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祭が出来なきゃ、神社清掃すればいいじゃない!【祭ラジオ #1】
祭の無いコロナ禍、どんなことしていましたか?
「祭をしてない」わけじゃない
約3年間の間、祭の日の賑わいが無くなり、寂しい日が続いていましたが各地の神社では祭を完全に中止していたわけではありません。
お神輿、お囃子、縁日屋台、神楽などの祭の日に行われる賑わいのことを
「神賑(しんしん/ かむにぎわい)行事」
と言い、コロナ禍においては縮小もしくは中止されていました。
神社社殿にて、神職や総代などによって執行される祭祀は、いかなる状況下においても毎年継続されています。
待ちに待っていたのは神様もおなじ
今年、ずっと出来なかった普段通りの行事を再開する場所も多いでしょう。
私たちにとっては、待ちに待った日が帰ってくる気持ちです。
3年間、楽しみにしていた祭の日にも賑やかに過ごすことは制限され、心寂しい思いをしていた方も多いはずです。
しかしそれは、神様もおなじだと言います。
待ちに待っていたその日を、思いやり溢れる日にしたいと思います。
祭の記憶を子供たちへ
祭ばやしがどこからか聞こえてくると、ワクワクした気持ちになります。
煌びやかな縁日の灯り、焼きそばやお好み焼きのソースの匂い・・・。
日本人の"遺伝子に刻まれた"楽しい風景です。
しかしそれは、本当に遺伝子に刻まれているわけではなくて、幼い頃の祭の日の特別な経験、お神輿や屋台が動く夢のような世界、そこにいる人たちみんなで作り出す楽しい時間。
そんな風景が原体験となって記憶に残り続けているのでしょう。
コロナ禍において、3年間そんな機会が奪われてしまいました。
これからは、彼ら彼女らのためにも地域の仲間達でワクワクする空間を作ってあげたいと思います。
それは祭を未来へ届けていくためにも本当に大切なことです。
神社清掃という選択
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年に一回のハレの日がどうしても賑やかに迎えられなかった日々。
私は月に一度必ず神社清掃をするぞと心に決めて、3年間続けてきました。
初めは少人数で行っていましたがだんだんと仲間たちが増え、子供たちも参加してくれるようになり、地域のコミュニティが作り上げられていったのです。
今度いつお神輿が担ぎ上げられるかわからない中でも、いつか来るその日のために準備をできることは何より幸せなことでした。
祭が出来ない悔しさから始めた神社清掃でしたが、仲間が集まってくると本当に楽しい時間に変わっていきました。
現在でも、地域の皆で楽しみにその日を迎えています。