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noteは自分のことを話せない人のためにある

飲み会終わりに気がついた。

「自分のことなんも話してないじゃん」

だから、こうやってnoteを書いているんだろうなぁと納得した。

異動する同期の送別会に誘われた。本人は「左遷されちゃったよ〜」と冗談っぽく笑っていたが、後々別の人に聞いたら、本当に左遷らしい。

あまり関わりのない同期なのでうっすらめんどくさかったが、とりあえず参加することにした。飲み会に顔を出すのは、それなりに大事なことだと思っている。僕も大人になった。

10数名が参加した焼肉屋での送別会。知り合いは2人しかいなかった。

名前を覚えるために必死に話を聞き、僕も相手の名前を呼んで話しかけた。「好きなYouTube」の話をふって、それなりに盛り上がったときは嬉しかった。僕は聞くばかりで自分のことは話せなかったけど。

自分のことを話したいのか、と聞かれたらそうでもない。むしろ、自分の話に興味あるのかな?とか心配になって、すぐに話を切り上げてしまう。

「はせべって謎だよね〜」

笑いまじりに言われるときがあるが、あたりまえである。話してないのだから。しかし、好きで謎を選んでるわけではない。

この前さ〜!みたいなことを言える人を心底尊敬している。自分の話に自信を持つだけでなく、予測不可能なリアクションをする可能性がある他人を信頼したその姿に僕はいつも憧れる。

だから、反応だけはしっかりしようと思っている。あなたは私を信頼してくれた。ならば僕はそれに精一杯応えさせていただきます。

武士の世界だったら、忠誠心の高いやつでのし上がれたかもしれない。

noteを書く理由は、自分の話をしたいからだと思う。もちろん楽しいからって理由もある。人気者になりたいって気持ちは、ないと言ったら嘘になる。

清純のような不純のような。

たまに「この人の話は誰が聞くんだろう?」と思う人がいるが、僕のようにこっそりnoteを書いているのかもしれない。

この世界はうまいことできている。




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