丹田のない身体 丹田のある身体
魔女トレ in 仙台での一コマ。
《丹田》を意識した身体とそうでない身体。
これは、相手(柔道整復師の先生)がとっても素直(な身体)なのでこんなに分かりやすくなったのだと思う。
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丹田は大事だ。
発育発達の観点においても、
自己を認識する上でも、
パフォーマンスアップにおいても、
施術の効果を出す際にも。
魔女トレでは足からつくる。
丹田との繋がりにおいて足は重要だから。
そこにアクセスできたから何人もの方が
「生きる意欲が湧いてきました」
とおっしゃるのだと思う。
しかし受講者にとっては丹田の体得は難しいという。
私は伝えることに難しさは感じないが(必ずあるから)、人によっては時間がかかるから、限られた時間の中で伝えるとなると難しい。
丹田の感覚は個々に異なる。
元々できている方もいる。そういう方は変に学ばない方が良かったりする。
力をいれると良い人、
元々丹田があり息を吐くだけで良い人、
認識してる丹田が少しズレてる人、
イメージを持つだけでできる人、
足とお腹を繋げば良い人、
いろいろいる。
そんなことが分かってきた。
…………………
私が丹田がわかるようになった経緯。
舞台で踊っている人の身体の特徴を見ようとしていたら、なんとなく見えてきた。
指導を重ねていったら、だんだん細かく分かるようになってきた。
それを自分でもより意識するようになっていった。
するとその感覚も認識も変化し具体的になっていった。
そんな感じだ。究極の目的にしていたわけではない。
なぜか、
いつの間にか、
こんなことが出来るようになってしまった。
別にこういう人間を目指していたわけではないのに笑
またこの身体は、筋トレをやめたことで可能になった。もともと力みやすい性質を持っていた。運動量も減った。心の変化もある。
なにもかもが影響しているだろう。
もしアスリートが丹田の感覚の獲得をしたい、となったとき、そののために筋トレをやめるなどといったことは、当然ながらアスリートにとっては注意がいる。
競技者・アスリート・一般の方であっても、鍛えるべきものは鍛えるべきで、必要なトレーニングをしなければ弱々しくなる。
つまりはバランスが大事なのである。
私は「私の生きるステージ」におけるバランスだと"ここ"が良い塩梅というだけ。
誰しもが鍛えなくて良い、力抜けば良い、ではない。
今の私は『人々に感覚を伝える』ために必要最低限の筋肉がある、という程度。
何時間も歩いたり走ったり踊ったりトレーニングしたりする持久力やパワーは持ち合わせていない。
しかし"まとまり"はあり、そのまとまり具合はアスリート並みだという(バランストレーナー小関勲先生による評価)。
日々整えていたら日常生活で詰まってくるのだと思ってる。
丹田も信念同様、日常の過ごし方。
整えよう、常に感知しようとする心づもりが心身をつくる…そんな気がする。