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学校はお金を払う立場と貰う立場の両方を教えなければいけない客商売であると思う50代

私立学校で働いていると、生徒はお客様という感覚があります
学校業は究極のサービス業とも言われていますが
人の学歴や成長をお金で買ってもらう学校業は、
生徒というお客様によって成立する
サービス業であることは間違いありません
サービス業である以上、顧客は生徒ということになりますが
学校である以上、ルールがあり指導があります
ルールを守れない場合は、単位を認めないや退学などの処分となります
生徒、時には保護者が、自分たちは客だからとうスタンスでやってきます
学校は教育をする場所であり、客商売という両輪で成り立っています

ただ、お金を払ってお客様であるうちに、
お客様でなくなった時の知恵や立ち居振る舞い、
自分がどのようにすればいいのか?
身に付けておかなければならないという現実があります
お金を払っているうちは、お客様なので、
その組織は金額に見合った対応をしてくれます
これが、学校を出て行ったとき、
自分がお客様でいられる場所がなくなった時、
社会は本当に厳しい風を吹き付けてくる場所となります

お金を与えてもらう立場になるということは
与えるだけの価値がないと分かった瞬間に放り出されます
声もかけてもらえなくなります
お金を払う立場と貰う立場の差を埋めるのは、払う立場の時しかありません

ねぁ話を聞いてと言って、聞いてくれるのはお金を払っているからです
貰う立場になると、
この人と1時間話をする費用が無意識のうちに計算されます
お金に関係なく会ってくれる人は、同級生だった人たちしかいなくなります
社会人になってからの付き合いは、
なんだかんだいってもある程度の計算はしています
社会人になってから、掛値なく話ができる友達ができることも沢山あります
会社や組織という枠組みがなくなっても、成り立つ関係を築いていくのは
なかなか難しいものです

お金を払える立場でいるうちに、お金を頂く立場を経験すること
今、この人たちが構ってくれるのは自分たちがお金を払っているから
という事を理解しなければいけません

学校はそのような事も教える場所であると思います

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