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顔面の傷跡修正


症例概要

右上眼瞼から前額にかけての傷跡修正
モニター様は小学生のときに転倒して右の眉毛部周囲に挫創を受傷され、そのまま20年以上経過されていました。
傷は少しくぼんでおり、ファンデーションでも隠せないのでくぼみが改善できないかと相談をうけました。

青井院長の治療プラン

術前の写真がこちらです。

手術前

くぼんだ長い傷を治すにはレーザーよりも、もう一度傷をきれいに切り取って縫合するのが一番効果があります。

気になるビフォー・アフター

まず、切開デザインと縫合直後の状態をご覧ください。

傷跡修正手術の切開デザイン
傷跡修正直後

8-0という髪の毛の半分ぐらいの太さの糸で縫合しています。
眉毛を貫通して傷があるので、傷の修正の時に眉毛の位置がずれないよう細心の注意を払って縫合しました。

それでは術後6か月の結果(正面)をお見せします。

傷跡修正手術6ヶ月後(正面)

傷のくぼみはすっかりなくなり、目立たなくなりましたね。

6か月後の結果を斜めからもお見せします。

傷跡修正手術6ヶ月後(斜め)

傷跡修正手術全経過

斜めからだと正面からより傷のくぼみはよりはっきりしますが、術後はかなりきれいになったように見えます。
傷は修正手術をするとどのような経過をたどるのか、、個人差がありますが、このモニター様の場合はこちらです。

傷跡修正手術経過(正面)

1か月目は術前よりも目立っていますね。
これは傷を縫合するとまた炎症が生じてしまい、3-6か月は傷に赤みを生じることと、
場合によっては傷の成熟期(傷が治癒してから白く目立たなくなるまで)に盛り上がることがあります。
これを肥厚性瘢痕と呼びますが、テープによる圧迫療法を続けると大抵は良くなります。

斜めからの状態もご覧下さい。

傷跡修正手術経過(斜め)

くぼみの部分の影がなくなって、少しずつきれいになっていますね。

まとめ

ところで、、
鼻翼縮小の外側法をした後の傷跡修正の相談も良く頂きます。
こちらの傷跡修正は数段難しく、いろんなテクニックが必要になります。
またモニター様がいらっしゃれば解説したいと思います。

鼻翼縮小の傷の治り具合は以前、鼻翼縮小+鼻翼挙上モニターとして紹介させて頂きましたが、もう一度参考までにお見せします。

鼻翼縮小+鼻翼挙上手術後の傷の治り方

料金とリスク

料金(税込)

傷跡修正2㎝まで 165,000円

リスク

腫れ、皮下出血、感染、瘢痕形成(傷の肥厚や陥凹など傷跡が目立つ可能性がある)、 瘢痕拘縮(引きつれ)、ケロイド形成、真皮縫合糸(中縫いの糸)が出てくることがある、縫合糸膿瘍、傷が長くなる、ドッグイヤー(傷の両端が盛り上がる)、修正前より目立つ、テープかぶれ

顔面の傷跡修正のご相談は[宮益坂クリニック]まで!


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