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師走の夜にゆるりと集う音楽会を終えて

自主企画ライブが三日前に無事に終わって安堵しております。
関わって下さった皆々様、ありがとうございました。

力作フライヤー

ひとまず出演者の日程を押さえ、道でばったり出くわしたao to iu_さんにフライヤーのイラストを口頭で依頼してから、大黒屋食堂で岩澤ご夫妻と面接のように顔を突き合わせてじっくり打ち合わせし、企画名とフライヤーに載せる文言をあーでもないこーでもないと一人頭を悩ませ、同居人に無理強いしたフライヤーデザインも二転三転、ようやく完成したフライヤーを大黒屋さんにお持ちしてから駆け込みでラジオ出演の話が決まり、オンエアーのちも予約人数が伸び悩んでやきもきし、当日はステージのセッティングに時間を費やしリハに十分な時間が取れず焦りまくって迎えた開場時刻…しかし蓋を開けてみれば、落ち着いた和やかな空間で美味しい食べ物飲み物を味わいつつ心のこもった生演奏を共有できて、集って下さった方々の笑顔の印象がふわっと心に残るような素敵な会となったように感じています。物事をつい後手後手にしがちな我が身を反省しつつ、関わって下さったお一人お一人に、改めてありがとうとお伝えしたい次第です。

ao to iu_さんの原画。透明感のある色彩(けどキノコ)

三十代の半ばに知り合った友人のサポートで演奏活動を始めるようになってしばらくはずっと都内での活動が中心で、地元での繋がりを作りたいと思って行動し始めてから十年ほど経ちました。「どこを目指して音楽をやっているのかわからない」といったニュアンスのことを何度か言われたことがあって、そう言われるのも尤もだとしょげたりもしますが、現時点で一つはっきりと言えることは、もし音楽をやっていなければ、個人経営で頑張っておられる地元のお店との繋がりやそこに集うお客さんとの出会いがなかったんだなと思うし、それらのおかげで人生がずいぶんと彩り豊かになり人間として成長も(現在進行形で)させてもらっていて、無しの自分はもはや考えられないくらいなので、そりゃまああれこれいろいろあるけれど、やっぱり音楽をやってて良かったなと。
今回、そういったことを改めて強く感じました。

演奏の面では、今年四月の「ほどよい祭り」ぶりにご一緒したかわずくんのパフォーマンスが凄みを増していて驚いたし、下舘さんのギターの許でねおみいさんの歌がより自由に羽ばたいているかのようで素晴らしかった!かわずくんもねおみいさんも、MCも含めてお客さんを楽しませようというエンターテイメント性に長けていて、とても素敵でした。
そして下舘さんのソロコーナー前に、自分は音楽で何を表現したいと思ってるかについてぽつぽつとお話しされてから一曲披露されたのですが、演奏とお人柄、誠実さが胸に沁み入りました。

かわずたいが
ねおみいwith下舘直樹

我々はといいますと、夏の終わりからミッキーと練習を始めて、二人編成が徐々に馴染んで来たのと共に、演奏への向き合い方などなど、自分も変わっていっているように感じてます。今回も一緒にやれて楽しかったし、「みやもとみきひろ」(←こんな適当なユニット名で本当にいいんだろうか…)これからもお互い無理なく楽しみつつ、真摯に音楽と向き合って行けたらと思います。

みやもとみきひろ

本当にきのこ料理を中心にメニューを考えて下さり、あぶなっかしい主催者を温かくサポートして下さった岩澤ご夫妻に、心より感謝です。
(メニュー用紙をもらって帰ったつもりが見当たらず残念!)

そしてねおみいさんの娘さんが記録して下さった素敵な写真と映像の数々!ありがとうございます。後ほどインスタグラムなどにもアップしますね。
ライブを終えてから、夜の昭和の街を並んで歩いて帰っていく仲よし母子の姿に、ほっこりしました。

大黒屋食堂で張り子作品展示中のヤマダリツコさんのスケッチも要チェキです!作品も大人気。

最近は投げ銭制のライブが多かったので、チャージ三千円はお客さんにとってハードルが高いかな、という点も悩みました。コロナ禍まえに比べると、生活自体が変化したこともあって、自分自身もライブに足を運ぶ機会はずいぶんと減りましたし。しかし、おかげさまである程度まとまった額を頂けて、演者五人で配分することができました。

事後報告になりますが、パレスチナ問題に関わるどこかしらを支援したいという気持ちがこのところずっとあったので、このお金の一部を国境なき医師団への寄付として使わせてもらいました。
あと一歩、を後押ししてもらえたようで、嬉しい限りです。

ヤマダリツコさんのスケッチ かわいい!
有志での集合写真
影の立役者、浅沼さんを囲んで。
憑き物が落ちたような表情の私

またいつか、こういった素敵な場で、お目にかかれますように。

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