看護師であり、患者でもある
現在人生お暇中の私。
2019年は私にとって忘れることのない年でしょう。
人の役に立てる仕事がしたいなと思い、一大決心をして看護学校に通ったあの頃…
早く看護師になりたいと必死に勉強しました。
しかし、看護師になった今、学生の頃は『患者』になることの気持ちなんて全然わかってなかったんやなーと痛感します。
私は現在、3つくらいの病気を掛け持ちしながら生きています。
ひとつめは心の病気。病気と表現していいのか微妙やけど、私の感覚的にはストレス溜め込み症てな感じでしょうか。。
主治医の先生は病気の名前を聞いてもハッキリ答えてくれないから、本当の名前は知らない。
ふたつめは、婦人科の病気。手術をして一旦落ち着いたようにみえたけど、不安定。病気自体は命に関わるものではないけれど、貧血になるし地味に辛い。
そしてみっつめは、新入りの心臓さん。先日の定期受診で状態は最初より良くなってるけど、心不全にならないよう、お薬は必ず服用とのこと。
患者になってわかったのは、病気の症状も確かに辛かったりするんだけど、病気と上手く付き合いながら生きていくのがなかなか難しいなーと感じます。
まず、よく保険のCMでお金の心配とか言うけど、本当にお金がかかる。
循環器なんて、検査によっては一万円以上かかることも結構あるし…夜勤出来なくて収入は減るのに、出費は多い。
あと仕事は続けられるのかとか、続けられても周りの人に気を遣わせてしまってると自己嫌悪したり…
日によって体調が違ったりして、家事なんかも出来ない日もあったりさ。
結婚とか出産とかとか…予定は今のところないけど。
考え始めると悩みは尽きないわけです。
あ、あとちょっとした検査でも苦痛があったりするわけですよ。先生は麻酔するから大丈夫とか必要な検査だからとか看護師さんだしねってパパーと話進めるけど、実際検査はじまってみたら「いや、めっちゃ痛いやん!!なんなら、麻酔の注射するのが痛いわ!!」とか検査終わりは安静やから尿カテ入れるねって「異物感が半端ないんよ!この苦痛知らんやろ。先生入れたろか?」とかねぇ~心の中でちょっとモヤモヤします。
でも、そういった悩みや不安って看護師もわかっているようでわかっていなかったり?
患者さんがこういう辛さがあるのではないかとか考えながら接するわけだけど、実際自分がやったら想像以上に辛かったって思うんじゃないかな。
私は実際そうでした。勉強はしてたし、どういった検査かも想像はしていたけど、思ったより辛かったって思った。
心の病気も目に見えないので、本人の苦痛や不安を周囲が理解するのが難しいんです。また、本人自身も何がどうなって困っているのかが、わかってなかったりもするのでヘルプが出しにくい。
まぁ、ダラダラと書いてしまったけど、まとめると患者としての経験が看護師としての成長に繋がればいいなと思うわけであります。