自家組織で鼻フル ～鼻中隔延長＋鼻尖形成＋鼻翼基部&鼻背部細片軟骨移植～
症例概要
今回は、鼻中隔延長＋鼻尖形成＋鼻背部＆鼻翼基部 細片軟骨移植（肋軟骨使用）の症例です。
モニター様は目・鼻・人中・顎などいろんなところが気になるとのことで来院されましたが、まず最初に顔の中心である鼻の治療を行うことにしました。
お悩みは鼻尖が低いこと、鼻が短いこと、鼻翼基部がくぼんでいることでした。
術前の写真がこちらです。⇓
鼻尖の高さが低く、ややアップノーズで、鼻柱の後退もあり、鼻が短くみえますね。
その結果、人中が長く見えてしまいます。
鼻根部にはヒアルロン酸の注入の既往があり、少し高くなっているため、鼻尖が余計に低く見えます。
また、側面像では頬のボリュームがあり、鼻翼が頬に埋もれて見えます。
青井院長の治療プラン
鼻尖を下げて、鼻柱も少し下げて、鼻筋を少し出すことで短く見える鼻を改善しつつ、顔全体のバランスが整うことを計画しました。
気になるビフォー・アフター
それでは術後６か月の結果（正面）です。⇓
術後6ヶ月
鼻尖は細く、高くなったので、それに伴い鼻翼が内側に引っ張られて外側への張り出しが改善し、すっきりし印象になりました。
また、鼻筋ができて、鼻柱が少し下がったので短鼻が改善し、人中の長さが少し短くなった印象になりました。
次に斜めの像の結果です。⇓
斜めからでは鼻翼基部への細片軟骨移植が良い仕事をしており、中顔面が前に出て顔のバランスが整っています。
鼻背や鼻尖が高くなったのも斜めからだとよくわかります。
次に総合的な結果をお見せします。⇓
横からの像では、鼻翼基部が上がったことで、鼻翼が頬に埋もれているのが改善し、横顔がきれいになっていますね。
ダウンタイム
初回の鼻手術であれば、腫れが引くのは割と早いという印象です。
10日から２週間ぐらいあれば人前にでてもおかしくないのではと思います。
最後に傷跡の経過をご覧ください。⇓
まとめ
いつも思うのですが、鼻の手術は一か所だけやるよりも、いくつかの術式の複合で行う方がバランスを取りやすく、忘れ鼻にすることができますね。
忘れ鼻というのは、顔の中であまり主張せずに、自然な感じでたたずんでいる鼻のことを言います。
当院では出来上がりが生まれつきその鼻であったかのような感じを希望される方が多く、目標の一つとしています。
鼻整形を検討している方の参考になればと思います。
料金とリスク
料金（税込）
鼻中隔延長(肋軟骨採取代を含む)：990,000円(税込) 鼻尖形成：660,000円(税込) 鼻翼基部細片軟骨移植(片耳)：440,000円(税込)、鼻背部細片軟骨移植：440,000円(税込) 複合手術割引各10％
リスク
腫れ、内出血、感染、イメージと違う、傷跡が残る、左右差が気になる、術後一時的につっばり感が生じる、後戻り、鼻尖が少し曲がる、鼻尖部の軟骨の形が浮き出す、鼻先の感覚が一時的に鈍くなる、鼻翼が少し広がる、鼻の穴が正面から見えやすくなる、鼻尖が移動する、軟骨は10％程度吸収される可能性あり。
鼻整形のご相談は［宮益坂クリニック］まで！