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苦手なネームを無理やりでも進める方法

三田紀房 先生の漫画「ドラゴン桜2」より
バカ鉢巻き


という勉強法を見かけたので、漫画制作に使ってみました。

私はネームを書くのが遅く、先月なんかは、32ページを7日掛けて描いてました。ほぼ下書きのようなクオリティで描いてたからでもありますが…。
遅い。あまりに遅すぎる。

先月の制作実績。赤い字の作品、7日シナリオ確定→8日からネーム開始で14日に提出してる…!


この勉強法を応用して、「目標である「8Pを3時間で」をクリアできなければ「バカ鉢巻き」を巻く」と家族に宣言して、やってみました。

結果、2.5時間でざっと書きのネームが9P分完成しました。
すごい効果。

今までそういう「目標」はあったものの、
できなかった場合のペナルティは無く、
漠然と「できなかったなー」と思うだけでしたが、
「バカ鉢巻きを巻く」という恥ずかしいペナルティがあると、
「やらな!」って言う気になりました。
(家族に宣言してからやるとより効果的)

あと、3時間のうちにめちゃくちゃ気が散って、
ご飯準備しようとしたり、
仕事の他の作業(アシスタントさんから上がってきた背景チェックとか、
長そうなメールの返信とか)やろうとしてしまってて、
「今3時間チャレンジやってるとこだってば!」と思い出して
他のは後回しにすることもできました。
こんなに気持ちとっ散らかってたんだな…

バカ鉢巻きいいですよ…! 

いいTips知りました。

「3時間で8ページ」とは

こちらの本から引用です

(略)私が主催するマンガ教室では、初心者であっても、台割りも箱書きもなしで、いきなリネームを3時間で8ページ描いてもらいます。ぶっつけ本番なので、コマ割りやアングルなどの演出が施されていない、いわゆる「顔マンガ」になってもよいし、テンポが悪くても構いません。とにかく、3時間で8ページのネームを切る体力をつけてもらいます。
 そこには、「鈍感力」も入ってくるでしょう。そして8ページのネームが3時間で切れるようになると、24ページマンガだったら9時間、32ページマンガならば12時間で切れる計算になります。
 つまり、一度の集中で作品の最初から最後までが描けます。これはとても大切なことです。ネームは一気に描いた方が流れ・テンポだったり、作品のテンションがコントロールできます。ネームは描き始めたら描き終わるまで決して油断しない集中力が重要な要素となります。

マンガストーリー&キャラ創作入門  田中 裕久 著

これを実践したいと思いつつも、挑戦してみては「やっぱり無理です先生!」「私にはこの手法は合わないらしい…」と思ってましたが、細かく「終わりの時間」を決め、そこにペナルティを課すと、できました。

馬力を出す方法は、ないわけじゃないってことだ…

この方法で、苦手なネームに挑戦していこうと思います(*´▽`)ノ

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