明らかになった。

新鴨緑江大橋の橋自体は2014年10月に完成。中国側の開通を見越して計画されていた主要施設も完成するも、2013年12月の張成沢粛清の影響で中朝関係が悪化したことが要因となり、…

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宮塚コリア研究所 朝鮮半島ゼミ@note
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