
NovelAIでラフを5分で綺麗な絵にしよう(ゲーム会社所属のプロイラストレーターが解説)
某ゲーム会社でデザイン関係の仕事をしているmiyamotoです。
ここ数日ツイッターのTLに流れてくるAI生成キャラクター画像のレベルが段違いにクオリティアップしています。今後絵描き業界の脅威になりうると思ったので、「うかうかしてられない」と焦って使ってみました。
今までのキャラクター生成AI(元祖Stable diffusionやDall-E 2)は、長いプロンプト(AIに描かせる絵を指定する文章)を駆使して絵を生成していました。
的確なプロンプトが用意できないとかわいい絵は生成できず、意図通りのキャラ絵は描けない印象でした。
NovelAIは素人がパッと触っただけですぐかわいい絵が量産できてしまいます(怖すぎ!)
実際触ってみたんですが、
あっこれはイラスト業界これを機に変わってしまうな……
ってクオリティのものができました。
デザイナーがいなくてもプランナーが絵をサクッと描いちゃう時代はすぐそこかも……?
Novel AIを使うと何ができるの?
とにかくクオリティが高いキャラクターイラストが誰でも簡単に出せます
デッサン人形や大ラフから着彩済みのイラストを描いてくれます
(ラフ描いたら勝手にAIが清書をしてくれます!)
この記事で紹介すること
次の絵は、自分が実際に描いたカラーラフ(左)をNovelAIに清書させたものです(右)。

めっちゃ可愛い!!!!!!
左くらいのラフを描けば、最終的に右の絵を描かせることができます。
ただし、残念ながらカラーラフを入れれば一発でAIに右を描かせることができるわけではありません。
「ちょっと良くなったけど、まだまだ……。」という絵も出てきます。
自分は試行錯誤のすえ、上の画像程度のクオリティのImage to Imageの指定を
・再現性高く
・(慣れれば)5分で作れる
手順を発見しましたので、この記事で気になる方に紹介させていただきます。
(慣れれば)5分でできる!ラフからイラストを出す手順
改めて今回の作例を紹介します。

左のカラーラフをAIくんに描いてもらって右に清書にします。
準備
Novel AIの基本的な使い方
アカウント取得や基本的な使い方は他の方の記事で丁寧に説明されていますので、ご参照ください。
NovelAIを使うには1500円/月ぐらい必要です。
カラーラフを用意する(カラーラフのコツ)
カラーラフを手元に用意します。
ラフのコツですが、
シルエットは最終出力までほとんど変わらないので、得たいイメージのポーズをしっかりと描くことが重要です
表情は変わってしまうので、描きこまなくてOKです
色の面積比で出力結果が変わるので、肌や服のパーツの塗りは、しっかりと指定する必要があります
手順の概要
準備ができたら実際に制作してみましょう
制作は3ステップあります。
ここから先は
¥ 500

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?