投資をするのはいいですが...。
どうも、みやともです。いかがお過ごしでしょうか。今日はちょっと気になる記事をインターネットで見たので、みなさんにご紹介してみたいと思います。
1.カーシェアの会社が破綻して途方に暮れるオーナーたち
ニュースの趣旨はこうです。とある高級カーシェア会社が倒産しました(埼玉県)。その会社が仮にビジネスで使用する車を自社で調達していたら、その高級カーシェア会社と債権者との話だけの問題で、そこまで根が深くなることはありませんでした。
しかし、その高級カーシェア会社は「高級車のオーナーとなって投資をしませんか?」と一般人を勧誘していました。ニュース記事を見るに、7年ローンを組んでいた方が多かったみたいです。その高級カーシェア会社は、高級カーシェアのオーナーとなってくれた方に頭金として数十万をポンと渡し、ローン分の月々払いの金額・保険料・税金等を毎月にオーナーさんに渡す、そんなビジネスモデルでした。頭金がおいしいとのことで飛びついた方も多かったみたいです。
そこで問題となるのが契約は誰と誰がしていたのか、ということです。今回のケースは、あくまで「車のオーナー」と「信販会社」です。高級カーシェア会社は契約に絡んでいません。しかし、今回カーシェア会社は破綻してしまいました。
悲しいことに、オーナーさんはその高級カーシェア会社にすべてを任せていたため、自分の車がどこにあるのか分からない方も結構いらっしゃるとか。年収も400~500万円くらいの方が、1000万円以上の車のオーナーになられていたみたいで、カーシェア会社からの月々の支払が途切れた今、返済に苦しむオーナーの方が多く発生しているみたいです。
しかも信販会社は、あくまでオーナーとの契約であるため、他のところに貸し出すなんて契約時には聞いていない、という理由でオーナーに利息分を含んだ元本の一括返済を求めてきているようです。
2.万が一、遅延をしてしまうと
私は実は学生時代、とある信販会社の事務のアルバイトをしていたことがあります。それで若干の知識はあります。
今回紹介させていただいたケースで万が一、オーナーさんが月々払いでも遅延した場合、遅延したという記録は残り、さらに3カ月滞納してしまうと「信用情報機関」に情報が残り、すべての「審査」が必要なサービスや商品は約5~10年ほど利用できなくなってしまいます。いわゆるブラックリスト入りですね。
私はアルバイトでしたので詳しくはないですが、一か月遅延しただけでも毎日電話はかける(債務者の方からすると毎日かかってくる)ような状態です。もちろん法律は守っており、架電してはいけない時間帯は電話しませんが、場合によっては職場にまで電話がかかってきたり、直接自宅訪問をされたり、そんな状況に陥ります。
3.ローンを組んで投資を行うリスク
最初に紹介をさせていただいたカーシェア会社の件ですが、ローンを支払い切るまでは、所有権はあくまで信販会社にあります。しかも、記事を読むに、契約不履行を理由に、一括返済をオーナーさんに求めるリスクまで発生しているみたいです。(契約不履行に関しては、あくまで信販会社の建前の気はしますが、これはあくまで個人的な意見です)
カーシェアビジネスに賛同をして、ローンを組まれたオーナー様には同情の念を禁じえませんが、私はやはりローンを組んで投資を行うというのは、リスクも大きく発生することなんだと、今回の記事を読んで改めて感じました。
4.最後に
正直なところ、今後の日本の将来を考えると、ただ現状の給与所得だけでやり繰りをするというライフサイクルは限界にきているところがあります。やはり、今後の人生を生き抜く上で、投資という選択も当然でてくるでしょう。
しかしながら、今回のケースを通して、私への自戒も含めてですが、みなさんに心得ていただきたいことがあります。その投資を行ったとして、その投資のビジネスモデルが破綻しても、多少の余裕がある状態でしょうか。
その投資に全資金の100%以上を突き込んでしまうと、万が一ビジネスモデルが破綻してしまうと、人生が取り返しのつかない状態になってしまいます。
今の日本を見ても分かるように、今まで大手であり続けたはずの大企業が苦境に陥っていたりして、絶対的なビジネスモデルというものはないんだ、と多くの方が認識をされるようになったのではないでしょうか。
私からのお願いとして、新たに投資をする際、まずは勝ちやすい市場をリサーチして、万が一の失敗のことも頭に入れて、行動をお願いできればと思います。
かくいう私は、投資が下手で誰かに教えてほしいくらいです.…。
今回はここまでにします。では、また。
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