小屋にあったのは
とにかくいまやるべきは、書くことだ。
もたもたなんやかんや言わずに書く。
書いて書いて書くべし。
ということで、日記からはじめます。
なんてことなくとも、つづけること。
さすればきっと
楽しみにしてくださる方が現れるであろう。
何もないようで、毎日ちがう、忘れてしまうような出来事を。
仕事を通して出会った方にお誘いいただいて
山と街のあいだにある、小屋で一晩を過ごしました。
キッチンのあるひと部屋でひとり過ごす、
なんと魅惑的なお誘いでしょうか。
思索に耽るつもりだったのが、結果的にそこにあったのは、ひとひとりの暮らしでした。
ひとそろえ台所道具も、うつわもあるキッチンで、ずぼらな私がなにかつくりたくなって、つくって、洗って、片付けて。翌朝、ふとんのシーツをはずし、たたんで、朝ごはんをつくり、コーヒーを淹れて、洗って、片付ける。
緑が見える、台所。誰でもわかるように、ものの置き場がひと目でわかるようにしてある。だから、片付けるのが苦じゃないし、片付いていないと落ち着かない。
気持ちいい空間にいると、生活することが楽しいんやな。
ただここで、生活することが、楽しかった。
自分の居場所を心地よくする。
それは、世の中に関係なく、自分でできること。
それで、ご機嫌でいられるなら、こんな素晴らしいことはない。
アタマではわかっているつもりになっていたけど、それはまだほんまじゃなくて
からだで感じることでほんまになるんや。
ほんまになって、うれしかった。
忘れたくない、出来事。
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