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阿字ヶ浦リゾートカフェ計画

⬛︎茨城をよくするためにやりたいこと

前の記事で書いたとおり、地元茨城を他県の人から見てより魅力的な場所にしていきたいという想いから、数年前から茨城の観光資源になるような店を副業で作ることができればなぁと日々思い浮かべてる。

自分の住んでる土地をより過ごしやすくしたいし、地方が衰退しきると日本の国土の大半が無駄なスペースということになる。地方を活性化することは日本の資源を有効活用することと同じだと思うし、日本全体の押し上げにつながると思う。あとは恐らく地方が廃れきったら全国に供給される国産のモノの幅というのも減ってしまいそうと思う。

都心がよりレベルアップすることは勿論いいことだとは思うけど、都心のレベルアップに応じて地方もレベルアップしていくことが日本全体できっと必要なんじゃないかと思う。少なくとも衰退していいことはない。

ちなみになぜ副業で考えてるのかと言われれば以下のようなことが挙げられる。
・本業で定期収入を確保してリスクを極力避けたい。
・本業でもより高みを目指して、いずれは今の経験を事業に活かして発展させたい。
・独立するよりも会社員の方が融資を受けやすく、また、今いる組織は信用も高いので融資額も引き出しやすい。
・いつかリモートワークが絶滅したらまた環境もガラリと変わって選択を迫られるので、地場の収入源が欲しい。

今の会社に勤めながら、いろんなことがずっとできればもちろん良いと思うけど、本業も副業もそんな甘くはないだろうなと思ってる。
ただ、何か環境が変わってしまうかもしれないし、リスクヘッジとしても両輪で回してみるのはありだなと思って副業を考えてる。

◎観光資源の補助的役割をする店舗の開店

阿字ヶ浦海岸

茨城の魅力を押し上げるためにチャレンジしたいことは旅行客から行きたい場所に選ばれるような店舗の開店。

候補は以下の3ジャンル。
・リゾートカフェ
・ラーメン屋
・おしゃれ居酒屋

できるなら全部やってみたいけど、現状完全なる構想です。
マイホーム計画もあるので、それが終わるまでは融資の関係上から大きな動きはできない。既に相当な回数を重ねてるマイホームもひとまず今年中に引き渡しまで漕ぎ着けて、来年あたりから本格的に色々と動いていけたらいいなと思う。
開店に向けて動いていく中でなんかやっぱり違うとか無理そうというのがあれば、それはそれで検討できて楽しかったということになるし、誰かのヒントになればそれでいい。

今のところ一番初めに参入障壁が比較的低く、昨今外食の一候補として選ばれることも多いラーメン屋が一番初めとしては良いかと考えてる。

https://www.cross-m.co.jp/news/release/20220421/

ラーメン屋、おしゃれ居酒屋を作る目的は地元エリアの生活の質、住環境のクオリティを更に高めること。味、コンセプト、空間において「こういうのないし、あれば住んでる人たちももっと楽しいだろうなぁ」ってのを形にしたい。他県の人たちに評価されるという観点は副次的に生まれたら良いなという程度。

一方のリゾートカフェを作る目的は別で、特に他県の人々に対して茨城県の魅力的なスポットになるように推し進めていきたい要素と思ってる。

⬛︎阿字ヶ浦リゾートカフェ

今回は魅力度をあげるために旅行客が楽しめるような場、茨城県の観光スポットを増やしたいという想いから、リゾートカフェに絞って書いていく。

◎大洗、阿字ヶ浦のポテンシャル

実は大洗と阿字ヶ浦あたりに葉山、江ノ島、鎌倉、湘南あたりのような有名な観光地要素が散りばめられてるんじゃないかと思ってる。

というのも、大洗といえばサーフィンや海水浴のメッカであり、都心からも旅行で来やすい距離にある。
既に日本での観光地としての知名度はそこそこある。
ビーチの近くには伝統的な神社があったり、観光向けの旅館があったり、食べ歩きできる市場があったりする。水族館もあるしね。

観光としては従来から観光で有名な施設やスポット、ちょっと前にできたグランピング施設まで下にざっと挙げておく。

◎定番観光スポットとの差

鎌倉、箱根、熱海のような勢いのある観光スポットと大洗・阿字ヶ浦ではどこで差がついてるのかを仮説として考えた。

仮説①:比較的旅行客が少ないので鎌倉とか箱根、熱海の観光地みたいな賑わいは少し欠ける。

大洗の観光入込客数    408万人(2022年)
鎌倉の観光入込客数 1,195万人(2022年)
箱根の観光入込客数 1,736万人(2022年)
熱海の観光入込客数    600万人(2022年)過去推移からの推定値
草津の観光入込客数    303万人(2022年)

草津より観光客数が多いのは意外だった。鎌倉、箱根あたりはやっぱり多いなと思う。まさしく東京の人がフラッとくる場所なんだなぁという感覚。
目指すはまず熱海からというところ(最新値がないのでコロナ前からの数字とコロナ影響後の回復を加味してのかなりざっくりとした推定値ですが)。

少しでも大洗エリアの観光客数が増えるように個人としてできるような施作として他県の人も来たいと思えるような味の店、空間を作ってアピールしていくことだと思う。
茨城の既にある観光資源のアピールも大事で発信していかなければいけないけど、個人としてそれは既にできる。何よりも既存の観光資源のアピールは地元の人々が既にやってきたことだと思う。
より大事なのは既存の観光資源をアピールしつつも、今の茨城に更に魅力あるものを増やしていくことだと思ってる。それが真の発展だとおもう。


◯観光客数推移資料
※直近数値は報道記事を別途参照。

大洗 過去データ
熱海 過去データ
鎌倉 過去データ
箱根 過去データ

仮説②:若干移動時間が長く、移動費が高い。

○電車
品川ー鎌倉        42m   運賃736円
品川ー箱根 1h26m 運賃2,722円
品川ー熱海 1h14m 運賃3,000円
上野ー大洗 1h44m 運賃4,220円

○車(夜中に時間は計算)

品川ー鎌倉     52km      54m 運賃1,090円
品川ー箱根     85km   1h6m  運賃1,760円
品川ー熱海 103km 1h30m 運賃2,420円
上野ー大洗 118km 1h28m 運賃2,560円

これを見る限り電車賃が2000円台まで安くなったら東京の人のフラッと旅に適用されるのかもなと思った。

電車賃を安くすることは一般人のできる範囲では無いから、いつも鎌倉とか箱根じゃなくてたまには少し足を伸ばして大洗に〜って選択肢に選ばれるように魅力のあるコンテンツを提供していくしかない。

仮説③:大洗・阿字ヶ浦には若い人向けの観光スポットがあまりない。
おそらくだけど親の世代つまりバブル世代から大洗周辺の環境ってそんなに変わってないんじゃないかと思った。特に今時のものってまだまだあまりない。
強いていえばトラットリアjマリーナっていうおしゃれなイタリアンがあるのと最近potato cafeという芋スイーツ屋とume cafe WAONとかいうのができたぐらいかと思う。
もちろん地域の人たちは既存の資源をもちろんアップデートできるように頑張っているとは思うけど。

若者が立ち寄りたいレベルのランドマーク的なカフェとかハンバーガー屋とかカレー屋とか服屋とかそういうなんかモダンで若い子ウケが強そうなものは極端に少ない。
仮にそういったジャンルの店があったとしても、ほぼ認知されてなくて、ランドマーク的立ち位置になってる場所はないんだと思う。
雑誌POPEYEに取りあげられるような店、そういうものは無い。
そういうのが無いからいいっていう人ももちろん多いと思うんだけど、個人的には若者のカルチャーも取り込んでいけたら、元気な街になるし広い層に受け入れられるとは思う。

この記事を書いていてこれまであまり深く考えたことはなかった観光とは何かを素人なりに考えた。
旅行客の滞在時間をどれだけ刺激的なものにするか、どれだけ地域性を感じられるものにするか、どれだけ思い出深いものにするのかが観光なのかもなぁと素人は思った。
滞在時間の間にどれだけ新たな体験で埋められるか、どれだけ旅行者の時間と感覚をストレスかが勝負なのかな。
そうなると滞在している間にそこに何もなかったじゃ観光地として失敗してることになる。

例えば、茨城の牛久大仏。牛久大仏だけだと1時間あれば見終えてしまって、それだと行ってただ帰ってきて結局他の町に行っちゃうと思う。
周りにアウトレットができたので、プラス3時間多くショッピングを楽しみながら滞在できるようになって日帰りで昔よりも多くの時間を楽しめる場所にもなった。牛久大仏だけの時と比べたら牛久の魅力は確実に上がったと言えると思う。
その他にも、例えば千葉のディズニーランド。ディズニーリゾートがシーもなくランドのトゥーンタウンだけの内容と面積になったら、いても2,3時間しかいられないだろうし、そうなるとはるばる遠くからディズニーランドだけを目的に行く人はいなくなる気がする。朝から晩までいても回り切れずに、毎度新たな発見があるという感動も薄まると思う。1日いてもすべてを回れないほどの密度があって、次にはあそこに行きたいというのが仕掛けなのかなぁと(大人になったらそれも感じられなくなるけど)
いろいろなテーマが詰まったエリアがあるから一日で沢山の場所を巡ったような気にもなれる。

そんな感じでいかに滞在時間にいろんな経験をさせられるかが大事なのかなぁと思った。

茨城はスポットが点在してたり、一スポットあたりの所要時間が短かったりする。もっと一スポットあたりの滞在時間を伸ばせるようにしなければ観光客は何もないなって感想になる

今回大洗・阿字ヶ浦にスポットライトを当ててるのに阿字ヶ浦の話をしてなかった。
阿字ヶ浦は大洗から車で15分ぐらい。
阿字ヶ浦の現状としては、近くにネモフィラとコキアとロッキンで有名なひたち海浜公園はある。ただ、他県から海浜公園にくる人たちはおそらく阿字ヶ浦というスポットがすぐ近くにあることを知らないことが多いと思う。阿字ヶ浦はすごい綺麗な場所だけど、観光としてついでに立ち寄れるようなお店があまり無いから旅行雑誌とかであまり取り上げられないのかもしれない。
地元の人たちも阿字ヶ浦の良さを引き立てるために色々と画策してるけど、他県の人たちからはまだ見えてない状況な気はする。

阿字ヶ浦パノラマ画像


大洗・阿字ヶ浦ともに色々ポテンシャルはあるけど、東京から毎年ガンガン人が旅行でやってくるには何かがまだ足りてないのかも。あとはちょっとだけ移動コストの高い大洗・阿字ヶ浦。

惜しい要素だらけなので、少しずつ若い世代にも好んでもらえそうなカルチャーを増やせばおそらく東京の人たちにも更に観光地として選択肢に入れてもらえるはずだと考えてる。

若い世代に好んでもらうと言ってもチーブハットグとかタピオカとか高級食パンとかフルーツサンドみたいに突拍子もなく現れるような一過性のものじゃブームが過ぎたらお終いだし、あまり意味がない。茨城県を見てるとそういう目の前のブームに乗っかりがちな気もする。

これは個人的な意見だけど、ああいうブームの商品を最初に作った先人はすごいと思うけど、それをすぐパクって乗っかっていってすぐ廃れてく店とかを見ると、なんとも言えない気持ちになる。

ブームに乗るんじゃなくて確固たるブランドを築かなきゃいけないと思った。

だから、土地特有の土産品とか観光地化してる人気店みたいにしっかりバッググラウンドとか地域性とか歴史とか作った人の思いとか、そこにある意味を見出せる存在でなければいけない。
例えば、七里ヶ浜の珊瑚礁とかってあれはもう鎌倉・七里ヶ浜のブランドものだと思う。そういうスポットにしたい。

珊瑚礁・外観(HP画像)
珊瑚礁・内観(HP画像)


カレー・検索結果


これは一例にすぎないけど、こういう魅力あるお店が世の中にいっぱいあるんだよな。

料理がめちゃ美味しいとか外観・内観かなり特徴あるとか、絶景が観れるとか、他にはないサービスがあるとか、全国の観光スポットとの差別化をしていかないといけない。

土地の魅力をアップさせるという視点では既に考えて行動してる人もたくさんいて大洗だと光る夜のイルミネーションイベントがやってたりする。
こう言うの若い子好きそうだし、幻想的でいいよね。

ただみんなが知るまでにまだ至ってない。

あとはイバフォルニアマーケットといって阿字ヶ浦をカルフォルニア海岸のような賑やかなリゾート地にしたいと活動してる人たちもいる。

こういうのに混ぜてもらったりして魅力を上げたい同士協力して、どんどん地域を活発化させて良いものにしていければなぁと思う。


数十年後とか数百年後にこういう海になったらいいな。

ナポリ
アマルフィ
ワイキキ
カリフォルニア
サントリーニ島
今の阿字ヶ浦
今の阿字ヶ浦
今の大洗

⬛︎今年の活動

◎店舗規模計画

店舗内10人席(10坪前後)
店舗外テラス席 必要に応じて拡張
テイクアウト・テラス席メインの店舗

原案の間取り・パースイメージは下図の通り。
内装に関してはパースアプリで無課金でチャチャっとやったものなので、実際にはまだ検討中。

坪数が10坪前後と限られた中でいい感じにするのがまたむずい。置物とかはとりあえずアプリにあるものにしたけど、コンセプトとか練って実際はこだわらないとなと思う。
家具と外壁天井の色使い、照明はきっとイマドキっぽくするのにより重要だと思うので、これもまた実際にはもっとこだわりたい。
ガラスドアが課金必要だったので無課金勢はドアが普通のドアになっちゃって変なことになってます。
あと窓から海を見えるようにしていたはずなのに、目の前にテラスを作ってしまったことで中の人は海が見えません。
テラス席をずらさないといけない。

◎場所

阿字ヶ浦周辺(海辺が見える位置)

◎必要資格

・食品衛生責任者
必須。従業員誰か一人持ってれば良いらしい。一日研修を受けて取り終わる資格とのこと。

・開業等届出書
開業して1ヶ月以内に役所に提出

・菓子製造業許可申請
パン提供などの場合。

◎初期費用

⬛︎キッチン設備
厨房機器:10坪程度=約120万円
エスプレッソマシン:10~20万円
オーブン付きガスレンジ:10~20万円
電気フライヤー:10万円
冷凍冷蔵庫:25万円
製氷機:15万円
食器洗浄器:20~50万円
コールドテーブル(作業台):10万円前後
シンク:3~5万円
計223万円〜275万円

⬛︎備品
テーブル5台、椅子3脚、カウンター1台、ソファー3台、:26万円
POSレジ(中古):10万円
食器など:10万円
観葉植物:7万円
アンティーク:15万円
計48万円

⬛︎物件取得費
家賃10万円
前家賃20万円
敷金30万円
礼金20万円
仲介手数料10万円
計90万円

⬛︎内装工事費
350万円(35万円×10坪)
電気工事50万円

⬛︎一部外装工事費
100〜300万円

⬛︎看板工事費
30万円

⬛︎テラス備品
椅子 16万円
テーブル 3万円
パラソル 10万円
計29万円

⬛︎運転資金
6ヶ月分 507万円

総計1427万円〜1679万円

削減できるとしたら備品や内外装工事かな。DIYで内外装工事しないで予算どりしてるケースが多いっぽい。それだけで500万近くだし、確かにそこは削りたい。
あとは敷金礼金保証料が安い物件だったり、厨房機器をリースにしたりで初期費用はあと数十万下がる。

居抜きなら削減できるもののちょうどいい居抜き物件が出るケースはかなり稀。

色々労力をかけて荒削りすると900万円〜1100万円前後ということになる。

◎資金計画

開店時の初期費用を計算、提供メニューを考えて価格設定後、これまでの経験を活かして収支計画をエクセルで作ったりした。

損益計算書と貸借対照表を1ヶ月単位で作ってみて10年シュミレーションしてみた。

ラーメン屋を開店する場合の机上のプランも既に作ってみたけど、ラーメン屋とは違ってカフェは相当な客数か客単価が見込めないとオーナー経営は難しいことが机上で判明した。
飲み物だけ売るようなカフェはよほど人がごった返さない限り、オーナー兼店長でやっとトントンという厳しい感じ。

むしろ世の中で売れないカフェやってる個人経営者どうやって生活してるのか気になったレベルではある。

自宅兼カフェなら家賃が浮くからリスクも減ってグッと難易度も下がる。
よほど有名になったり常連がつかないと厳しい商売というのは理解したのでリゾートカフェなんてのは他の事業が安定してからやるべき事業だと思った。


詳細な収支計画は伏せるけど、めっちゃざっくり、仮に月の売上が以下だとして。

客単価1000円×50人×20日
=1,000,000円

家賃       10万円(セオリーどおり売上の10%)
電気代   3万円
水道代   3万円
ガス代   1万円
仕入            30万円(セオリーどおり売上の30%)
リース   2万円
wifi             0.5万円
人件費         30万円(セオリーどおり売上の30%以下)
保険    2万円
広告・雑費   3万円
費用計 84.5万円

営業利益 15.5万円

そもそも立地的に毎日1日も50人きますかってのとそもそも客単価1000円もいけますかってところ。
仮にいけても営業利益は月20万程度しかでないのきつすぎる(雑費5万とか費用多めに設定してるけど…)。
これではオーナー経営は厳しい。人件費30万じゃ店長雇って終わりだし、安月給で人材来るのかも謎。店長一人で捌けるのかも疑問しか残らない。

その他にも内装費とか家具とかコーヒーマシン代とか借入で賄って減価償却なりも費用に含めていったら初年度からしばらく赤字続きじゃんって予測になる。

減らすとしたら原価かなぁと思う。
20%〜25%程度に抑える。
その分サービスの質と空間、店舗体験にきっと力を入れるべきなのか。

色々商品と価格という部分でも仕掛けを作らないと継続できなそう。

初期費用の部分に関しては、他の店にはないかっこいい内観外観とか、空間を作ろうとしたらそれなりの設備投資が最初に必要になりがちで、建物から建てたりしたら4000万以上になっていって負担が大きい。

色々考えたけど、提供場所はキッチンカーとかにして家賃減らして、その前にお客さんが一息つける空間をDIYで毎度作るとかして初期費用おさえつつ他にないものを作らないと博打になると思った。

コンテナハウスとかトレーラーハウスもいいなと思ったけどかっこよさを保ちつつカフェに必要な広さを確保しようとすると設置込みで800万円〜1000万円ぐらい。
オシャレなプレハブハウスとかも探して三協フロンティア実際あったんだけど、やっぱりカフェに最低限な坪用意すると1000万とかそこそこする。


トレーラーハウス参考
コンテナハウス参考
プレハブハウス参考

(怪しいチャイナ製は数百万だったりしてチャイナの誘惑というか魔の手しんどい。)

そもそもリゾートカフェにするとしてコンテナとかプレハブでいいのかという疑問も残る。内装業者に頼んだりDIYして雰囲気出すにしてもどうなんだろうかという疑問もある。

建物建てるよりはずっと安いんだけど、借入して買うなら客がこなきゃすぐ詰むビジネスになっちゃうし、自己資金で買うのも勿体ないし危険な額。

そこそこ会社として信用積まないと1000万円を超えるような融資は難易度も高い。
だからリゾートカフェは最初にはできないという判断になった。

確実な顧客が見込めない限りは現状は大金を注ぎ込むような博打はリゾートカフェにはできない。

資金とか何も考えずに作った当初イメージは下の画像のとおりだったわけだけど(拾い画を少し自分でペイント)、リゾートカフェ作ってる人たちはきっと相当な富裕層か、どっかの企業が本業とは別で税金対策かなんかでやってるのかな。

立派な建物が多い。バブルの遺産なのか。

下の画像は一番最初に思いつきでカフェの画像からこういうイメージはどうだろうと考えた拾い画を編集して作った画像。
パースはテキトー。

傘無し
傘あり

古民家や競売物件のリフォームという手もあるけど望みのオーシャンビューとかは今のところ見つかってない。

恐らくオーシャンビューに拘らず今時の施設を地区内に作ろうとした方が楽なんだろうな。
でも、他県の人もきたくなるような阿字ヶ浦・大洗の景色を作りたいってジレンマがある。
魅力を作るにはお金がいるけど、お金使っちゃったら持続が困難になるという難しさ。

客観的に考えて大洗、阿字ヶ浦らへんに旅行に来たとして、若干距離があって全国各地にありそうなおしゃれな店にわざわざ行きたくなるものなんだろうか。
観光スポットのすぐそこにあれば寄る価値はあると思うけど、わざわざ車で観光地から移動して行くってのはやっぱり店舗として相当な魅力がいると思う。

とてつもなくでかいテントとかも世界には売ってるみたいでテントカフェってのも面白いし、雰囲気あるし、実際他の手段より驚くほど安く済むしと考えたけど、保健所の営業許可証がどうとかもう少し調査がいる。

あとはキッチンカー。これは費用は安いけど、もはやリゾートでもなんでもない感。
頑張って低予算でリゾート感を出そうとしたらテラスをその場で毎度自分で作りあげるしかない。それがどう映るのか、どのぐらい大変なのかは想像には容易くない。

こう考えると建物をどうするかそのための資金をどうするかというのはマーケティング的にも経営的にも超重要と思う。

あと資金作りするにはクラウドファンディングか。これもあったらいいで当てにしてはいけないものだとは思う。大抵の地方の成功してるプロジェクトは100万円〜300万円でそれでも足りない。

商売はキャッシュが大事だろうし、自宅兼事務所が最強で次いで賃貸が初期費用を抑えるには理想だと思った。そうはできなそうだから第三の選択を探ってるけど。

ちなみに今あたまのなかにある理想は葉山のアンダーザパルモという場所。
ここよく見ると椅子にパレット使ったり、布とロープで新鮮な景色作ってたり、かなり工夫して予算抑えつつ魅力的な空間を作ってるなぁと思った。

◎市場調査

喫茶店の全国市場は2019年時点で1兆1,784万円。毎年ほぼ横ばい。
喫茶店の数は6万点台。
とてもざっくり単純計算すると1店舗あたり年間1964万円の市場。
純利益は1割とすると年間約200万円。

サイト「コーヒー学園」より引用

⬛︎競合

◯コーヒー店競合
・スターバックスコーヒー
     ブランド、空間、サービス、流行、コミュニケーション、ノマドワークに強み
・タリーズコーヒー(蔦屋書店内)
  ブランド、空間、サービス、休憩、商談、価格に強みに強み
・カフェキャラメルママ(古民家カフェ)
  味、空間、雑談の場所に強み
・グラスハウスシーサイドカフェ(海浜公園内のカフェ)
  景色、空間、観光に強み
・サザコーヒー
  ブランド、味、観光に強み

観光地的なカフェを目指す上で絶対的にライバルになるとしたらサザコーヒーかグラスハウスシーサイドカフェと思った。
でも、サザコーヒーは安くもないし、あまり遠方から来てゆっくりする場所には思えない。お土産にはなるけど、観光ついでにそこでご飯とはなりにくい。他に食べるべきものがあるはずだから。
グラスハウスシーサイドカフェは景色がいいし新規性のある商品はあるけど、価格が高いし、味に別にこだわってないし、そもそも海浜公園の中に入らないと買えない。

こういった特徴を考えると観光客向けのカフェという点でコーヒー店の競合はほぼいない。唯一気になるのはスタバが新メニュー出した時にドライブがてらで買ってく人が少なく無いこと。これについてはこちらも阿字ヶ浦でしか買えないようなドリンクを看板メニューにして、ドライブがてら買えるようにして対策するべきと思う。阿字ヶ浦沿いのドライブは心地いいからお供にしてもらいたい。

◯観光向けになりうる新興店舗競合
有名な観光地は省いて阿字ヶ浦周辺のオシャレ感出してる店舗に観光競合は絞る。
こちらこそ真剣に価格とかサービスとか見た目で競合となる気がする。

・ ume cafe waon
老舗梅干屋が作った。水戸の土産品梅を商品に使って地域性を出してる。お茶漬け、おにぎり、パスタ、梅味スイーツ。おいしそう。お店の評価も高いみたい。

競合とか言ってるけど県民としては普通に応援したい。



ぱっと見、ご飯類は600円〜700円台、ドリンクが300円〜400円台。
つまり合わせて客単価1000円を狙ってる。

位置としては海から歩いて10分。観光地が集まった近くにあって立地はいい場所にある。ただ大洗の街中なので何か見えるわけでは無い。

強み:歴史、地域性、特産品、距離、味、価格。弱み:ロケーション、梅で好き嫌いが分かれる

面白いお店だと思う。梅が苦手な人は入りにくいのがある意味唯一わかりやすい弱みに見える。

・potato labo
ひたちなかの特産品であるさつまいもを使ったスイーツ店。これまた競合分析なんかしてなけりゃ茨城の地元民としては普通に推したい。ここも評価は高いみたい。

⬛︎交通量

ひたちなか市、大洗町周辺の主要道路である国道6号、国道245号の一日あたりの交通量推計[24時間交通量(全車上下計)]25,979台、28,788台。

一方で阿字ヶ浦と大洗の観光スポット沿いに位置する道路の一日あたりの交通量推計は2,184台。

1/10以下しか交通量はない。
商売をやるにおいてはこの情報だけであんまり向いてないと言える。
ただ、観光客数という観点で見ると全く別の見方になる。

⬛︎観光客数

ひたちなか市にあり阿字ヶ浦から車で最短3分の国立常陸海浜公園の年間累計来場者数はコロナ禍の影響が残る中で令和3年度で139,8952人。

国立常陸海浜公園:年間累計来場者数
国立常陸海浜公園:居住地、来園手段

コロナ前は200万人超えで令和4年度データだったら200万人にまた戻ってる可能性が高い。
8月はロッキン効果もあり50万人ぐらいきてるっぽいのでそれを抜きにしても150万人。

この150万人の顧客のうちの数%でも取り込めれば相当な数字になる。

そのうち県外からの顧客をメインにするので画像のデータだと57%が県外。

そこから10代から40代がメインの層になるとして、だいたいその層は日本の人口分布から見ると全体の約40%

2020年人口データ


150万人×57%×40%=34.2万人

本当は細かい都道府県別年齢別データが欲しいけど、おそらく大きくは乖離しない。
ターゲットとなる34.2万人のうち何らかのプロモーション活動を通して、その内の5%に来店してもらえたら年間来店客は17,100人になる。

仮に年間17,100人のお客様に平均客単価1000円分を提供したとして、年間売上は1710万円。
利益が10%だとしたら年間170万円。

年間17,100人来てもらうには月に1420人、1営業日あたり70人きてもらうことで達成できる。

1日70人という来場は個人経営のカフェとしてはかなり高い。

とはいえ阿字ヶ浦から車でたった3分の位置に少なくとも150万人以上が遊びにきているという点で大きな市場だと思う。
5%ってのは少なめに見積もったけど、観光地としての認知度が向上したならば帰るついでとかに寄ってくれる人はきっと増えるよなぁ。

認知度向上がプロモーションで超重要になる。


⬛︎人口
県外の顧客のみにフォーカスしたけれど、果たして常連になりうる人はどのぐらいいるのか。
同心円を書いてくれるサイトがあったので使ってみた。

阿字ヶ浦海水浴場からの同心円:2km青色、5km緑色

2kmぐらいが徒歩で通える限度と仮定して青色円が2km地点。
車で10分くらいで通える限度と仮定して緑色円が5km地点。

阿字ヶ浦町、磯崎町、長砂、平磯町、新光町、山崎、その他が入る

同心円エリアは38,203人。
ひたちなか市の人口が154,208人らしい。

高齢化がかなり進んだエリアと聞くので10代から40代が25%ぐらいとして9,550人。
その内の0.3%の約30人を常連にさせる。
30人が月3回きて客単価1000円。
月9万円。
観光客メインの商売だとリピートは狙えないので、常連のお客様さんからの売上もしっかり確保しないと経営は危険になる。
最初のうちだけ良くて持続性がないお店になる。
観光客の一見さんがいなくなったときに月9万円じゃ費用的に大赤字。
もっと常連を増やさなければいけないだろうから、その点についても何かリピーター施作を練らなければいけない。
後日考えて加筆したい。

◎ブレインストーミング

顧客がカフェに求める物。
・コーヒー
・休憩/贅沢な時間の使い方
・雑談/コミュニケーションの場所
・ブレークファースト/ランチ/オシャレなご飯
・ノマドワーキング/特殊な働き方
・時間潰し/待機場所
・商談/交渉スペース
・SNS映え/センスの共有
・おやつ/甘党
・新鮮で意識を変えられる空間/目の保養
・スタッフとのコミュニケーション/人間関係構築
・流行り/時代に乗ってく人
・暖かい場所/寒さからの避難
・新規性/目新しい店・目新しい商品
・デート/女子が好きそうなお店/男子が行きたくても行けない
・優雅/リッチさ


リゾートに求める物
・安寧/リフレッシュ
・休息/身体と精神の安らぎ
・刺激/新たな体験・感覚
・景色
・歴史
・伝統
・文化
・サービス
・料理
・レジャー
・スリル
・温泉
・神秘
・健康
・極楽
・天国
・記念
・お祝い
・自然
・ドライブ
・言語
・イベント

観光に求める物
・地域性
・文化
・歴史
・伝統
・特産品
・食べ物
・お土産
・交通の便
・ガイド/その土地の情報
・景色
・自然
・レジャー
・スポーツ
・宿
・キャンプ
・コテージ
・ホテル
・旅館
・別荘
・温泉
・サウナ
・気温
・ドライブ
・所要時間
・季節での違い
・イベント
・健康
・神秘
・神社巡り
・寺巡り
・祭り
・クルーズ
・舟
・釣り
・海水浴
・そば打ち
・陶芸
・特産品製作
・ショッピング
・方言
・言語

茨城にあるもの
・水戸納豆
・北茨城あんこう
・ひたちなかさつまいも
・行方れんこん
・ピーマン
・みずな
・せり
・小松菜
・はくさい
・チンゲンサイ
・鉾田メロン
・ジャガイモ
・なかかぼちゃ
・笠間栗
・ローズポーク
・奥久慈卵
・奥久慈軍鶏
・常陸牛
・イワシ
・サバ
・コイ
・大子鮎
・かれい
・鹿島たこ
・うなぎ
・はまぐり
・しじみ
・さざえ
・伊勢海老
・水戸黄門
・水戸城跡
・偕楽園/庭
・千波湖
・徳川ミュージアム
・パラグライダー
・バンジージャンプ
・SUP
・ダイビング
・クルージング
・ジェットスキー
・神峰動物園
・レジャーランド
・つくばわんわんランド
・大洗水族館
・ワープステーション
・霞ヶ浦
・利根川
・那珂川
・涸沼
・大洗海水浴場
・ウミウ
・日本製鐵
・日立製作所
・JX金属
・ケーズデンキ
・CYBERDYNE
・ホリイフードサービス
・大煙突
・鹿島工業地区
・筑波山
・龍神大吊橋
・JAXA
・JIEA
・牛久大仏
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キーワードをひたすら出したけど、後日さらにテーマを追加して、このキーワードたちからよりビジョン、ターゲット、コンセプトやプロモーション案など後日まとめたい。

◎物件探し

何かいい物件ないかなと思って今年の夏は阿字ヶ浦〜大洗付近を1日かけてウロウロした。

ネットを見ても実際に車で回ってみても賃借募集中のリゾートカフェに向いた物件はあまりなかった。

大洗・阿字ヶ浦の観光地エリアでも車で行かないといけないところにありきたりなカフェを作るだけでは魅力を上げるのはかなり難しい気がしてる。
観光地からのアクセスがかなり重要な気がする。観光するスポット歩いてたら途中にあるというのが理想。
観光スポットの動線の外でわざわざ行く価値のあるカフェってのは相当なカフェだと思う。

ロケーションと組み合わせたようなここでしか見出せないようなリゾートの風景のあるカフェを作れたら最高だと思った。

県外からでも旅行がてら羽を休めにふと寄りたくなるようなスポットにしたい。

立地は超重要ということで下見をしてた。

大方見回って今日はもういいかと諦めかけた時に阿字ヶ浦で元々海の家だった物件を見つけた。

入居者募集中の看板があり、賃貸に出されてたから管理会社にすぐに電話して事業利用可否と家賃を電話聞いてみた。

管理会社は他県の建設業者兼不動産会社だった。
その時は従業員さんに「オーナーに確認して折り返す」と言われた。
1ヶ月経っても全く音沙汰なく、痺れを切らして再度電話した。
その時はその会社の社長らしきおじいさんが出た。おそらく経験的にそう。

返答としては「事業用に貸したことはあるけど、続かなかったし。今後もカフェで出すにしても立地的に続かないだろうし貸せない」

なんともネガティブな返答をされて、別にすぐ何かやるわけでもないのに沸々と悔しさを感じた。

下の画像がそのロケーション。
めっちゃいいよね。目の前が海水浴場。

2枚目の画像がその海の家なわけだけど、Googleマップで見ると2021年からずっと賃貸に出されてるようでずっと空いててなおさらイラっとした。

あと不動産業者さんが地元企業じゃないのも、すごいいい観光資源持て余してるような気がしてまたイラッとポイントだった。
いつか見返したい。なんなら物件ごと買収するのが野望になった。

◎人材探し

後日加筆。

⬛︎イバフォルニア・ベース訪問

後日加筆。

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