事業「経営力向上」の書き出し方 (その1)現状把握
みやともです。今回は自分自身の事業の「経営力向上」というテーマで、2回に分けて記事にしてみることにしました。
今回なぜこのテーマで書こうかと考えたかといいますと、とある事業申請で補助金を取得しようとセミナーに参加したときに、講師の方に「経営力向上」について講義を受けました。そこで、いかに自分は感覚で動いていたのかと反省をする契機となり、一度冷静に自分自身の事業を見つめなおそうと感じました。
それと同時に、記事にすることによって、私以外の方にも知っていただける良い契機になれば良いなとも思いました。
今回の記事は、自身の事業の「現状把握」編になります。次回アップ予定の「環境分析」と合わせて、ご自身の事業に関して考えていただけると、将来こういう形で成長をしたい、という「経営力向上」のビジョンが見えるはずです。
あくまで、事業者に対しての内容ではありますが、将来起業したい、と少しでも考えておられる方にとっても参考になると思います。なお、内容は私が無料セミナーで学んできたことを、自分なりに再度書き起こした内容であることをご了承ください。
今から実際に「現状把握」の項目を記載していきますが、是非、一度下記の内容を書き出してみてください。意外な発見があるはずです。
1.メインターゲット「誰に」
まず最初にご自身の活動は「誰に」向かってされていますか?ここが曖昧だとどうしても方向性がブレてしまいます。ご自身のメインターゲットはどなたですか。一度、メインターゲットの顧客層や取引先の分野を書きだしてみましょう。
書き出してみると、自分のメインターゲットは20~30歳台の男性であるとか、相手企業様の分野を理解することで、改めてご自身の立ち位置が明確になると思います。
2.ターゲットのニーズ「何を求めているか」
メインターゲットを確認したら、メインターゲットの方が何を求めているのかを具体的に書きだしてみましょう。そうすることで求められているニーズが見えてきます。
もうすでに事業をされている方でしたら、お客様へ書く「名目」を書き出すのも良いかもです。(モノ・サービス・工事など)
そして何項目か挙げられたら、その事業の直近での増減状況を書くと、今のトレンドが見えてきます。(上がっている・現状維持・下がっている、だけでいいと思います)
3.自身の事業の独自性(ストロングポイント)
ここでは、自身の事業の強みを書きだしてみましょう。決して唯一無二の強みでなくても構いません。自身の事業が得意とする点をあげることで、将来どういう方向に進みたいのか見えてきます。
4.自分自身が活用しているSNS
今日では、さまざまなSNSツールがあふれています。集客を目指すには、SNSは有効な手段となってきていますが、ご自身もしくはご自身の事業で使用されているSNSを一度棚卸し、書き出してみてください。そうすることで、今後どう情報発信をしていくのか見えてくると思います。
5.ご自身の事業の権利、資格、特許等(事業をされている方)
すでに事業をされている方で、様々な権利、資格、特許等お持ちでしたら書き出してみてください。ここもまた、事業としてのストロングポイントです。
6.ご自身の経営理念・ビジョン、経営哲学、経営方針
ここでは、ご自身の経営理念・ビジョン、経営哲学、経営方針を書き出してみましょう。ここがブレていると、事業の運営や発信の方向性が必ずしも正しくない方向へ向いてしまいます。
7.あなた自身の強み
あなた自身のスキル、営業能力、ノウハウ等得意なものは何でしょうか?些細なとこでも構いません。書き出してみることでご自身の強みを再確認できると思います。
8.あなた自身の略歴や資格
あなた自身の最終学歴や、今までに取得した資格、そして就職された経験のある方は職歴を書き出してみましょう。書き出すことで、自分自身の歩んできた道を再確認することができます。
9.最後に
以上になります。1~5までが主にご自身の事業(もしくは計画しようとしている事業)に関して、6~8がパーソナルな事柄に関してとなります。一通り書いてみるだけでも、新たな発見があると思います。また、この手法は若干事業寄りにはなりましたが、SNSでフォロワー獲得をし支持を拡大されようとしている方にとっても参考になるのではないでしょうか。
今回の1~5の内容からは省きましたが、実際に事業を回されている方は、追加で売上総額の高い順にTOP5を書き出してみると良いと思います。
売上高=客単価x回転数(取引回数)ですので、売上高と単価、回転数(何個売れたか)というのを書き出してみると、自身が持っている商品の強みがはっきりすると思います。
今回は、ご自身の「現状把握」のフォーマットについて話をしましたが、次回では「環境分析」について記事にしてみたいと思います。あくまでセミナーで学んだ内容をフィードバックしているだけですけれども、どなたかの役に立てれば幸いです。
ではまた。
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