旅をする木:都会で忙しく働く人にオススメしたい一冊
毎日仕事と育児に追われながらも何とか時間を捻出して大好きな読書にあてています。
良本との出会いは多いですが、最近その中でも「私の中の好きな本TOP 10」にランクインするような本と出会うことができました。
こちらの本です。
著者はアラスカで活躍していた日本人写真家の星野 道夫 さん。
著者のことは知らなかったので、本業の作品は見たことがありません。
でも本当に写真家?と思うほど文章が素敵なのです。
季節や人を表現する言葉がいちいち素敵で、登場する彼の周りに実在する人たちもそれぞれ物語があります。
アラスカ、日本人からしたら遠い地の果て、でも実は昔から日本との関わりがあったかもしれない。
想像したらとてもワクワクしてきます。
アラスカに行くと100年前、1000年前の人々が見ていた景色を見ることができる。
都会の生活をしていたら想像できないようなゆっくりとした時間が流れています。
都会の競争社会で生きていると常に勉強してスキルアップして、頑張って労働していることが当たり前になっています。
そんな生活に麻痺してしまい疑問を持つことがなくなってしまいますが、この本を読んでいると全然違う人生があることを改めて気づかされます。
読んでいる間、読み終わった後も忙しい日常ではあまり考えることのない、自然のこと・動物のこと・人生のことを考える時間を持てとても豊かな気持ちになります。
都会で毎日奮闘している方に是非おすすめしたいと思います。
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