締切を守ることは、相手との人間関係を守ることでもあると思った50代
高校生は、進学や就職について本格的に動き出しています
今動いてもちょっと遅いような気もしますが
進路決定に向けて準備をしてきた生徒は、出願の手続きに入っています
また、就職を希望している生徒は応募書類の作成に取り掛かっています
いずれも締切という期日と向き合う作業となっています
働くようになると、この締切という期日の重さが変わります
学校でも課題などの締切日という期限は設けられていますが
結局、遅くなろうと未提出であろうと自分が悪いので
開き直ってしまえば、どうにでもなるものです
これが、
進路や就職となると期日を守らなければ自分が悪いでは終わりません
応募する先にも迷惑をかけますし
段取り組んでくれた先生も裏切ることになります
また、保護者の方たちだって、
そのように動くんだという心づもりはあります
自分の都合なんて大したことなくて、
周りの方たちへの影響が自分のプレッシャーと変わります
自分から他人へと軸が動く時ですえ
それ以前からわかっている生徒も当然います
期日を守るだけではなく、自分がやったことが周りにも影響があること
その影響は決して小さいものばかりではないこと
自分よりも周りを優先できる、しなければいけない場面がある
家庭環境や育ち方だけではない、周囲への思いやりを育むのは
後天的な力であり、学びや経験から身についていくものです
当校に通う生徒のことなので、ごくごく一例ですが
不登校を経験してきた生徒には、
締切を守れない生徒は少ない傾向にあります
むしろ、期限前に終わらせる生徒が多い傾向にあります
不登校を経験していない生徒で、
中学校でも通常学級で過ごしてきた生徒も
比較的少ないように感じます
学校には通っていたけど、自由な時間に別室に登校していた生徒には
ちょっと周囲への配慮が足りない場面が多く見られます
これは本当にごく一部を見ての感想なので、統計だてたものではありません
あくまでも私の感想でしかありませんが
早いうちに締切を守らないと、自分以上に周囲へ多大な迷惑をかけると
教えていくべきことだと思います
締切を守れない人は、働くようになっても守れない
遅刻は欠席するよりも罪が重いと言われましたが
働くようになっても守れない人は、それなりの人口がいます
期日を守らないのは、人間関係も影響します
許せる関係と許してはいけない環境があります
締切を守らせる、学校に行かせることよりも
人間関係を築いていく経験をさせるべき学習ではないかと思います