考え方の柱とは?

つまり、人は多様なものをみるときに、わけることと、似ている点でつなぐ(グルーピングする)こと、このふたつの面から理解しようとしてきたのです。

「わけること」と「つなぐこと」は、現在も、私たちがものごとを理解するときに「考え方の柱」を与えてくれるものなのです。
漢字で書けば、一方は分類、もう一方は系統ということになりますが、科学だけの話ではなく、生物も生物でないものも、ぜんぶひっくるめて、多様なものを理解しようとするとき、必ずこのふたつの面から見ているのです。

三中信宏氏〜ダーウィンの贈り物〜