協力隊活動を振り返る(経緯・準備)

先日の記事をFacebookにアップした際にコメントをいただいた保護者の方とやり取りをしていたら、
あれ…卒業文集に載せた自分史上最高の文章に対する感想が、
肝心の選手達から一切来ていないぞ…
ということに思い至ってしまい、悲しくなったゆーきです…
恐らくいつか実家を出るタイミングなどで文集を発見して、その時に「あいついいこと書いてくれてんじゃん!」ってなる…いやなってほしい…なってください…

さて、せっかくサッカーの話が続いているので、2019年から2020年にかけての「大失敗」に終わったウズベキスタンでの協力隊活動がどういったものだったのか、振り返っておこうと思います。
長くなりそうなので何回かに分かれることになると思います。

1.協力隊へのきっかけ

そういえば協力隊に行きます!という話はよくしていましたが、何故志したか、どんな準備をしていたか、のような話はあまりしていない人が多いように思ったのでまとめてみます。
細かい理由としてはいくつかあるんですが、「いずれ教員になった時」ということを常に考えていました。
協力隊の選考や教員採用試験を受ける時にも考えたのですが、考えの道筋はこんな感じです。

将来日本の少子高齢化は必ず進む

日本国内のみでの生活が難しくなる(可能性がある)

そんな状況下で生活をしていくためには、以下2つの選択肢が考えられる
①移民を受け入れる(海外の人が入ってくる)
②自分が海外を含むグローバルな市場に向けてビジネスをする(海外の人と一緒に働く環境に自分が身を投じる)
いずれにしても海外の人と働く機会が増える可能性が高い

将来教員になった時に、その時の教え子が将来出ていく世界を自ら身をもって経験してから教員になりたい

世界一周も、企業で働くことも結局同じ理由に基づくものですが、こんなことを18歳くらいの時から考え続けているように思いますし、これからも考え続けるだろうと思います。
その思考の流れと、30歳頃までには教員になり、一度一つの業界(教育業界)に腰を据えてじっくりと取り組む、という観点からマッチしたのが、2年間と任期が決まっている協力隊だった、ということです。
その意味では協力隊の選考は非常に話しやすく(心からの本音で面接に臨めば問題なかった)、就活の面接はちょっと苦労したなぁ(本音では28歳くらいまでに辞めるつもりだったので)というのが正直なところです。
就活の話もいずれしたいと思います。
サッカーという職種を選んだのは、このタイミングで自分として一番貢献できる経験やノウハウが貯まっていることはなんだろうと考えた結果です。

直接のきっかけは8年前の世界一周の際に協力隊の方を訪れた経験が大きいと思います。面接でもお話させていただきました。
こちらは当時のブログを貼って代用します…この世界一周を振り返りだしたら時間が無くなってしまうので…
https://ameblo.jp/yu-ki5824/entry-11753086697.html

2.準備したこと

前述したとおり、書類選考や面接への準備はそこまで要らないと思っていました。協力隊の後に自分が考えているキャリアプランは、協力隊の経験を社会に積極的に還元してほしいというJICAの考えとマッチしているからです。
退職もそこまで問題はなさそうだったので、新卒から3年目の秋のタイミングで応募をすることに決めました。就職してから3年~4年の間に辞められるように計画しました。
それまでに準備をしていたのはサッカーのコーチングライセンスのみです。
以前は資格なしでも募集が出ていたと思うのですが、最近は少なくともC級が必要な募集しか出ていないと思います。
チームのコーチのご協力もあり、応募の1年ほど前には取ることができていました。
もう一つ数字として必要なのが、英語の資格でした。
こちらもTOEICなどを受けても良かったのですが、G-TECというPCで30分ほどで終わる資格で十分でした。
私はあまり資格を重視しておらず、資格は必要最低限のものを取れば十分と思っています。それよりも取得のために必要性を感じて勉強するプロセスのほうがよっぽど重要だと思います。
協力隊への準備は、どの分野で行きたいのかということを早めに決め、その専門分野で必要な要件を満たすように動き始めることのみでよいと思います。
専門が特にない方でも行ける可能性のある分野はありますが、どうしても応募が多くなり倍率が高くなる点と、活動内容のミスマッチが多くなりがちな点(実際にウズベキスタンで聞いたのは、日本文化を教えてほしいという要請だったのに、場所がない。仕方なくニーズを探ったらバドミントンを教えることになりました、という話などです。他にもいろいろな話を聞きました。さすがにサッカー隊員に別の競技を教えてください、というミスマッチは無いはずです)という2点があるので、あまりお勧めしません。何か一つ専門分野をみつけておくということと、何故それを発展途上国でやりたいのかということ、その2点を整理すれば、協力隊の選考を攻略するハードル自体は高くないと感じました。
コロナが収まり、またいろんな人たちが国際協力を志せる状態に早く戻ってほしいなと心から思います。

ウズベキスタンでの活動や国についての詳細は長くなってきたので次の記事にしようと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?