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第7期ポケカ四天王決定戦へのメタ読みと構築について

みやししです。

今回は第7期ポケカ四天王決定戦で使った構築とデッキ選択理由などについて簡単にまとめます。

■トーナメントの仕組み

基本エネルギーに挑戦者、A~Dに現役四天王が入る形式

11人ダブルエリミネーションという変則的なトーナメント形式で行われました。
詳細は当日アーカイブから確認できますが、重要なことは下記の2つ。

①1戦目を勝つと必要勝利数が少なくなる

・四天王になる条件は下記のいずれか
1戦目○→2戦目○
1戦目○→2戦目‪✕‬→3戦目○
1戦‪目✕‬→2戦目○→3戦目○→4戦目○

②1戦目は必ず挑戦者側との対戦になる

つまり如何にして1戦目を勝つかということが課題になってきます。

■挑戦者側のデッキ予想

・ライコ2~3人
・ドラゴ2~3人
・ルギア1~2人

JCS、WCS、直近のシティリーグや自主大会の使用デッキなどからの予想。
重要なのは数が多いデッキ=対戦する可能性が高いデッキではないということ。

自分と対戦するまでに挑戦者同士で対戦が行われるため、自分はその勝者と対戦することになる。

個人的な所感では、
ライコ→ルギア五分 ドラゴ有利
ルギア→ライコ五分 ドラゴ有利
ドラゴ→ライコ不利 ルギア不利

何が言いたいかと言うと、ドラゴは数が多い予想だが、見かけよりも対戦する可能性は低くなるということ。
また挑戦者側が同じ思考になった際、ドラゴ使用を避ける可能性もある。

つまり1戦目はライコ、もしくはライコに勝てるデッキと対戦する可能性が高いと予想しました。

■デッキ選択

必要な要素は以下の通り。

①デッキパワーが高い

大前提として必須。
メタ読みだけを考えたデッキ(イバラ、オーガポンミミッキュなど)はメタ読みを外した時に大事故する。
また、今回は特に環境が複雑化しているためデッキとしての地力は必要。

②ライコに不利を取らない

前項の環境予想から必須要素。
ただしライコのデッキパワーが高すぎて有利を取ろうとすると他のデッキに対してのガードが下がってしまう。
ライコが強すぎることは認めた上で不利を取らないぐらいの謙虚な姿勢で望む。

③ライコに有利なデッキに有利を取る

ライコに有利なデッキとは非ex主体(古代バレット、ガケガニなど)やサイドを1枚取らせたあと2-2-2のカウンターを通せるデッキ(サーフゴー、ソウブレイズなど)が考えられる。
そういったデッキにまで有利を取れると完璧。

■デッキ選択候補

1.サーフゴー

メリット
・1枚取らせてからの2-2-2カウンター性能が抜群
・トリトドンを採用することでルギアにも戦える(?)

デメリット
・対応力がない(メタ外のデッキに弱い)
・手札干渉ができない

ライコに有利を取るならこのデッキと考えていた。
メタ読みに自信があったため結構使う気だったがデッキパワーを信じられず没に。

2.ライコ

環境ど真ん中をフルパワーで使う選択肢。
本番2日前までは第一候補だった。

メリット
・生半可な対策を無に帰す圧倒的デッキパワー
・国内BO3というルールに適している

デメリット
・ミラーで有利になる要素が安定性しかない
・環境の中心すぎて対策される可能性

没にした決め手はライコかライコに勝てるデッキと対戦する可能性が高いと予想しているのにライコを使うのは矛盾していると感じたから。

3.サーナイト

メリット
・ライコに有利
・対応力が高い
・環境外で対策されづらい

デメリット
・序盤の安定性の不安
・国内BO3というルールに適していない

環境的にはかなり正解だと思っていたんですが、今回のルールのことを踏まえると最後に選択肢から外れました。
ライコに有利と言いつつも、たね切れやキャッチャー押し切りなどの負けパターンは存在。
3本目までもつれた際にゲーム時間が足りず展開としては勝っていてもサイド差で負けてしまうパターンが払拭できず。

4.リザードン

メリット
・ライコに不利を取らない
・ライコに有利なデッキに有利
・メタカードの自由度が高い

デメリット
・序盤の安定性の不安
・レジドラゴに破壊される

ライコに有利なデッキに有利というのが最大の決め手になりました。
序盤の安定をプレシャスキャリーで担保。
レジドラゴは前項の予想も踏まえてある程度割り切りました。

■デッキの内容

エーススペックはプレシャスキャリーとヒーローマントの2択でした。

・プレシャスキャリー

再現性が高く、何も出来ずに負ける試合が極端に少なくなること。
他のボール枠を削減できるためデッキ枠を増やせること。
上記2点はこのエーススペックにしかできない事でした。

・ヒーローマント

プレシャスキャリーと同じく唯一無二の役割ができるエーススペック。
ライコに対してブライア+スイーパーの要求を作ったり、ルギアに対してチラチーノのスペシャルころころを耐えたりできるようになります。

今回は安定性とデッキ枠の都合でプレシャスキャリー型にしました。

・プライムキャッチャー、アンフェアスタンプ
それぞれ代替手段(カウンターキャッチャー、ナンジャモなど)があるため他のカードを優先しました。

■採用カード

・ヒトカゲ4
ヒトカゲでスタートしたら嬉しい。
ドラゴ相手にいっぱい並べたい。
ポフィン、ネストが減っているので途中で素引きしたい。
ただ何か削るならこの枠だと思います。

・ナンジャモ3+ツツジ1
中盤からしっかりと手札干渉したいため。
また、ライコ・ドラゴは友達手帳でナンジャモに強い山を作ってくるため手札も含めて混ぜられるツツジは必須。

・シンオウ神殿
ルギアに有利な要素を増やすため。
スタジアムが増えることでライコのポケストップ、ドラゴのジャミングタワーも貼り替えやすくなった。
もう少しルギアを意識して神殿2枚採用でもよかった。

・炎エネルギー6+ミストエネルギー1
炎エネルギー5枚で回す実力がないため。

■採用しなかったカード

・ネジキ
ネジキを使ってまで捲りに行く試合は投了して次に行った方がいい。

・フトゥー博士のシナリオ
有効的に使える場面が少ない。

・ロストスイーパー
ルギア、ドラゴ、ライコに道具が入って無い。
スタジアムの方が優先して採用したい。

・ヒスイのヘビーボール
サイドを取れるデッキなのである程度は許容。
BO3のためサイド落ちが酷い試合は諦める。

・ポケモンリーグ本部
ライコが何故か乗り越えてくるためシンオウ神殿優先。

・ピィ
初手キャリーを打つのであんまり手札が減らない。

・ビッパビーダル
検証不足。
ライコにより強くなりそうだがデッキ枠2枠との比較から不採用に。

■当日の内容

・出場者使用デッキ
ライコ3
ルギア2
ドラゴ1
ミライドン1
ガケガニ1
サーナイト1
ブリジュラス1
リザードン1

・戦績
ライコ○‪✕‬‪✕‬
ミライドン○○
ルギア○○
サーナイト○‪✕‬○

わりと有利なデッキが多くて環境的には勝ちデッキだったかなと。
現役四天王側は全員ライコを意識したデッキになっていたので同じような考えに勝手に納得してました。
ただサーナイトを使う選択肢はあったけどガケガニとブリジュラスを持ち込む勇気と発想は凄い。

■まとめ

というわけで4・5・6期に続いて第7期ポケカ四天王になりました。
また1年頑張っていきますので応援して貰えると嬉しいです。

今回のデッキは国内BO3ルール+四天王決定戦という特殊な環境で調整したため、真似して使うというよりはデッキ選択における考え方や採用理由の方を参考にして貰えると幸いです。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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みやしし
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