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第58回新潟記念 追い切り評価

こんばんは、宮下綾斗です!

前回のキーンランドCで初めてnoteに追い切り評価を投稿させていただきましたが、予想以上に反応をもらえたので今回もこちらとPrivatterに併記する形で投稿させていただきました!
前回は追い切りA評価のヴァトレニが最内をロスなく回って見せ場は作りましたが、あと少しというところで後続に捕まってしまいました
今週はそのリベンジといきたいところ…!


追い切り評価は上から順にA+、A、B+、B、Cの5段階で振り分けています(ただしA+は追い切りを見て「これは!」と思った馬にしか打たないつもりなので、基本的にはA〜Cの4段階になると思います)

※フォワードアゲン、プリマヴィスタは最終追い切りの映像を確認できなかったため、評価を割愛

馬名 鞍上
日時 コースと馬場状態
全体時計 評価
短評(的なもの)

イクスプロージョン 和田竜
8/31 栗東坂路 良
57.1-41.5-26.9-13.4 B

最終追いは坂路で単走追い
馬なり調整で時計は目立ちませんが、全体的には可もなく不可もなくという内容
ただ、前走から適度に間隔が空いた割には1週前もそこまでビッシリ負荷をかけているわけではなく、この仕上がりで好走できるかと言われると一抹の不安もあります
直近4走が3勝2着1回と勢いはありますが、乗り慣れた和田竜騎手や西村騎手ではなくテン乗りの三浦騎手へのスイッチがどう転ぶか…
追い切りからはB評価としましたが、当日のパドックまで見て最終的な取捨の判断をしたいところです

エヒト 助手
8/31 栗東坂路 良
50.2-36.3-23.6-11.7 A

最終追いは坂路で2頭併せ
僚馬を右前に見る形で追走
前走(七夕賞)の最終追い時同様右側を気にするような素振りは見せましたが、後半は鞍上に一杯に追われるとしっかり前を向きパワフルな脚さばきで登坂
僚馬に2馬身ほど先着し、全体時計50.2の自己ベスト更新に加えラスト2Fでは23.6-11.7と加速ラップを叩き出す好内容
いささか急仕上げではないかと声も聞こえますが、映像を見た個人的な感触としては、B+評価を打った七夕賞の時からもう1段階状態を上げてきたと判断し、今回はA評価としました
ハンデは前走の54kgから3kg増の57kgとやや見込まれた感はあるものの、ここを勝てばサマー2000シリーズチャンピオンのボーナス4000万が手に入る分、陣営も気合を入れてチャンピオンの座を狙いに来ているのは想像に難くありません
軽視はできない1頭でしょう

カイザーバローズ 中井
8/31 栗東CW 良
819-66.1-52.0-37.5-11.5 B+

最終追いはCWで3頭併せ
最内から僚馬2頭を追いかける形で追走し、真ん中の僚馬には1馬身ほど遅れ、大外の僚馬には1馬身ほど先着という内容
映像中盤までは僚馬に隠れてよく見えませんでしたが、終盤では全身を大きく使った伸びのあるフットワークを確認できました
時計面も悪くはなく、出走メンバーの中では比較的上位の動きと判断し、この評価としました
前走から1kg減で出走できる点と早い上がりが使える点は魅力的ですし、何らかの印は回しておきたいところです

カナリキケン 木幡初
8/31 美浦南W 重
66.4-51.1-36.8-11.7 B

最終追いはWコースで2頭併せ
霧の影響で一部映像が見えにくくなっていますが、確認できた範囲では1馬身ほど追走した状態から木幡初騎手がゴーサインを出すとその差を一気に詰めて、最後は半馬身ほど抜け出して先着
ラスト1Fも11.7と鋭い反応を見せており、仕上がりは悪くなさそうです
ただしここまでのキャリアを見てもダートの方が実績の目立つ馬だけに、芝でこの相手では…?

カラテ 助手
8/31 栗東坂路 良
53.0-38.9-25.8-12.5 B

最終追いは坂路で単走追い
この馬らしく跳びの大きい雄大なフォームを見せ、別の併せ馬2頭を追い抜く格好
時計面が抜群というわけではないですが、心なしか前2走の頃よりは馬に気持ちが入ってきたような印象を感じました
関西に転厩してきてからは思うような成績を残せておらず、トップハンデ57.5kgも歓迎とは言えませんが、一変の可能性は警戒しておきたいところ…
 

ココロノトウダイ 助手
8/31 美浦坂路 重
52.5-38.4-25.0-12.4 判別不能(映像で確認できた範囲ではB+相当?)

最終追いは坂路で2頭併せ
映像の大部分が霧の影響でまともに馬の動きが見えず、終盤にようやく見えた程度
ラスト2Fは25.0-12.4と一応加速ラップを踏んでおり、視認できた部分の動きだけを見ればB+相当ぐらいの動きには見えましたが、これだけでは判断材料としては乏しく、申し訳ありませんが今回は判別不能とさせていただきました
昨年の福島記念以来約10ヶ月ぶりの実戦復帰ですが、当日のパドックや返し馬の様子には注意深く確認したい所です

コトブキテディス 助手
8/31 美浦坂路 重
54.5-40.2-26.5-12.9 判別不能(確認できた範囲ではB相当)

最終追いは坂路で単走追い
こちらもココロノトウダイ同様映像の大部分が霧の影響でよく見えず、視認できた範囲ではムチを入れてしっかり負荷をかけ意欲的な追い切りに映りました
ですがやはりこちらも状態の良し悪しを判断する材料に乏しく、見えた範囲だけを切り取るならB評価が妥当だと思いますが、この馬も当日の様子には注意したいところです

ゴールドスミス 吉田豊
8/31 美浦南W 重
83.1-66.1-50.8-36.8-11.7 B

最終追いはWコースで2頭併せ
2頭併せの内を走り、やや手綱を抑えるような格好ながらも僚馬には手応え優勢のまま先着
首をグッと下げて重心を低くするような走りができており、8歳馬ながら重苦しいような動きを見せることもなく、この馬なりには順調に仕上がったように見えます
あとは初の重賞の舞台でどこまで食い下がれるかでしょう

サンレイポケット 助手
8/31 栗東坂路 良
54.5-39.2-25.5-12.5 B

最終追いは坂路で単走追い
1週前のCWでしっかり負荷をかけた分今週は馬の気に任せる調整内容でしたが、映像を見た限りではまずまずの動きといった印象を受けました
今回もやはり57.5kgとハンデを背負わされた格好ですが、今回は実績のある左回りかつ馬場の傷みが進んで差しの効きやすい展開が予想されるため、ペース次第ではこの馬にも出番がありそうです
あとは鮫島駿騎手の乗り方ひとつ…といったところでしょうか

スカーフェイス 助手
8/31 栗東坂路 良
54.2-39.2-24.8-12.1 A

最終追いは坂路で単走追い
全体時計こそ平凡ですが、映像では一定のリズムで首を上手く使えてしっかり前を向いて集中できていた点と、無駄な力みを感じない綺麗なフットワークで登坂できており、ラスト2Fでもしっかり加速ラップを踏んでいた点を高く評価しました
函館記念もそこそこ良い動きはできていましたが、今回はその時よりもさらに動きが良化したように感じます
左回りの実績に乏しい点は気がかりですが、こちらもサマー2000王者圏内の馬だけに、ただ回ってくるだけで終わるつもりはないはず…
あまり人気にならないようなら是非押さえておきたい1頭です

ディアマンミノル 助手
8/31 栗東CW 良
83.7-67.1-51.1-36.0-11.6 B+

最終追いはCWで2頭併せ
前走(目黒記念)時と同じく最終追いはCWでの併せ馬
ただし今回は強めに追っても半馬身ほど遅れた分、キッチリ先着していた目黒記念の頃と比べるとまだ仕上がりに良化の余地が残っているように見えたため、今回はこの評価としました
ただし1週前のCWでは6F82.2-1F11.5で僚馬にも先着していたため、展開が向きそうな最終週の馬場かつハンデが据え置きの55kgなら相手候補には加えておきたい魅力は感じます

ヒートオンビート 助手
8/31 栗東P 良
83.1-67.0-52.3-38.4-11.5 B+

最終追いはポリトラックで単走追い
終いに重点を置いた調整内容で、ラスト1Fは11.5をマーク
走りやすく時計も出やすいポリトラ追いではあるものの、軽快なフットワークで最後まで集中力を維持して走れていた点はプラスの評価をしたいところです
どんなメンバーでも安定して相手なりに走れるのがこの馬の強みであり、今回も上位人気必至だと思われますが、こちらも相手候補の1頭として考えたいところです

フェーングロッテン 助手
8/31 栗東坂路 良
52.7-38.1-24.6-12.1 A

最終追いは坂路で単走追い
前走時同様頭の高さが目につく馬ですが、これ自体はこの馬の癖と考えればそこまで大きなマイナスにはならず、馬なりながら前走時よりスピード感のある動きを見せ、時計も前走時の53.9-39.4-25.3-12.2から52.7-38.1-24.6-12.1と全区間で時計を縮めてきていることからも目下の好調ぶりが伺え、評価は前回より1段階上のAとしました
前走ではハナに拘らなくても勝ち切った分戦法に幅が出ましたし、初の古馬相手のレースとなりますが、前走より2kg軽い53kgとなる点は魅力的に映ります

プレシャスブルー 助手
8/31 美浦南W 重
84.7-67.8-53.1-38.8-12.0 B

最終追いはWコースで2頭併せ
一杯に追っている外の僚馬をものともせず、少し仕掛けるとあっという間に置き去りにする見栄えのする内容
相手が格下の馬だったこともありますが、8歳という年齢を感じさせない軽快な脚さばきを見せています
終い一辺倒の脚質ゆえ展開のハマり待ちではありますが、過去10年で2-3-0-1とこのレースに滅法強いM.デムーロ騎手が騎乗するとなれば一発を狙ってる押さえておく…という買い方もまた一興ではないでしょうか

ユーキャンスマイル 助手
8/31 栗東坂路 良
54.4-39.1-25.1-12.3 B

最終追いは坂路で2頭併せ
僚馬を左側に置く形で追走し、一杯に追われる意欲的な調整内容
僚馬に半馬身ほど遅れ&手応え劣勢と見栄えは良くありませんでしたが、相手がOP馬のアドマイヤビルゴだったことを考えると遅れ自体は許容範囲でしょう
高めの評価を打つには至りませんでしたが、このひと追いで変わってくる可能性はありそうです

レッドジェネシス 助手
8/31 栗東CW 良
69.1-52.5-36.6-11.1 B+

最終追いはCWで単走追い
強めに追われてムチも数発と馬に気合いを付けさせる意欲的な追い切り内容
馬もそれに応えてか3F36.6、ラスト1Fでは11.1とスピード感溢れる走りを披露
近走は大きな着順を重ねており今回もそこまで人気にはならないと思いますが、前走時より動きは良化しているように見えますし、一変があるとすればここかもしれません

評価の高かった馬をまとめるとこんな感じです!

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