第17回キーンランドC 追い切り評価

はじめまして、宮下綾斗です！

普段はPrivatterの方へ追い切り評価を投稿している者ですが、今回は試験的にnoteの方へも投稿を始めてみました！
ある程度のポジティブな反応があれば今後もどこかのタイミングで投稿するかもなので、暖かい応援をいただけますと幸いです…！(先週以前の追い切り評価についてはPrivatterの方で閲覧可能です)

追い切り評価は上から順にA+、A、B+、B、Cの5段階で振り分けています(ただしA+は追い切りを見て「これは！」と思った馬にしか打たないつもりなので、基本的にはA〜Cの4段階になると思います)

※ビリーバーは最終追い切りの映像を確認できなかったため、評価を割愛

馬名　鞍上
日時　コースと馬場状態
全体時計　評価
短評(的なもの)

ヴァトレニ　調教師
8/24 札幌芝　良
62.2-47.4-34.3-11.5 A
最終追いは札幌芝で単走追い
調教師を背に最終追いを行い、終いを少し強めに追われて3F34.3、ラスト1F11.5の好時計をマーク
中8週とやや間隔は空きましたが、映像全体を通してスピード感溢れるフットワークかつ集中して前を向いて走れており、脚の回転や首の使い方等も文句なし
A評価を打てる仕上がりと判断しました
元々はマイル前後で走っていた馬ですが、初の1200m戦となった前走が見事な一発回答
さらに北海道シリーズでは4戦して負けなしという相性の良さも見逃せません
重賞実績がないのと最内枠を引いてしまった点が若干気がかりではありますが、ロベルト系特有の爆発力をもってすれば活路は開けるはず…！
人気サイドに支持されてはいますが、ここは重めの印で考えてみたい1頭です

ウインマーベル　助手
8/24 札幌芝　良
66.2-50.2-36.2-12.0 B
最終追いは札幌芝で2頭併せ
外を回る僚馬を内から追走し、直線では馬体をビッシリ併せて併入する内容
分かりやすく突き放す等の動きではなかった分派手さはありませんでしたが、特にこれといって減点する要素も見当たらず今回はこの評価としました
3歳馬ゆえに斤量面のアドバンテージもありますし、流れひとつで重賞連勝の可能性はありそうです

ヴェントヴォーチェ　助手
8/24 函館W　良
70.3-54.0-40.0-12.9 B
最終追いは函館Wで単走追い
映像を見る限りでは全体を通して鶴首気味の走り方で助手とあまり息が合ってないように見え、身体の動きよりは気合い乗りの方が先行しているような印象を受けました
短距離戦なのでこれぐらいの方がいい可能性もありますが、時計自体もそこまで目立つようなものでもなく、個人的には前走(アイビスSD)時の方がデキは上に見えた気がします
ルメール騎手はどんな戦法を取って来るでしょうか

エイティーンガール　荻野琢
8/24 札幌芝　良
50.2-34.7-11.3 B
最終追いは札幌芝で単走追い
ラスト1Fは11.3と十分な時計は出ていますが、それ以上に目についたのが顔の向きの悪さ
終始左側を向いて首の高い走り方になっており、推進力が上へ上へと逃げてしまうようなロスの多い走りになっていた部分で減点し、この評価としました
このレース自体は2年連続連対の実績がありますが、「二度あることは三度ある」となるのでしょうか
WASJ前半をトップで折り返した武豊騎手の手綱捌きにも注目です

オパールシャルム　助手
8/24 札幌ダート　良
64.1-49.9-36.9-12.2 B
最終追いは札幌ダで単走追い
ダートでの最終追いではありましたが、映像では真っ直ぐ前を向いて走れているのが確認でき、脚さばきも比較的よく動いていた部類に映りました
この馬自身は遮二無二前へ行くタイプなので、あとは同型との兼ね合いがどうなるか…鞍上含めて不気味さはあるので、人気がないなら押さえておきたい1頭です

サヴォワールエメ　助手
8/24 札幌ダ　良
73.0-57.2-41.6-13.2 B
最終追いは札幌ダで単走追い
中1週と詰まったローテの分、終始ゆったりとした走りで馬なりの調整程度の内容
ゆえに時計も目立つものではなく、走り自体も若干首が高く見える程度で全体的には可もなく不可もなくといったところでしょうか
短距離の重賞では3戦していずれも2桁着順に大敗しており、重賞では能力的に壁があるタイプの可能性も…？

ジェネラーレウーノ　丸山
8/24 札幌芝　良
68.3-53.0-38.4-12.0 B
最終追いは札幌芝で単走追い
コーナーを回ってきた時点ではそこまでスピードに乗っていませんでしたが、直線で軽く促されてからの加速力には目を見張るものがありました
個人的には前走(函館記念)時よりも動きは良く見えた印象です
かれこれ4年近く馬券には絡めておらず、近走も大敗続きとあれば人気する可能性は皆無だと思いますが、大幅な条件替わりの大駆けに少しだけ期待してみる…というのも面白いかもしれません

シゲルピンクルビー　助手
8/24 札幌芝　良
65.3-49.2-35.4-11.7 B+
最終追いは札幌芝で単走追い
直線で若干左を気にする素振りがあった点は気になりましたが、前脚を力強く叩きつけるパワフルなフットワークを見せていたのは評価でき、馬体もふっくらとした見た目だったのは好印象です
総合的にはA評価を打った函館SS時とほぼ同じか若干のデキ落ちで踏み留まっているように見え、感覚としてはAとB+の中間地点、Aに近いB+といったところでしょうか
前走の負けで人気を落とすなら案外面白い穴馬になるかもしれません

ジュビリーヘッド　斎藤
8/24 札幌芝　良
61.4-48.1-34.9-11.6 B
最終追いは札幌芝で単走追い
新聞等の表記では単走になっていますが、映像を見ても分かるとおり実際には3頭併せに近い内容
外を回っていた他所の厩舎の2頭に接近し、斎藤騎手も肩ムチを入れてゴーサインを出すも手応え劣勢のまま追い越すには至らず
時計自体は3F34.9、1F11.6となかなかの物ですが
前述のとおり強めに追った割に外の2頭を交わせなかった点が引っかかった分この評価としました
この馬も北海道シリーズでは4戦して1勝ながら2着3回と洋芝に一定の適性は感じられますし、ビリーバー同様ここを勝てばサマースプリント王者の座がグッと近づきますが…？

トウシンマカオ　助手
8/24 札幌芝　良
67.3-52.1-36.7-11.5 A
最終追いは札幌芝で2頭併せ
僚馬の外を先行する形でコーナーを回り、直線では差を詰められて鞍上が合図を出すと、もう1段階ギアを上げて僚馬を突き放す見事な走りを披露
やや頭の高いフォームだった点は少し引っかかりましたが、それでも時計面は3F36.7、ラスト1F11.5と申し分のない数字で、状態としては絶好調といえる仕上がりに映りました
今回はテン乗りとなる川田騎手への乗り替わりですが、前走から4kg減となる53kgで出走できる点は魅力的に映ります

マイネルジェロディ　丹内
8/24 札幌ダ　良
53.1-39.1-11.9 B
最終追いは札幌ダで単走追い
前走から中1週と詰まったローテの分、調整内容は控えめ
追い切り面からは特にこれといって強調する材料も見当たらず、ホー騎手の手腕でどこまで食い下がれるか…といったところでしょうか

マウンテンムスメ　助手
8/24 函館芝　良
51.0-36.6-11.7 B+
最終追いは函館芝で3頭併せ
3頭併せの一番外を回り、直線では共に抜け出した最内の僚馬と間隔を空けての併入
4F追いながらほぼ持ったままで3F36.6、ラスト1F11.7と好時計を叩き出しており、可動域の広い伸びやかなフットワークを見せていた点も評価して今回はB+としました
あとは同型との兼ね合いと、テン乗りとなるパコー騎手との相性次第といったところでしょうか

メイショウミモザ　丹内
8/24 札幌芝　良
65.0-49.8-36.2-11.7 A
最終追いは札幌芝で単走追い
コーナーではほどよくリラックスしつつもしっかり前を向いて集中した走りを見せ、直線では丹内騎手に少し促されると即座に反応を見せ一気にトップスピードへ
3F36.2、ラスト1Fも11.7を叩き出し、久々の1200m戦でも不安のない仕上がりに映りました
鞍上は乗り替わりも、5走前にOP入りを決めさせた実績持ちかつ北海道シリーズで光る丹内騎手なら減点にはならず、人気次第では重めの印で狙ってみたい1頭です

レイハリア　助手
8/24 函館W　良
54.0-38.9-12.5 B
最終追いは函館Wで単走追い
昨年のこのレースの勝ち馬
最終追いでは若干脚の可動域が狭いような走り方だったのが引っかかりましたが、馬自体は力むことなく集中して走れてはいたので、デキとしては悪くはなさそうです
2桁着順に大敗した2〜3走前から打って変わって前走は4着と復調気配を見せてはいますので、当日の人気次第では押さえぐらいには…？

ロードマックス　助手
8/24 札幌芝　良
56.0-39.8-11.6 B+
最終追いは札幌芝で単走追い
映像では鶴首気味の走りでコーナーを回ってきましたが、直線では首を上手く使って伸びやかなストライドを見せており、終い重点らしくラスト1Fも11.6と上々の内容
同じUHB賞組3頭の中では最上位の動きに映りました
中1週ゆえに目に見えない疲れが残っている可能性もありますが、相手候補の1頭として考えてみたい魅力はあります

評価の高かった馬をまとめはこんな感じです！

最後までご覧いただきありがとうございました！
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