家事のほかにやる事はない
先日のお坊さんのお話のまとめ。
お寺での日常行われている作業は、作務と言われていて、世に言う日常の家事と言われることと同じだそうです。
この作務…
家事がこれからの世の中でポイントになってくるのではないかとおっしゃられていました。
お話しなさっているお坊さんの修行時代のお寺の玄関に「家庭厳守」という言葉が掲げられていて、「寺は、家なんだ。これからこの家で過ごすんだ。」そう思ったとおっしゃられていました。そのお寺で過ごす修行時代の作務。その作務は、家事。家事が作務(修行)になっていく。
家事は、当たり前のことを当たり前にやること。
家事は生きていく事。
それを淡々と毎日やっていく修行。
だけれど…
何も起こらないと思っている日常の中に何かが起こっている感覚を味わう。何かが起こっていることに気づく。
そんな修行。
花は目指して咲くものではなく自然に咲く。
どんな文化の人も同じように生きていて、同じように家事をしていて、それは修行。
お寺では、修行である作務の他にやる事はない。
この世の中、生きていくために家事の他にもやる事はない。きっとシンプルにそこに帰っていくのかも…と思ったりします。