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日曜日は一週間の始まり

今週の後半は、と書き出そうとして、あれ「今週」っていつからだっけ?と気になって今確認したら日曜だそうで、今日は日曜、ということは、先週の後半は、とするのが正解なのか、けどなんかピンとこないのでわたしは月曜が一週間の始まりだと感じてるようです、さておき、先週の水曜以降、決まった予定がなかったので何して過ごそうかなーとのんびり楽しみにしてました。金曜日は運動を兼ねて自転車で片道40分ほどかけて街中まで出かけて、バイト先のキーマカレー(無農薬みかんを材料に使ってたのでちゃんと食べてみたかったのです、美味しかった!)をランチに食べてのんびりおしゃべりして、久しぶりに花を買って帰りました。ピースフル。その晩、寝床についたら少しだけ喉に違和感があって寒気がして、このご時世なので急に不安になり、万が一これで熱が出てコロナ陽性だったら病院や今日顔を合わせた数人の方みんなに迷惑かけちゃうのか…と我に返って考えました。ここ何週間かでその可能性は着々と高まりつつあるはず。母も高齢だし母の職場の方はさらに高齢の方が多く、施設にいる父が三週間に一度通院する際には母が介護タクシーで付き添ってて、通院先の病院も先日コロナ陽性が出たとニュースになってた…寝る前の心配事は眠りを妨げます。そんなわけで、お世話になってるお店に顔を出したかったし、今度飲みましょう!と話してた方に連絡したかったけど、昨日今日は粛々と家で過ごしてます(スーパーに買い物には行ったけど)。本当に大変な思いをされてる方からしたら悩みのうちにも入らないような、取るに足らない話ですが、どうしたもんでしょうね…。ガースーじゃないっての全く。

ところで。この存在がなかったら今と同じ自分じゃない、というくらい深く影響を受けた何かしらが誰しもいくつかあると思うのですが、わたしの場合、真っ先に挙げられるのが吉本ばななです。ほぼ全作品読んできて、ここ何年か風呂に長く浸かるときはほぼばなな一択、そのときの気分で選んだ本の内容に自分にとって何かしらの答えが見つかるというか…スピ系の本で、適当に開いたページに自分に必要なことが書いてある、的なやつが以前働いてた図書館にありましたけど、手持ちのばなな本全部でそれに近い状態です。恥ずかしながら。最新シリーズ「吹上奇譚」は、内容的にはファンタジーなのに、自分にとっては実用書レベルで役に立つ作品のように感じてます。書き続けてくれて本当にありがたい。そんな感じで、我ながらマニアックな読者なのですが、自分の中で確実に五本の指に入るであろうエッセイの一つが「ごはんのことばかり100話とちょっと」に収録されていて、前もブログかなんかで取り上げたような気がするんだけど、今月ふと読み返したらやっぱりすごかったので、終盤だけ紹介します。なんとなく。71話目です。

 人生がきれいごとだったらどんなにいいだろう。みんないつまでもいけないところは改善しあって、かばいあって、守りあって、笑顔で接しあって、生涯孤独を感じないでいられたら、どんなにいいだろう。そう思っている人が宗教に入ってしまうんだろうな、と思う。でも人間はそのようではないし、きれいごとを創るためのエネルギーはけっこうばかにならないので、そんなことはどうでもいいからそっとしておいてくれ、だめなままでいさせてくれ、胸が苦しくてもすれ違ったままでも愛してると思わせてくれ、と私はきっと老後にも思うだろう。

家族、特に親について言及した内容なのですが、いつ読んでも沁みます。わたしだけかしら。ごく短いエッセイなので興味のある方は是非ご一読下さいませ。

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