弊社が迷惑と考える営業行為
初めまして、「みやとも」と申します。少し自己紹介をさせていただきます。私は、近畿にて中小企業の製造業を営んでおります。祖父が創立した会社(41年目)を継いだ3代目経営者のアラフォー男性です。
弊社の経済活動規模はそこまで大きくはありません。それでも弊社には日常、営業マンが来られたり、電話もしょっちゅうかかってきます。ですが、その中には、かかってきても嬉しくない営業行為も正直あります。
今回迷惑と考える営業行為の紹介と、なぜ迷惑と考えるのか理由を紹介させていただきたく思います。では早速行きます。
1.電話まわりの営業
弊社に取って一番迷惑と考える電話は、まさに「電話まわり」の案件です。
例えばこんな電話がかかってきます。「NTTの関連会社○○の△△でごさいますが、確認したい事がありまして」なんてかかってきます。普通にNTTの話なのかなと聞いていると、今使用している電話の型番を教えてほしい、もうすぐ使えなくなる可能性があるなどと言われます。
ちょっとインターネットで調べてみると、同じようなNTTが直接そんなことを調査していることはなく、その話から新しいビジネスフォンを販売するのが定番みたいです。
NTTと言われるとつい話を聞いてしまいますが、NTTの委託を受けていたり、中には詐欺まがいの業者も結構あるのが実情です。
今時インターネットでなんでも調べられる時代ですし、グレーゾーンすれすれの営業、ポジショントークなんて信頼されませんよね。
また、「会社のビジネスフォンの配電盤に交換機を取り付けなければ、しばらくしたら電話が使えなくなります」なんて営業もありました。結論から言うと、今時交換機なんてつける必要性はありません。
そういう電話に限って0120からかかってくるんですよね。フリーダイヤルだしきちんとした会社かな、なんて思っていると痛い目に会います。しかもリダイアルしても繋がらないという…。実は一度了解を出してしまい、危なかったのですが、なんとか取り付け未遂に終わりました。
そもそもNTT様の大切な要件は必ず封書でやってきます。なので、最近電話がかかってきて「NTT関連の○○」と言われても、あまり信用しないようになりました。
企業からすると、明確なメリットを提示されないばかりか、デメリットを覆い隠そうとする営業は本当に困ります。
2.突然鳴った携帯電話
ある日突然、私自身の携帯電話に着信がありました。電話に出てみると、女性の声で、第一声が「こんにちは、〇〇金融ですけどもご融資は必要ありませんか?」でした。電話口の女性の方に「どこからどこから電話番号を知ったのですか」と問い正したらすぐに電話を切られてしまいました。恐らくサラ金系の会社ではないかと思いましたが、どこから私の携帯電話の番号が流出したのでしょうか。怖いものです。
あと電話勧誘ではありませんが、ときどきFAXで「ご融資できます」といった紙が送られてきます。弊社は、銀行様以外からは融資はいただいてはおりませんが、いわゆるサラ金だと思います。正直こちらが求めていない営業をいただいてもストレスしか感じませんよね。
3.太陽光の営業
とある会社から電話をいただきました。聞けば、タダで太陽光パネルを取り付けられますよ、というので話を聞くことにしました。
ただ、お話を聞くと20年リースを組んで太陽光設備を導入してください。そうして、「固定価格買取制度」をつかって、光エネルギーを売却すると採算が合いますよ、というお話でした。そもそも、太陽光パネルは処分費用もかかりますし、今のご時世20年リースなんて現実的ではありませんよね。
営業の都合のみの売り込みで、デメリットも語られず、全く信用できませんでした。やはり、タダという代物にはワナが必ずありますね。
4.有名人との対談
最後に、1件だけですが変わった電話勧誘がありました。(2017年か2018年くらいですかね)まだ私が30代後半だったのもありますが、聞いた事の無い出版社から電話があり、「地方の中小企業の若い社長に取材をしたい」と私に電話がかかってきました。なんでも対談相手とは、「板○さん」だとか。
「有名人と対談なんて、ついに僕もここまできたか」と浮かれてしまいました。ただ電話をしながら、インターネットで調べていると、現実が見えてきました。
どうやら、坂〇さんに限らず、ちょっと昔に有名人と呼ばれていた芸能人やスポーツ選手と対談案件が、日本全体で少々発生していたみたいです。
実際に対談に挑んだ後、どれほどの分量の雑誌が印刷されるかは調べても分かりませんでしたが、対談が行われた場合、後ほど「対談して発行した雑誌です。費用は約50万円いただきます」そんな感じで請求されちゃうみたいです。
そういった経緯を知り、出版社の担当者の方に丁重にお断りしようとすると、急に怒気を含んだ声で、早口になり「そんなの無料なワケないじゃないですか」という感じで急変いたしました。丁重に電話をガチャ切させていただきました。
ちなみに、有名人の方は恐らく、中小企業のトップと対談をしてほしい、とだけ依頼されており、出版の仕組みは知らされていないと思います。
5.最後に
今回紹介した迷惑営業はあくまで一例です。一つだけ言えるのは、我々企業のメリットではなく、「売る・売りつける」という営利目的が前面にでて、さらに企業にデメリットを教えない、という営業が蔓延していることですね。
偏見が入ってしまいますが、こういう会社はいわゆるブラック企業ではないでしょうか。営業されている方は、ただひたすら自らをすり減らしているだけのような気がします。
最近、副業等で企業様とお付き合いを増やそうと試みている方も増えてきているみたいです。そういう方は、是非企業様のメリットは何か、という視点でご自身の商品をアピールしていただけたら、と思います。
今回は、この辺で終わらせていただきます。では、また。
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