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40代後半親父の起業奮闘記


この歳からのチャレンジ に、大半の人は無理だ、辞めておけと言われると思う。
私も相談される立場だったら、そのように答えたかもしれない。

しかし、誰にも相談せずに自分で決めた、この選択について経験してきたことを残したいと思います。

事の発端は、市からのお知らせでした。
今となっては、メルマガだったのか、たまたま見た市のホームページだったのか忘れてしまったが、ともかく、そこに掲載されていた「起業塾」なるものに興味本位で申し込んでみました。

思えば、現状に満足しておらず、会社を改革して在籍するという選択肢を取るほどの魅力ある環境で無いことが、少しの後押しをしていたかもしれません。

起業塾への参加

かくして、市の主催の起業塾に参加することになりました。
起業塾では、今まで習ったことのない様々な新しい経験をしました。
ビジネスに必要なことは「ヒト•モノ•カネ」、そして今は「コト消費」である、ということなどを教えていただきました。

最終日には、起業した先輩方が、「起業についてのアレコレ」をセミナー形式で講義してくれました。

この先輩方のセミナーも起業した後のことを想像させてくれ、簡単ではない話であるという意識付けをしてくれるのに、大いに役に立ちました。
しかしながら、起業塾に参加して得た、もっとも大きなものは、同じ志を持つ同志でした。

考えや方向性、年齢、起業の手段は様々です。
それでも、将来に向けて同じ起業の夢を語ることができる仲間達は、とても大きな存在だと感じています。
出会ってから2年程立ちますが、今は各々がすでに起業され、自分のフィールドでの挑戦を続けています。
その事実が、挑戦が、私の歩みにどれだけの力をくれているか計り知れません。

各地方によって内容は異なると思いますが、もし、あなたのお住まいの地域で「起業塾」が開催されているなら、まず参加することをおすすめします。
※ちなみに私が参加した越谷市の起業塾では、全ての回に参加した場合、特典として開業資金の利率の引き下げや、創業融資の際の自己資金額を充足したものとして、利用することが出来るようになるなどがあります。
(参加回により特典内容が変わると思いますので、要確認です。)

私は過去、この起業塾に2度参加しましたが、起業塾の内容は、本当に触りの部分だけですので、この内容からさらに勉強しなければならない事は山積みです。
(これは今だから言える事です。)

起業塾を終えた後、私はさらに悩んでしまいました。
仲間達は明確な目標や業種を持って参加していた方がほとんどでした。
前述したように、私はある意味「ノリ」で参加して開眼したため、起業するぞ、と意気込んでみたものの、何で、どのように起業するかについて、ほぼ考えていなかったため、ここからさらに時間を要すことになります。

さらに、分かっていたことですが、年齢的にもギリギリ…いや、もうアウトかもなとも思い知らされました。
キラキラと将来の夢を語る受講者の方々の話を聞くだけで、嫌と言うほど思い知らされる年齢の壁。
起業のために考えなければならない事は山積しているのに、健康面にも気を配らなくてはいけません。
親父がこの年から起業を考えるって、やはりリスクなのかもしれません。
「その歳からチャレンジするなんて素晴らしいです!」と言われるたび、心の中で「何が?」お前もいつかこの歳になるんだよ」「今に見てろよ!」と思う事もありました。

でも、そんなことを気にしていても仕方ないんです!
自分の超えたい目標はそんなこと?
決して、かなわない目標のためにイライラして、ストレスを溜めるために起業をするの?
自分自身でも分かっていると思うけど、それが目標じゃないし、そんなために起業する訳じゃないでしょ?
もし、「若い奴らを見返したい!」と言う理由で起業するなら、辞めた方がいいと親父は思います。

どんな職で起業する?

「起業をする」ために、ひたすらググる中で、ビビッと来たブログを書いている方が何人かおり、その方々がコンサルタントを職とされていることから、コンサルタントという存在を知りました。
そのコンサルタントの方の無料メルマガに登録し、また勉強する日々が続きます。

その時期に学んだことは
•原理原則を知る
•本質を理解する
ということです。

やはり、人は本物を求めるというか、自身の中での目指す方向はそうでありたいと強く心に刻みました。
この頃から少しだけ「コンサルタント」という職業を意識するようになりました。
起業塾を終えて二ヶ月後のことです。

二度目の起業塾へ

起業塾で学んだことや人との出会いが、私を少し後押ししてくれる中で、その起業塾で知り合った方で、たまたま3回目の講義に出られなかった方が、再度起業塾に参加されるとのこととなり、私も便乗して参加しました。
前回とはまた違った趣旨の講義で、新たな気づきや出会いをいただきました。

ただ、この時

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