見出し画像

熱は熱いうちに

プロメア見ました。
2019年5月24日公開。

あの熱気が2年前……。
時の流れというのは恐ろしい。

公開当時からインターネットはものすごい熱気で、
観た誰もが高評価をするほどの一大ブームとなりました。

そんな傍らで私はいつか見よう見ようと思い本日、
暇だったので映画を探しているところアマゾンプライムにて無料公開していることを発見。
今日はこれを見ることに。

感想
劇場で観たかった……。

面白かったです。もちろん面白かったです。
だって『天元突破グレンラガン』『キルラキル』を産み出した
今石洋之・中島かずきタッグだもの。

なによりTRIGGERにより送られる今石ワールドの世界観がいい。
キルラキルで世界中を魅了した活きたキャラクターの動き、
他に類を見ない独自の映像美術も健在で、

これを劇場で目の当たりにしたならば
それだけで圧倒され惹きこまれること間違いない。

そして当時でも話題になった堺雅人の熱演も見所。
『半沢直樹』などで発揮された堺雅人のクールな演技、そして怒号、
堺雅人の持ち味を活かしながらしっかり堺雅人ではないキャラクターを創り出すことに成功していました。

ただ、すっかりブームも過ぎた今さら家のモニターで見ても
グレンラガンやキルラキルと変わり映えしない印象で、
「プロメア」だから良いというような印象はどうしても持てなかった。

シナリオ的にも今までのノウハウを活かした熱血シーンは
当然オタクとして燃えるものはあったものの、
グレンラガン終盤を見た時を超える勢いは得られなかった。(加齢?)

そして作品のキーとなるバーニッシュや黒幕の正体など、
キャラクターが突然ミステリードラマの犯人のようにペラペラと語りだすのも少し残念で、
そのバーニッシュの正体も並行世界というワードが飛び出てなんだか陳腐な印象を抱いてしまいました。

上述した通り映像美術やキャラクターデザイン、
演出に声優陣の豪華などは間違いなく一級品なので、
ブームのうちに劇場の大スクリーンで観ておくべきでした。

炎がテーマの作品だけあって、
熱は逃がすな、熱さは勢いのままに
というような映画でした。残念。

いいなと思ったら応援しよう!