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金持ちになりたい人、必見。 名著「金持ち父さん 貧乏父さん 」まとめ

この本は、私自身が会社をやめる決意をしたきっかけになる本であり、
多くの人々に多大な影響を与えた本です。

最近流行っている、You TubeやTwitterやTikTokなどで活躍している
ビジネス系のインフルエンサーが語っている経済知識や
多くの金融セミナーは多くは、この本の受け売りと
いっていいのではないでしょうか。

この本を読んだ後に、この様なインフルエンサーを見るたび、
この本からの「ザ・受け売りの言葉」を
さも自分で考えたかのように語る人のあまりの多さに
愕然とします。(ほぼ全員か?なレベルです)

でも、その位のインパクトがある本なんです。
目からウロコしかありません。

私自身も34歳で初めて読んだものの、
これを20代前半で読んでいればよかった…と心底思いました。

もし、このブログを読んでる方が
20代の方で、まだこの本を未読であれば、3時間位あれば読めるので、
絶対に読むべきです。その後の、人生が変わります。

30代40代の方も早く読むべきです。
(もっと早くに読めばよかった~となりますが…)

もし読まなければ、
50歳になっても、60歳になってもこういった
考え方は出来ないかもしれません。

なぜならば、
学校では教えてくれない考え方だからです。

この本では、
著者のロバート・キヨサキさんが幼少の頃に、
育ててもらった「金持ち父さん」の教えを、様々なエピソードを交えながら
どうすれば、「金持ち」になれるのかを教えてくれます。

私達、金持ちでない世間一般の中流の人の例として、
公務員である実の父(貧乏父さん)と比較し、
一般の人が知らず知らずに陥っているワナについて、教えてくれます。

本書では、「〇〇の株を買え」等といった個別具体的な話ではなく、
金持ちになる為の、普遍的な考え方、指針を示してくれます。

明日から金持ちになれる~、ということはないのですが、
これを知ってるのと、知らないのとでは大違い。

読んだ後に、今までの生き方を変えよう!となります。
私みたいに、会社をやめよう、までいってしまう人もいるかもしれません。

人生で必読の一冊です。(本当の本当に読んでください!)

<本の概要>
本書に出てくる2人の「お父さん」

「金持ち父さん」
実際は親友のお父さんの事で、学歴はないが、
しっかりとしたお金に関する知識(ファイナンシャル・インテリジェンス)を身に着けている、経営者。

「貧乏父さん」
実の父で高学歴の公務員。世間一般の中流の人。

本の中では、
様々な物語などを織り交ぜ1冊の本(262ページ)になっておりますが、
要約すると以下の3点になります。

1.金持ちとは何か
2.どうしたら金持ちになれるのか
3.金持ちになるための心構え

以上を学び、行動を起こせば誰でも金持ちになれる。

という事です。

それでは、詳細を見てみましょう。

1.金持ちとは何か

金持ちとは、大金を持っている人ではなく、自動的にお金が入ってくる
仕組みを持っている人のことです。(働かなくても、何年も生きていける人)

自動的にお金が入ってくる仕組みとは「資産」のことです。

資産とは?

資産は、ポケットにお金を入れてくれるもの
負債は、ポケットからお金をとっていくもの
(すなわち、持ち家は資産でも投資でもなく、負債。)

本当の資産とは

1.自分がその場にいなくても収入を生み出すビジネス。(その場にいなくてはならないのは「仕事」)
2.株
3.債権
4.収入を生む不動産
5.手形、借用証書
6.音楽、書籍などの著作権、特許権
7.その他、価値あるもの、収入を生み出すもの、市場価値のある物品など

多くの人が金持ちになる為に、とにかく一生懸命働き、あと少しお金があればと思いながら一生終えてしまうのです。

そうではなく、経済的自由を手に入れるには、一時の大金ではなく、少しずつでも資産を作っていく必要があるのです。

2.どうしたら金持ちになれるのか

仕事などでお金が入ったら、
まず支出をするのではなく資産を手に入れること。
少しずつでも、資産を増やすことで、不労所得が増えていき、
経済的な自由が手に入る。

誰もが「もう少しお金があれば…」と思いますが、
いくらお金があっても買うものが高くなる一方でお金の不安は消えません。
どれだけ働いても、私達の「経済的不安」という問題は解決できないのです。

そのことを本では、「ラットレース」と読んでいます。
※ハムスターなどが、走り車を猛スピードで走っても、
最初にいた位置から進んでいないこと。

ラットレースから逃れるには、どれだけお金を稼ぐかではなく、
どれだけお金を「持ち続ける」かが全てです。

金持ち父さんは
「経済的自由を手に入れる鍵は
勤労所得を不労所得(不動産投資など)とポートフォリオ所得(株式、債権など)に変える能力だ。」

「金持ちになりたかったら、どんな種類の所得のためいにせっせと働いているのか知らなければならない
また、得たお金を持ち続ける為にはどうしたらいいか、そして、損をしないようにそれを守るためにはどうしたら
いいか知らなければいけない。大きな富をを得る鍵はそこある」

と言っています。

そして、その為にはファイナンシャル・インテリジェンスが必要だと言っています。

ファイナンシャル・インテリジェンスとは

1.会計力
貸借対照表や損益計算書といった財務諸表を読んで理解できる能力。

2.投資力
持っているお金が少なくても、アイデア一つで大金を作れる創造力。

3.市場の理解力
投資のファンダメンタルやテクニカルについて知り、投資すべきタイミングを判断できる力。

4.法律力
法律をうまく使えば、大幅に節税できる。法律を上手に使う力。

こういった知識を身につけることで、うまく資産を築き、管理することができるようになります。

例えば、
会計力を身につければ、どんな種類のビジネスにおいても、弱み強みを理解でき投資に活かせる。
法律力を身につければ、自分の会社を作れば大幅に節税できる可能性があるということが分かります。

会社を持っている金持ちは
1稼ぐ→2お金を使う→3税金を払う

会社のために働いている人々は
1稼ぐ→2税金をはらう→3お金を使う

という仕組みになっているんですね。

とはいえ、いきなり投資の世界に飛び込むのは危険です。
まずは自分の頭に投資し、資産の獲得の仕方や管理の仕方を学ぶことが大切なのです。

本書でもウォーレン・バフェットの言葉
「リスクは自分がやっていることがよく分かっていない時に出てくる」
を引用して、
自分の知識を増やすことでリスクがリスクではなくなると説いています。

また、著者自身がファイナンシャル・インテリジェンスを身に着けたで、
少額の資産を一気に拡大した手法についても書かれています。

つまり、お金持ちになるには、まず自分の脳みそに投資して、
ファイナンシャル・インテリジェンスを身に着け、
着実に資産を作り、守るという方法を徹底することなんですね。

ただただ、考えずに目先の仕事を一生懸命こなし、なされるがままに
給料から税金をひかれ、ストレス解消で支出ばかりしていたら、
一生お金持ちにはなれないということです(泣)

とにかく、資産になる種を撒き続ける、それしかない。

3.金持ちになるための心構え

お金持ちが何であるかを知り、お金持ちになる方法が分かっても、行動できないのが人の情。
行動を阻む障害を乗り越えよう。

ファイナンシャル・インテリジェンスを身に着け
いざ実践しようと思っても、5つの障害があると著者は言っています。

そして、これは誰もが持っているものなので、
自信を失うことなく、対処するのが大切だと説いています。

<実行を阻む5つの障害と対処法>

1.恐怖心…お金を失うことへの恐怖心
[対処法]
金持ち父さん「世の中の大部分の人達が金持ちになることを夢見るが、損をするのを恐れるあまりなにもしない。一度も損をせずに金持ちになった人はいない。勝利は敗北のあとにやってくる」という事を覚えておく。

2.臆病風…悪いほうにばかり考えて臆病になる
[対処法]
まわりの「騒音」に振り回されず、ほかの人たちが怖がって行動を起こさない時にこそ、思い切った行動が利益を生むという事を覚えておく。

3.怠け心…忙しいことを理由に怠ける
[対処法]
怠け心につける薬は欲張り心。欲張りの心は健全な心、これに罪の意識を持つと、健全な精神を骨抜きにしてしまう。
「それを買うお金はない」と思考を止めるのではなく、「どうやったらそれを買えるようになるか」によって魂を活性化させること。

4.悪い週間…自分への支払いを後回しにする悪い習慣
[対処法]
給料が入ったらまず、自分に投資をする。支払わなくてはならないプレッシャーを原動力にして、必死に考えてお金に関する筋力を鍛える。

5.傲慢さ…自分の無知を隠すために、傲慢さ。
[対処法]
あることについて自分が知らないと気づいたら、専門家に聞くか、それについての本を見つけるかして自分自分を教育しはじめること。

私達は恐怖と欲望を持ち続けます、これから逃げることはできません。
しかし、感情に支配されずに頭でものごとを考えることが大事なのです。

<概要おわり>

以上「金持ち父さん 貧乏父さん」のまとめでしたが、いかがでしたでしょうか?経済的な不安を逃れるには、一度立ち止まって、俯瞰して、自分がラットレースにハマっていないか考える必要があるのです。

とにかく、読めば考え方が変わる、子供にも教えてあげたいと思う一冊ですよ。

おためしあれ。

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